| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

52いざ、ミッドチルダヘ

俺はなのはさん達が帰った後、直ぐにグレモリー眷属、ヤマト眷属、イッセーをリビングに集まらせた

「旅にでるでって!?」

「あぁ、そうだ」

旅にでると言った俺に全員が驚いていた

「いつ、出発するの?」

「明日の朝だ」

また、皆驚く

「それは、また、急ですわね」

「今さっき決まった事だからな」

声のトーンが低いリアスが言う

「さっきの三人組と何かあったのね?」

「あぁ、これを見てくれ」

俺はなのはさんにもらっておいたオウガテイルの映る映像を見せる

「これは、一年前からなのはさん達の世界に現れたモンスターの映像だ。姉さんとオーレは分かったかな?」

「「オウガテイル……」」

「そう、かなりいじってあるけどオウガテイルなのは確かだろう。確証に通常魔法は歯が立たず倒せても霧となり翌日には復活してしまうらしい」

オーレを助けた戦闘を見ていた奴らは俺が瞬殺してしまったからよくはわかってはいないだろう

「それで、彼女たちはヤマトに助けを頼みに来たと?」

「あぁ、そうだ。俺達を助けてくれた恩もあるから、今度はその恩を返したいと思ってね。今回の頼みを受けてきたんだ」

俺はなのはさんに命を救われた、命の恩人の頼みを断ることはしないし出来ない

「もう、勝手にしなさい!」

怒りながらリビングを出て行くリアス

「リアス…………」

かなり怒ってきる……それに心で悲しんでいるのが痛いほどわかった

「一年は戻って来れないと思う」

「旅の事は後で聞きます。ヤマト先輩は今しなくちゃいけないことをしてください」

白音……そうだな、今はリアスの事だな

「ごめん、皆。行ってくる」

そう言い、俺はリビングを出て行く



「ヤマトだけど、入って良い?」

俺はリアスの部屋の前にいた、リアスと真面目に話をするためだ

「………」

部屋の中からの返事は無い

「壁越しになるけど、聞いてほしい。今まで構えなくてごめん。白音を奪ってごめん。リアスが泣いていることに気づかなくてごめん。五年前にも戻ってきたときにも守ると約束したのに破ってごめん。自分勝手でごめん。」

「………」

「なんか、謝ってばっかりだね、それでも、僕は謝ることしか出来ない」

部屋の中からすすり泣く音が聞こえてくる

「ごめんねリアス。リアスの寂しさをわかろうとしないで………」

「それは……私が………」

「こんなダメな俺が、リアスの夫として仲間として隣に立つのは失格だよね……」

これで、俺達も終わりか、短い結婚生活だったな

「リアス、最後に言わせて……」

「ヤマト………?」

「心の底から大好きだよ」

そう言い、俺は部屋の前から立ち去ろうとすると

「ヤマト待って!」

ドアが開きリアスが泣きながら抱きしめてくる

「私もヤマトが大好きだから!私の夫でいて!私の隣で私を支えて!私を捨てないで!」

泣きじゃくるリアス

「ごめんリアス。本当にごめん。リアスがいても良いって言うなら……隣に立ってリアスを支えるよ」

俺は素晴らしい妻を持ったな

「さあ、涙を拭いて夕食を食べにいこ。しばらくはここで食べれないから、リアスと楽しみたいしね」

「うん!」

(リアスって俺にかなり依存しているよね?あの状態は末期だよね?)

涙を拭いてリビングに戻る



俺達はリビングに戻ると既に夕食が出来ており、いのりにおにぎりを作り、夕食を食べる。食べているときに周りからの目線が痛い。半数から嫉妬の目線で数人からは呆れた目線、最後に一番痛いのはサーゼクスの殺気を帯びた目線だをまあ、理由はリアスが前よりべったり俺にくっ付いて来ているのが理由だ

「リアス……胸……当たってる」

「当ててるもん!」

完全にキャラ崩壊しているよ、ワガママお嬢様キャラのリアスがデレデレキャラになっているよ

「リアス、ヤマト様がお困りになっています、さらに、夕食の………」

グレイフィアさんの言葉が止まる理由はリアスから発せられる殺気だ

「グレイフィア、今の私を止めようとするなら例えお兄様の女王でも、容赦はしないわよ?」

最強と言われているグレイフィアさんの足が震えている。今のリアスだったら、グレイフィアさんにでも、勝てる気がする

「すいません、もうしませんので殺気をしまってください。」

グレイフィアさんのあんな姿みるのは初めてだわ、そんなに怖かったんだな。

「リアス、食事中たから、殺気をしまってね?」

「うん。そうする」

殺気をしまうリアス

「ヤマト先輩………なにやったんですか?」

「簡単に言うと別れ話を切り出して最後に『心の底から大好きだよ』って言っただけだよ」

この場の俺とリアス以外の全員が凍りつく

「ヤマト先輩から捨てられたらリアス先輩は生きていけないですもんね、こうなるわけですか」

「ヤマトってかなり意地悪だよね」

「私もそう思う」

かなり悪く言われているんだけど……ほかに、どうしろと言うんだ?他に方法が思いつかなかったから、リアスと仲直りする方法が、おもいつかなかったんだ!

「グレモリー眷属、ヤマト眷属、イッセーには言ったけど、俺は明日から一年程旅に出ることにしたから」

聞いていたメンバー以外が驚いている

「なるほと、リーアたんがこうなるわけだな」

「悪いな、皆。十代目、俺の守護者達の特訓お願いします」

「任せておいて」

「もし、一年の間に何かあれば直ぐに駆けつけるよ」

皆には怪我をしてほしくないし俺がいない間に誰か欠けるのはイヤだからな

「そんなことが無いように特訓するさ」

「ありがとうございます山本さん」

既に全員食べ終わっていた

「皆おやすみ」

「おやすみなさい」

俺に続いてリアスがリビングを後にする

「恋する乙女は怖いわ(ボソ)」

グレイフィアさんの小言は誰にも聞こえない



俺はリアスとリアスの部屋にいた。

「ヤマト……」

「なに?」

デレデレのリアスが俺の名前を呼ぶ

「私を抱いてちょうだい」

その言葉に五年前のライザーとの結婚を破談にしようとしていたリアスを思い出す

「本気なんだな?」

「えぇ」

リアスの顔はライザーの時とちがく、好きな男に抱かれたいと思う乙女の顔だ

「わかった」

俺はリアスをベットに押し倒し長いキスをする

「ヤマト………」

「リアス………」

お互い名前呼び合い再びキスをする

その夜リアスは乙女から女になった。

翌日、グレモリー城門前

「じゃあ行ってくる」

「いってらっしゃいヤマト♡」

「いってらっしゃいヤマト先輩」

「いってらっしゃいヤマト」

リアス、白音、簪に送りだされる俺の足下には力業で作った時空転送魔法陣が展開されている

「いざ、ミットチルダへ!」

ヤマトは新たなる戦いの場に旅立って行った

第二期終わり

第三期に続く 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧