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リリカルクエスト

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67日目 ゆういちははんろんした

ヴィータ「っそ そんなのお前に関係ね~だろ!!?」

関係ないか・・・

和解してるとは言え、俺もアンタ等に襲われてるんだがね。

シグナム「それを知ってどうすると言うのだ?」

大剣の切先をこちらに向けて構え、威嚇してるつもりだろうが、

悠一「その本に 結構な魔力を吸収させてるんだ ここら辺で問題を起こすなら 俺にも何らかの被害が出るかもしれない 現に先日 アンタ等に問答無用で襲われたからな」

ヴィータ「・・・それは!!」

シグナム「言うなヴィータ」

ヴィータ「でもよ・・・」

悠一「そう言えば 騎士とか言ってたな 騎士ってのは そうやって人から魔力を奪い取る奴の事を言うのか?」

シグナム「っ 知ったような事を言うな!!」

ヴィータ「何も知らない癖に・・・ こうでもしね~と はやてが助けられないんだ!」

俺が思い描く騎士とは正反対の行為をしてるので、そこを突いたら猛反論してる。

それに、さっきから出てる人物はやての為?

悠一「そのさっきから出てるはやてって奴を救うってのは大層な事だけど そのはやてを救う為なら 無関係な人がどうなってもいいっての? それが騎士って言うのなら 騎士って名乗らない方が良いよ 何も知らない癖に? アンタ等の事情は知らん 仮に俺や他の奴が魔力を必要として はやてとやらにアンタ等と同じ事をしたらどうなると思う?」

シグナム「そんな事は 我等がさせん!! 主を守るのが我が役目だ!」

ヴィータ「っそ そうだ! そんなのやらせね~っての」

悠一「でも アンタ達はそれを他人にしてる そこの女の子達は 友達を傷つけられて怒ってる わかるか? アンタ等ははやてってのを口実に 魔力集めを正当化してるだけ」

俺は2人に【呪いの指先し】を向けて動きを封じ、気を失っているファタリテとフェイトに近付き、【マホアゲル】で消費した魔力を回復した。

アリシアといい、これで2人も少ししたら目が覚めるだろう。

シグナム「っぐ 身体が動かん 杉田悠一 貴様何をした!?」

ヴィータ「身体が重てぇ 何なんだよったく・・・」

悠一「俺が何をしたのかなんて 教える必要ないでしょ アンタ等だって魔力を集めてる理由教えないんだから っま 無理にでも理由を吐かせる事出来るけどどうする? この子達が目を覚ますまで待つよ」

【セナハ】を用いれば、言いたくない事でも強制的にしゃべらせるのは出来る。

でも、直ぐそうしないのは、テスタ3姉妹にも事情を聴かせる為。

アリシアはどうか知らんが、ファタリテとフェイトは俺を疑ってる節があるので、変な疑惑で厄災(うんのよさ)が炸裂して欲しくないだけだ。

2人は無言で目を向け合い、念話でもしてるんだろう。

すると、

ザフィーラ「将 無事か!?」

シャマル「シグナムとヴィータは任せて ザフィーラはあの子の足止めを」

ザフィーラ「任せておけ」

デッカイ犬みたいなのと、緑なお姉さんが現れた。

動けないから、念話で仲間を呼んだのか・・・ そうか、そうですか。

そこまでするのなら、こっちもそうするわ。

ふくろから、【ルビスのつるぎ】を取り出し、

悠一「アンタ等が言いたい事はわかった ここで葬って はやてって奴から 迷惑料で魔力吸収させてもらうわ」

ザフィーラ「我等守護騎士がそうはさせん!!」

シグナム「気をつけろザフィーラ 奴は反応通りの魔力ではないぞ!」

ヴィータ「早くこの魔法解いてくれよシャマル」

シャマル「・・・わかってる ちょっとまって」

なんか言ってるが、前回の時よりも魔力を解放させ、

悠一「アンタ等は他人から魔力を奪ってるんだ 仕返される覚悟もあるって事でしょ?」

シャマル「何・・・この魔力・・・」

ザフィーラ「っ! シャマル 早く将とヴィータに掛かってる魔法を! よもやこれ程の魔力とは」

ヴィータ「ヤベえぞ! 前ん時より魔力デカいじゃねえか!?」

シグナム「ああ しかし 主の為 我等はここで倒れる訳にはいかない」

ヴィータ「でも どうすんだよシグナム?」

シグナム「シャマル 我等の動きを封じてる魔法は解けないか?」

シャマル「・・・何よこれ ベルガ式でもミッド式でもない魔法だなんて・・・」

ヴィータ「どうなんだよ? 早くしねぇとザフィーラが」

シャマル「ごめんなさい すぐに解けないかも・・・」



ザフィーラ「がっは!!!!」

3人「「「ザフィーラ!!!」」」

何話してるか知らんけど、犬は死なない程度にボコっといた。

コイツがキラーパンサー種だったら、ラパンに知られでもしたら無茶苦茶怒られて愛好家剥奪モンだな。

ってか、殺しでもすれば、どっかの動物愛護団体から抗議きそう。

悠一「これが守護騎士? 騎士名乗んない方がいいよ で そっちのお姉さん その2人に掛かってる呪いをアンタに解けんの?」

シャマル「っく 貴方なんかに はやてちゃんをやらせたりはしない!!!」

なんか魔法を放とうとしてたので、こちらも【マホトーン】を唱えた。

シャマル「っ!! 魔法が発動しない??」

魔法しか攻撃手段の無い連中から言えば、マホトーンに掛かったら何も出来んだろう。

【理力の杖】でも装備してるなら、非力な魔法使いは魔法を封じられてもMP消費してちょっとした打撃を与えられるけど、流石にそうじゃないでそ?

シャマル「・・・どうして!? 貴方 何をしたの?」

悠一「教える必要はない」

さっきから、自分達の事情・理由は教えないが俺のした事は教えろって、虫が良すぎるでしょ。

なので、素敵な笑顔もとい【冷たい笑み】で流してあげた。

コレと魔力にビビったのか、緑のお姉さんは顔面蒼白になってるし、シグナムは平静を装ってるが、ヴィータも緑のお姉さん同様になってる。

シグナム「・・・杉田悠一 何故お前は我等の邪魔をする?」

悠一「それに答えて欲しければ 何故他人から魔力を奪ってんだ? はやてってのを救うとか言ってるけど 偽善にしか聞こえんよ」

シグナム「偽善と思われても構わん だが その理由を教える訳にもいかないのだ」

悠一「そう なら覚悟出来てるよね? アンタ等片付けたら はやてってのにアンタ等がしてたのと同じ事するわ」

ヴィータ「やめろよ!!」

シャマル「お願い 私達はどうなってもいいから はやてちゃんだけは!」

加害者が被害者ぶるのはヤメテくんない?

目には目を、歯には歯をってことわざでも学んで来い。

こっちは話すか話さないかの譲歩は既にして、アンタ等の返事は戦う事だったじゃん。

何を今更って感じなんですけど・・・

自称騎士だから、騎士道もなにもないんだろうと捨て、

悠一「自分達はいい 自分達がされるのは赦さない 矛盾してんだよ 自称騎士さん達」

茶番に幕を下ろそうとした時、

???「待って!!!」

ここにいない第三者の声で抑止される。


今度は何なんだよ・・・・・

 
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