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リリカルクエスト

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39日目 ゆういちはあきれている

すずかとアリサには以前、ドルマゲスの事を監視してるって言ってしまってるし、ここで出ていかないと後で、また何かさせられる・・・

負のスパイラルコンボが炸裂してしまいそうなので、大人しくレムオルを解除した。



クロノ「君達に危害を加える事はしない どうか指示に従ってくれないだろうか?」

さも当然な言い方ですな。

そもそも、ここ地球に管理局などと言う組織なんてないし、従う通りはないがユーノの、

ユーノ「みんな ここはハラオウン執務官に従おうよ」

一言で、取りあえずみんなは付いて行く事にしたが、ファタリテ達はプレシアさんの件で管理局を信用してないみたいで、バリアジャケットの解除を拒否。

なのは達もファタリテ達同様に、いきなり攻撃してきた相手との認識で、不信感から解除を拒否していた。

当然俺も、無条件で知らない相手を信じる訳がない。

まずは相手の出方を見てからでも、判断は遅くない。

そして、俺達は管理局とやらに強制転移させられた。
―――――
―――



転移後、皆が『ここはどこ??』と言い、ちびっ子が、

クロノ「ここは L級次元巡航船アースラだ これから艦長の元まで案内する」

管理局が保有する船だと説明。

クロノ「みんな バリアジャケットは解除してくれなくてもいい 僕がいきなり魔法を撃ったから警戒されて当然だ それと そっちのちっこいの それが本来の姿ではないんだろう?」

ちびっ子がユーノを見ながら話していると、

ユーノ「なのはにこの姿を見せるのは久しぶりかな? 他のみんなは初めてかもだけど」

フェレット姿から、俺達と同じ歳位の女の子の様な男の子?にトランスフォームし、

なのは「ユーノ君??」

驚いた様子のなのは。

ユーノ「うん そうだよ」

なのは「姿変えられるなんて 初めて知ったよ~!!」

ユーノ「そうだっけ? ゴメンね・・・」

なんかションボリしてる・・・ 



それから艦のブリッジに案内され、先程通信に出ていた女の人がいて、

クロノ「母さ・・・ 艦長 連れてきました」

???「ご苦労様 クロノ この艦の艦長を務めています リンディ・ハラオウンです 皆さん よろしくね」

クロノ「改めて 僕は時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ ちゃんと自己紹介できていなかったから言ておく あと 僕のことはクロノでいい」

ふ~ん、この人が艦長ね。

さてさて、どんな話をするのかな?

リンディ「先程は クロノ執務官が迂闊な攻撃をしてしまい 皆さんを巻き込んでしまい申し訳ございませんでした」

あらま、丁寧にお詫びを入れてくれてる。

ちびっ子も、申し訳ないと思ってるんだろうか、一緒に艦長と頭を下げて詫び、そんな悪い奴ではなさそうだ。

それから、こちらの全員も挨拶を交わし、

リンディ「クロノ執務官 記録を見ましたが あれだけの戦闘をしていたら 不用意な介入は今回の様な事態を招きますので 注意してください 確かにあの状況では 戦闘を停止して貰えないでしょうが 双方に攻撃をするなんて いらぬ(いさか)いを起こします もっと状況に応じた判断をしなさい」

艦長さんが言ってるのは(もっと)もだけどさ、それは無理だと思うぞ。

ちびっ子の奇襲攻撃は悪手だが、攻撃しなくてもどうなってたかはわからない。

見た目の相手はドルマゲスだが、実際は神鳥の杖に封じられた魔王ラプソーンがドルマゲスを操ってるんだから。

それを知らないから言えるんだろうな。

リンディ「そろそろ本題に移りましょう もうお分かりかと思いますが ジュエルシードについてです ジュエルシードについての危険性はご存知ですか?」

皆はユーノに教えられているので『はい』と答えている。

リンディ「それなら危険性については省略します 私たちはジュエルシードから発された次元震を探知してこの世界へやってきました 遠く離れた世界にいた私たちでも感知できる程の莫大なエネルギー量です 次元断層が発生するのではと 危惧していました」

ん? ジュエルシードがそんな力発揮した事あったっけ?と思い返してると、なのは達は一斉に俺を見ている。

特にユーノが何か言いたそうだ。

リンディ「この話もすでに聞き及んでいるかもしれませんが ジュエルシード程のロストロギアともなると 世界の一つや二つ消滅させるのは簡単です 過去にもロストギアが原因で いくつもの世界が次元断層に呑まれて消えています それ程ロストギアは危険な代物なのです ですから これからのジュエルシードの収集は時空管理局が担います 貴方達はそれぞれ 元の平和な日常に戻ってください」

ほ~、俺はジュエルシードの回収なんてしてなかったから別に気にしないが、ユーノのSOSに応じて回収を手伝っていたなのは達に、随分と一方的な言葉で厚意を無下にするんだね。

リンディ「本来 魔法の存在を知らない世界の人に魔法を見られる また 魔法を知られる様な行為などは禁じられています ましてや教えるなど論外です ですが今回は 速やかにロストロギアを回収しなくては こちらの世界に甚大な被害が出てしまうという緊急を要する事態であったので やむなく現地の方達に助力を求めたという形で処理しておきます」

遅れて来たのは棚に上げて、上から目線の説教ですか? 

そもそもお宅らが知らんだけで、この世界には俺達転生者が居て魔法があるんだから。


こっちが子供だらけだからと一気にまくし立ててるけどさ、みんなプルプル肩を震わせ始めてる。

くわばらくわばら。 南( ̄人 ̄)無

 
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