| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

歌集「春雪花」

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

10



 愛おしく

  想いし心の

    苦しみを

 嘆けど君は

   知る由もなし



 晴れたら日でした。光は惜しみ無く降り注いでいましたが、それが却って淋しさをつのらせました…。
 こんなにも愛していると言うのに、私がどれだけ苦悩しているかなぞ君は知りもしない…。
 君はきっと、新たな友達と楽しくしているのだろう…。



 いずれ来る

   君の幸せ

    願えども

 嫉妬したるは

    愚かなりけり



 君の幸せを願う…だが、その幸せの中には私は居ない…。私の知らない人と…。
 そう思う心のなんと汚いことか…。そんなことを思いはしても、やはり彼を誰にも渡したくはないと思う愚かさ…。


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧