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詩集「棘」

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哀しみは残酷なまでに



ずっとずっと会えなくて
息の詰まるこの日常は
きっといつか消えてなくなって
君と笑える日が来るのかな?

穏やかな日和さえ
胸をきつく締め付ける
流れゆく雲にさえ
君の顔を思い出すから…

哀しみは残酷なまでに
僕の心を切り刻む
触れられぬ君の温もりは
永遠に得られないから…


滲む想い緩やかに
精神(ココロ)蝕んで逝く
君がここにいないだけで…もう…


愚痴を溢す相手もなくて
とても苦しい時は流れゆき
今も君を心から想ってる
たとえ僕がここから消えても…

握りしめた拳は
歪んだ心 押し付ける
頬に触れた風さえも
僕を嘲笑っている様で…

哀しみは残酷なまでに
君との記憶映し出す
今日も会えぬ君の姿を
僕の内へと綴じ込めた

哀しみは残酷なまでに
君への愛を試してる様で
明日も聞けない君の声で
涙が不意に…零れたよ…

哀しいまでに…生きている…



 
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