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FAIRY TAIL 魔道を歩む忍

作者:コロナ
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二人の救世主の章
  第四十四話 妖精女王VS怪人

第四十四話 妖精女王VS鬼人

突如として襲撃あったマグノリア。とある五人組が攻撃してきたのだ。そしてその中の一人『干柿鬼鮫』とエルザが対峙していた。鬼鮫は忍び一族の生き残りで、忍刀七人衆の一人だった男。忍刀七人衆とは忍び一族に伝わる7つの忍刀を操る者たち。鬼鮫が所持しているのは大刀・鮫肌。幾重の棘状の刃が重なった刃で、削る事に重点を置かれている巨大な忍刀。相手の肉体だけでなく、魔力さえも削り取って吸収し、持ち主に還元して回復させる能力を持つ

「一つ問おう。貴様らの目的は一体なんだ!!?」

「目的ですか。私が言うと思いで?」

「だったら力ずくで聞くまでだ!!!」

エルザは鬼鮫に向かい剣を構え突進する。それを鬼鮫が迎え撃った

ガキン!!と金属音を響かせながら二人は剣を振るい続ける

「中々いい腕をお持ちだ。どうです?我々と来る気はありませんか?」

「何を言うかと思えば‥‥くだらん!!!」

「やはりそうでしょうねぇ」

鬼鮫はエルザから距離を取り印を結ぶ

「水遁・水鮫弾の術!!!」

鬼鮫の足元に突如として水が出現しその水が鮫の形となりまるで水の中を泳ぐようにエルザに突進していった
それがエルザに直撃し水が弾け飛ぶ。しかしエルザはそこに立っていた。何もなかったかのように

「なるほど。水鮫弾が当たる瞬間にあなたの得意とする高速換装で耐水効果のある海王の鎧になりましたか。さすがですね、ティターニア」

「まだまだここからだ。行くぞ!!」

エルザは次に天輪の鎧へと換装した

「天輪・三位の剣(トリニティソード)!!!」

一気に鬼鮫との距離を詰め三角形を描くように切り裂く。しかしそれを鮫肌で防がれてしまった

「一つ教えしておきましょう」

と持っている鮫肌をエルザの肩へ乗せ

「この鮫肌は切るのではなく‥‥削る!!!」

鮫肌を一気に手前に引っ張りエルザの肩をその鮫肌特有のトゲ状の刃で鎧ごと削り取った

「ぐううっ!!」

「ギィギィギィ」

「ほう。鮫肌が喜んでいますよ」

鮫肌は意志を持つ刀。ゆえに気に入った魔力を食すと嬉しがるのだ

「意志を持つ刀か。面白い。換装黒羽の鎧!!黒羽月閃!!」

エルザの振るった剣から斬撃が生まれそれが鬼鮫に向かっていくが

「甘い」

鮫肌を振るいかき消した

「くっ‥‥」

「面白い。実に面白い戦いですよ。妖精女王(ティターニア)。特別にお教えしましょう。我々がなぜこの街を襲ったのかをね」

エルザは剣を持っている腕を下ろす

「我々の目的はただ一つ。九尾ですよ」

「九尾だと!?何故だ!!」

「我々は尾獣と呼ばれるものを集めています。その中の一つが九尾なのですよ。そしてその人柱力を捕獲することが目的です」

「待て。人柱力?一体なんだそれは」

「人柱力とは尾獣を己の身体に取り込んだ者のことですよ。私からも一つと問いましょう」










「"うちは"キョウはどこです?」

エルザは困惑した。キョウの名前ならわかっている。しかしうちはとは聞いたことがないのだ。まさかとエルザは思う

「まさかーーーー」

「ええ。そのまさかですよ。あなたたちが知るキョウは私と同じ忍び一族なのですよ」

「キョウが忍び一族‥‥だと‥‥?」

エルザが呆然としていると

「水遁・水鮫散弾の術!!!」

先ほどの水鮫弾よりも数を増やしエルザへ攻撃する

「換装ーーーぐはぁっ!!!」

エルザの高速換装でも間に合わずに耐水効果のない天輪の鎧でそれをモロにくらってしまった

「いきなり何をする!!!卑怯だぞ!!!」

(しかしなんと言う威力の魔法なんだ‥‥もう一度あれを喰らったら確実に死ぬ!!)

「戦いの中で呆然としているあなたが悪いのですよ。これで終わりではありませんよ。水牢の術!」

頬をぷくっと膨らませ口から大量の水を吐き出しそれがエルザの周りを囲う

(な‥なんだこれは‥‥息が‥‥)

「水遁・五食鮫!!!」

その球体となった水に手のひらを押し付けた。その瞬間に水牢の中に先ほどの水鮫が出現しエルザの身体中をズタズタに噛み砕いた。水球がじわーっと赤く染まる。エルザの血液で赤く染まった

「ティターニアといえど所詮はまだ子供ですね。たわいもなかった」

鬼鮫がその場を去ろうとした瞬間に赤く染まった水球が弾け飛んだ

「ま‥‥まだ‥‥‥私は‥‥負けてなどいない!!!」

天輪の鎧から紅桜を換装していた。さらしに魔力を持たない装束だった

「まだ生きていたのですか。しぶといお人だ。ならば一気に決着といきましょうか」

「私は負けん!!!!」

「水のないところでは威力がやや劣ってしまうのですが‥‥まあいいでしょう」

エルザは残っている全ての魔力を紅桜へ込めて鬼鮫に剣を突きつけながら突進する

「水遁・大鮫弾の術!!!!」

水鮫弾よりもはるかに大きい水鮫がエルザを食わんと言うばかりに口をあけエルザに向かっていく

(くくく‥これはただの忍術ではありませんよ)

「何!!?一体どういうことだ!!!」

ある異変が起こった。それはエルザの持っていた紅桜が小さくなりそしてエルザ自身の換装も解け普段身につけている鎧になっていたからだ。それに加え鬼鮫の大鮫弾の術が先ほどよりもデカく立っている事だ

「この忍術は魔力を吸い取る。相手の技や魔力が高ければ高いほど、この忍術は大きくそして強くなるのですよ」

「ああぁああああっ!!!!」

なすすべもなくエルザはそれをくらってしまった







「さて。もう一度聞きます。うちはキョウはどこです?」

「な‥仲間を売るなど‥‥できるものか‥‥」

鬼鮫はニヤッと笑う

「あなたたち魔導士が毛嫌いしている忍び一族を仲間と呼ぶのですかおまけに人柱力だというのに」

「忍び一族だろうが、魔導士だろうが‥‥キョウは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の仲間だ!!そんなことは関係ない!!」

残る力を振り絞りエルザは鬼鮫にそう怒号をあげた

「くだらないですねえ。教えて差し上げましょうか?忍び一族の事を」






「喋りすぎだ。鬼鮫」

突如として現れたのは赤い髪の男

「すみませんね。コウガさん」

「鬼鮫。お前は戻れ。残る『尾獣』を集めてこい」

「わかりました。それではエルザさん、またお会いしましょう」

そう言うと鬼鮫はどこかへと走り去っていった

「お前は‥‥何者だ‥‥?」

「そうだな‥お前たちから言えばこの世の痛み。ペインといったところか」

「この世の痛み?一体‥何の‥ことだ‥‥?」

「お前たち魔導士には決して分からぬことだ。それより九尾の人柱力の居場所を吐け。でなければ殺す」

コウガは手のひらから黒い棒を出現させる

(何だ‥‥?この嫌な感じは‥それに"あの眼"普通ではないな)

「さっき鬼鮫にも言ったが、仲間を売るなどできるものか」

「ならば殺すしかないな」

エルザは剣を強く握りコウガの前へ突きつけた

「やってみろ‥‥!!」

第四十四話 完 
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