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イナズマイレブン~クロスライジング~

作者:shoogel
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雷門紅白戦!

 
前書き
ついに決勝戦前日!
響木監督が告げた、紅白戦! 

 
響木監督が監督に就任して数日が過ぎ
ついに明日、帝国との試合前日になった。

「よし集まったな……」

俺たちは響木監督に練習を止められ
監督のもとに集まっていた。

「部員全員集まりました!」

円堂が全員居るかを確認し監督に伝える。

「今日の練習は終わりだ」

「えっ!まだ一時間しか練習してないんですよ!?明日は帝国との決勝戦なのに!」

「あくまで練習が終了だ」

「?どういう事ですか……?」

俺はわからず監督に問う。

「お前ら!今から紅白戦を行う!」

「紅白戦!?」

「今からチーム分けを行う、各自言われたチームに入れ!」



雷門Aチーム
FW豪炎寺 マックス
MF少林寺 半田
DF栗松 影野
GK雷藤



雷門Bチーム
FW染岡 宍戸
MF目金 土門
DF壁山 風丸
GK円堂



というチーム分けになった。

「お、おい!雷藤お前、GKも出来んのか!?」

染岡が俺に話し掛けてきた。

「ん〜、まぁそこそこね、一応全ポジション経験してるから」

「す、凄いっスね!全ポジション出来るなんて!」

「それ程でもないけどな…、そういえば響木監督。何故俺がGKしたことあるって知っていたんですか?」

「前に野生中と試合をしただろう?」

「は、はいしましたが…」

「俺はその試合を見ていたんだ。その時の試合でお前は、円堂が弾いたボールの行き先を瞬時に判断し、円堂のカバーに向かいクリアした。そのボールの行き先を瞬時に判断するスピード、危険を察知する力……。その力はGKの基本の動作……躊躇いない判断の速さを見たことで判断した」

「何言ってるかわからないけど……わかりました」

「まぁいい、早く各自ポジションに着け!」

「「「はい!」」」



「うわっ!ここからの眺め懐かしいなぁ」

俺はゴールエリアからの眺めを堪能していた。

「いいか!今から紅白戦を開始する!」

響木監督の声が響きホイッスルを握った。
そして、ピ───────!
ホイッスルの音が響いた。

「行くぞ、松野」

「オッケー!」

まずは豪炎寺とマックスが前線を上がって行く。

「通さないぜ!」

土門が豪炎寺のブロックに入る。

「……っ!松野!」

「ナイス!」

マックスがボールを受けて上がって行く。

「半田!」

マックスが上がって来た半田にパスを出す。

「やらせないぜ!」

風のように速い風丸がマックスのパスをカットした。

「よし!」

風丸がドリブルでそのまま上がって行く。

「目金!」

風丸が目金にパスを出し、チャンスを広げる。

「わわっ!ど、土門くん!」

「ナイスパス!目金!」

目金はワンツーで土門にパスを出し俺に近づいて来る。

「行けっ!宍戸!」

「はい!」

土門が出したパスが宍戸に渡り、宍戸がゴールを狙う。

「手加減しませんよ!雷藤さん!」

「来い宍戸!」

宍戸が大きく足を上げボールに光が集まって行く。

「いっけぇ!グレネードショット!」

グオォォォ!と音を立て俺に迫る。

「この技も久し振りだな……!」

俺は両手を前に出し、力を集中する。

「はぁぁぁぁ!サンダーウォール!!」

俺の前に雷の壁が現れボールの威力を奪っていく。
シューゥ パシ 俺の手にボールが収まった。

「よし!」

俺は久し振りのGK技を見事に成功した。

「えぇぇ……、嘘でしょぉぉ……」

宍戸が髪をぐしゃぐしゃしながら叫ぶ。

「良いシュートだったな!」

「次は決めますよ!」

俺は取ったボールを足元に置きドリブルを始めた。

「う、嘘!!」

宍戸が驚いたように俺を見た。

「行かせるかよ!」

染岡がディフェンスに入るが俺はターンで染岡を抜いた。

「うおぉぉ!キラースライド!」

土門が必殺技で俺を止めに入る。

「半田!」

「雷藤!」

雷藤─半田─雷藤 とワンツーで土門を追い抜く。

「豪炎寺!アレやるぞ!」

「ああ!」

「「はぁぁぁ!!」」

俺と豪炎寺はボールを同時に蹴り、叫んだ。

「「イナズマ2号!!」」

青と紫の電気を纏ったボールが円堂を襲う。

「ゴッドハ……っ!間に合わない!熱血パンチ!!」

グググッ とどんどん円堂が押し込まれそして。

「ぐわぁぁ!」

ピ──────!

雷門Aチームが先取点を奪った。

「「よし!」」

パシーン! と俺と豪炎寺はハイタッチを交わした。

「くっそお!やるなぁ雷藤、豪炎寺!」

「次も決めてやるぜ!」



「サンダーキャノン!」

俺が放ったボールは円堂一直線に向かう。

「ゴッドハンド!」

キュイーン バシン!
………。この前の再現みたいだ。

「だあぁぁぁ!くっそぉぉぉ!」

「やられたらやり返す。倍返しだ!」

円堂はニカっと笑い、何処かで聞いた事のある言葉を放った。



「ドラゴンクラッシュ!」

染岡のシュートがゴールを襲う。

「やらせるか!サンダーウォール!」

雷の壁が威力を奪うが完璧には止められず弾いてしまった。

「くっ……!」

体勢を崩し立て直そうとしていると。

「もらったぁぁぁ!」

弾いたボールの先にはゴールから上がってきていた円堂が来ていた。

「おおぉぉ!」

バン! と溢れたボールを円堂が押し込み試合は振り出しに戻った。

「よし!これで振り出しだぜ!」

「やるな円堂!だけどこれ以上点はやらないぜ!」

その後、お互い互角の勝負を繰り広げ勝負は引き分けに終わった。

「良い勝負だったな!」

円堂が俺に手を差し出す。
俺はその手を握り明日に向けて意気込んだ。

「明日は俺らが勝ぁつ!!待ってろ帝国!」

それを聞いた他のメンバーも明日に備え
最後の調整をするのだった。 
 

 
後書き
円堂「ついに決勝戦だ!」
雷藤「ああ!ワクワクするな!」
豪炎寺「ついに帝国との勝負か……」
染岡「絶対俺らが勝つんだ!」 
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