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リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
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第百十七話 学校名

 
前書き
天使軍団を全滅させた大輔達は…。 

 
天使軍団を全滅させた大輔達は残りの1時間を有意義に過ごそうとしていたが。

ゲンナイ「お、お主達…」

大輔達が手渡してきたブツを見つめながらゲンナイの表情がヒクヒクと引き攣っている。

大輔「んじゃあ、デジタマのデータのことはゲンナイさんに任せたぜ」

はやて「サボったりなんかしたら許さへんからな。」

なのは「もし、天使型デジモンが変わってなかったらスターライトブレイカーだからね」

ゲンナイ「し、しかしこの量をわしが…?」

一輝「何だ?今まで散々俺達に問題を押し付けておいて自分がそうなるのは嫌だってのか?」

エリオ「ゲンナイさん、最低ですね」

一輝とエリオが絶対零度の視線がゲンナイに突き刺さる。

すずか「やってくれないと私、ゲンナイさんのデータを書き換えちゃうかも…」

何やらケーブルやら何やらを出し始めるすずか。

ゲンナイ「~っ!!わ、分かりました…」

全身真っ白になりながら頷くゲンナイ。

賢「(すずか…恐ろしい…)」

キャロ「(未来でもあんなでしたけど…)」

胸中で呟く賢とキャロ。

ゲンナイ「と、とにかくじゃ。お前達のおかげでデジタルワールドの全てが救われた。いずれこのデジタルワールドも、お主達の世界も本来あるべき姿に戻るじゃろう」

大輔「ああ、俺達の世界となのは達の世界があるべき姿へと戻るんだ。」

フェイト「うん。頑張ったもんね私達。」

ユーノ「世界が一つとなるのにどれだけかかりますか?」

ゲンナイ「そうじゃなあ、なのは達の世界で約二年後じゃな。ある程度、時間を合わせないといかんし。それに混乱が起きないようにしないといかん」

ルカ「そうでしょうね。いきなり無いはずの場所が現れたら混乱が起きます。」

ゲンナイ「うむ」

真剣な表情で頷くゲンナイだが、次の瞬間表情を崩す。

ゲンナイ「それはそうとな。現実世界に選ばれし子供のみの学校を創ろうかなと思っとるんじゃよ」

全員【学校?】

ゲンナイ「そうじゃ。ミッドチルダの選ばれし子供達。そしてこれから選ばれてくるであろう子供達がデジモンと共に学べる場所じゃよ。因みにわしは教師…」

大輔「あんたが先生なら俺は満面の笑顔で速攻に退学届けを出すぞ」

全員【うん】

大輔の発言に全員が頷いた。

ゲンナイ「ぬうう…」

フレイモン[なあ、先生になれそうな奴知ってるか?]

ブイモン「そうだな、スカエリッティにプレシアくらいじゃないか?デジモンに理解ある大人で教師やれそうなの」

賢「確かにリンディさんは管理局の人間だから頼めないよな……」

大輔「まあ、プレシアとドクターに頼んでみるか。ゲンナイさんは校長でいいだろ」

なのは「変なことされちゃあ堪らないからね」

ゲンナイ「わしは人望ないのう…よし、では学校名は出磁樽(デジタル)学園で…」

全員【却下。名前が安直、そしてダサい】

速攻で却下されたゲンナイの学校名。

大輔「何だよ出磁樽って?センス最悪だろ」

なのは「私だったらそんな学校行きたくない」

全員【うんうん】

ゲンナイ「ぬうう…」

ブイモン[もう少しマシな名前は考えつかないのか?]

チビモン[ネーミングセンスゼロ]

デジモン達も酷評である。

大輔「いっそ聖竜学園でいいだろ。こだわらないなら…」

チラリとブイモンを見遣りながら呟く大輔。

ブイモン[聖竜学園?]

フェイト「あ、それでいいかもね。私達は竜系が多いし」

はやて「出磁樽なんて暴走族ネーミングよりよっぽどええわ」

賢「ぶっちゃけ、学校名なんて簡単な物でいいと思うしね。聖竜学園で行こう。」

学校名は聖竜学園に決定したのだった。































争いの無くなった世界の時間は、ゆっくりと穏やかに流れてゆく。
子供達は、以前初めてデジタルワールドで夜を明かした場所にやって来ていた。
柔らかい芝生の上にパートナーと寄り添って座り込み、太陽が煌めく青空をぼんやりと眺めている。
今までは、こうやって自分達がのんびり気ままに過ごしているこの一瞬の間にも誰かがもがき苦しみ、涙を流し、誰にも知られることなく闇の中に消えていっていた。
けれど今は違う。
もう誰も苦しむ必要は無い。
敵も味方も一緒になって、幸せを掴めるのだ。

アリサ「懐かしいわよね。ここで私達、この世界に来て最初の夜を過ごしたのよね?」

ユーノ「そうだよ。ワームモンがスティングモンに進化して、シードラモンと戦ったんだ」

デジタルワールドの時間にすれば半年。
現実世界の時間であれば1週間も経っていないのに何故か懐かしく感じる。
手に残る芝生の感触も。
暖かな陽気も。
身体に触れる全てが冒険の日々を思い起こさせるものになる。

大輔「さてと…俺達も帰らないとな…」

アリサ「ん…そうね」

コロナモン[今日の飯は何かな?]

アグモンX[お母さんが作ったご飯が食べたいよ]

腹を擦りながらアグモンXが情けない声を出す。

ゲンナイ「選ばれし子供達よ」

全員【ん?】

全員が声がした湖の方を見遣ると何故かやたらでかいカメモンの背中に乗ったドラゴン○ールの某仙人を思わせるゲンナイがいた。

はやて「ああ!!」

ギルモン[亀○人のじいちゃんみてえだ]

ワームモン[他ジャンルネタ止めてね]

ヤバいことを口にしたギルモンにワームモンがツッコミを入れる。

ゲンナイ「上を見てみなさい」

子供達が空を見上げると、先程と変わらず輝き続けていたはずの金色の真円は、今は何故かほんの僅かに端が欠けていた。

すずか「日蝕?」

不自然に欠けた太陽を見つめていた子供達は、どうしてか分からないが一抹の不安を覚えた。

ゲンナイ「あの影になっている部分、あれが君達の世界に繋がるゲートなんじゃよ」

大輔「つまりそろそろ帰らないといけないのか」

アリサ「そうなの…」

アリサが落ち込んだように俯いた。
もう少しこの世界にいようと思ったのだが、そうなら仕方ない。

チビモン[ねえねえ、現実世界に帰ろうよ]

ギルモン[そうだなあ、久々にはやての家に行きてえぞ]

すずか「帰ろうルナモン」

ルナモン[うん]

ゲンナイ「いかーん!!現実世界でデジモンが暮らすことは前代未聞の出来事で短期間ならまだしも、長期間は…」

言い切る前にブイモンがゲンナイの目の前に。

ブイモン[うらあああああ!!寝てろ爺!!!!]

ボグウウ!!

ゲンナイ「へぶぅ!!?」

ブイモンの全力の左ストレートを喰らったゲンナイは湖に沈んだ。

ブイモン[皆、今のうちに乗り込め!!]

フレイモン[よっしゃあ!!]

湖に沈んだゲンナイを華麗にスルーして全員がミッドチルダ行き、海鳴市行きの路面電車に乗り込んだ。

ワームモン[すずか!!]

すずか「うん!!発進準備完了!!」

賢「よし!!ゲンナイさんが復活しないうちに!!」

全員【出発!!】

因みに海鳴市行き。

賢、はやて、なのは、ユーノ、遼、すずか、アリサ。

ミッドチルダ行き。

大輔、フェイト、アリシア、エリオ、キャロ、ルーテシア、ルカ、スバル、ティアナ、ギンガ、一輝。

……今まで、数え切れないくらい沢山の試練があった。
同じくらいの絶望があった。
どんなところにも闇は必ず存在する。
それは事実だ。
だが、1番大切なことは自分の中の光を見失わないこと。
そして、独りぼっちの誰かを助けてあげられる勇気を持つことである。
例え悲しみの闇だって、理解してくれる人がいる限り幸せになれるのだから。

全員【また会う日まで!!】

再会を誓い、それぞれが別々の世界に。
こうしてOLDデジタルワールドの冒険は終わったのだった。






























おまけ

ルーテシア「そういえばキャロとエアって地味だよね」

キャロ「え!!?」

まさかの地味発言に驚愕するキャロ。

ルーテシア「だってキャロって大輔さんの完全下位互換って感じ。ブラックインペリアルドラモンにはパラディンモードがないから個性ないんだよねって、あれ?」

いつの間にかキャロとエアが消えていた。
































キャロ、エア「[ドラえも~~~ん!!!!]」

ブイモン[んあ?]←ドラえもん

モグモグ

たまたまドラ焼きを食べていたブイモンが振り返る。
確かにカラーはドラえもんと同じだが。

エア[ドラえもん!!新しい進化が欲しい!!というか個性が欲しい!!新しいデジメンタルをミラクルパワーで出して~!!]

ブイモン[…一体何があった?それから俺はドラえもんじゃない。]

無茶苦茶な要求をする後輩にブイモンは困惑するしかなかった。 
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