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詩集「棘」

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この愛に壊れたい




僕という不完全な人間(モノ)
君を愛する資格なんてない
それを知って尚
君を愛し求める絶望

伝えたい言葉が溢れだす
君を傷つけ…僕を傷つける言葉…
この世界に 生まれてきたくはなかった
愛を知らない氷の様なものに
なれたら良かった…

ah…神様 今すぐ僕を…
滅ぼして…

この愛に壊れたい…
僕は君をこの世界から奪って行きたい
この混沌とした感情…
抑えることの出来ない想い
きっと僕は日常を
君ごと壊してしまう…


黄昏の刹那の輝き…
忍び寄る夜の闇が
僕の心を少しずつ…変えてゆく…


心という不安定な形
君への愛でいびつに歪む
それでいても尚
君を抱きしめたい欲望…

止まらない感情が狂い出す
君を苦しめ…僕を苦しめる感情
この世界で 出会いたくなかった
愛してしまい嘆き哀しむだけの
こんな人生(トキ)は要らなかった

この愛に壊れたい
僕は君を この腕の中に
抱き続けたい
この混沌とした世界…
危うい精神の上に立つ
きっと僕は君のこと
心ごと壊してしまうから…

この愛に壊れたい…
僕は君をこの世界から
奪って逝きたい
この混沌とした感情
抑えること出来ない愛…
きっと僕は日常を
君ごと壊してしまう…




 
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