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FAIRY TAIL 魔道を歩む忍

作者:コロナ
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もう一つの世界エドラスの章
  第三十八話 さらば友よ

第三十八話 さらば友よ

ドロマ・アニムとの死闘を終えたナツ、ガジル、ウェンディ、キョウ。しかしその間にジェラールはアニマを逆展開させエドラスの魔力をアースランドへと流した。ジェラールは自分を悪としパンサーリリーによって処刑されることによってパンサーリリーを英雄とするつもりだった。しかしパンサーリリーはそれを強く拒んだ。二人はこの混乱をどう止めるかを考えてい最中、ナツたち四人が街で暴れジェラールを英雄とするべく暴れまわるのだった。ジェラールはナツに向かって街を駆ける。道中国民たちがざわめく

「王子?この人が?」

「あの魔王とかいう奴と戦うつもりなのか?」

「相手は火を吹くような怪物だぞ」

「それに魔王だけじゃなくて、変な仮面野郎までいるんだぞ」

「勝てんのかよ」

民衆たちの言葉が入り乱れる

「バカ者め。おまえのやろうとしていること事は分かっている。だがこの状況を収拾できる訳がない」

そう言うジェラール。高笑いし続けるナツ。城から不安そうに見つめリリーと街の住人達

「眠れ‥!!」

ジェラールは杖をナツにかざし催眠魔法を放とうとするが

フシュウとと言う音とともに魔力がアニマへと吸い込まれていった

「どうした!?魔力がねえと怖ェか!!!?」

「くっ!!」

「そうだよなァ!!!魔法は力だ!!!!」

ナツは拳に炎をまといその拳を下の建物へと振るう。それをうけた建物は衝撃波とともに崩れ去った。

「きゃー!!」

「何だ、この破壊力は!?」

「これが魔法‥!!?」

民衆たちはさらに恐怖を抱いた

「やめろォー!!」

ジェラールは叫ぶ

「ナツさん!やりすぎですよ!!」

ウェンディはそう言うが

「いいんだよ」

「むしろもう少し暴れても良いくらいだがな」

ガジルとキョウは肯定的

「これで強大な魔力を持つ悪に、魔力を持たない英雄が立ち向かう構図になるんだ」



ナツとジェラール二人は対峙する

「もうよせナツ。私は英雄になれないし、お前も倒れたフリなどこの群衆には通じんぞ」

しかしナツはニヤリと笑いジェラールの顔面を思い切り殴り飛ばした

「茶番だ!!!こんな事で民を一つになど‥‥できるものかーーっ!!!」

殴られたジェラールはさらに殴り返す。だが本気で振るわなかった拳はナツに受け止められた

「本気で来いよ」

ジェラールは体をくねらせ右足を軸にそのまま蹴りをナツに加えた。それにギャラリーは盛り上がった

「オオっ!!」

「いいぞ王子ー!!」

「やっつけろーーっ!!!」

「お願い!!!頑張って!!!」

しかしジェラールの顔は驚愕に染まっていた

「ギャラリーものってきたぞ!!」

ジェラールの蹴りを受け踏みとどまったナツ

「バカモノ!!やらせなんだから今ので倒れておけ」

今ので倒れておけというジェラール。しかしナツはーーー

「やなこった!!!!!」

それを否定し、ジェラールの腹部をナツの拳が容赦なく突き刺さった

「これはオレ流のフェアリーテイル式壮行会だ。フェアリーテイルを抜ける者には三つの掟を伝えなきゃならねえ」

壮行会。すなわち新しい目標に向かう者に励まし応援するということ。これはナツなりの応援の仕方だったのだ

「一つ。フェアリーテイルの不利益になる情報は生涯他言してはならない」

一つ目の掟。それを拳ともに伝え

「二つ‥なんだっけ?」

今度はジェラールの拳がナツの頬へと突き刺さり、二つ目の掟を忘れてしまったナツ

「過去の依頼者に濫りに接触し個人的な利益を生んではならない」

代わりにジェラールが答えた。そして三つ目ーーー

「三つ。たとえ道は違えど、強く力の限り生きなければならない。決して自らの命を小さなものとして見てはならない。愛した友のことをーーー」

「生涯忘れてはならない‥‥」

二人の拳が互いの顔に突き刺さる。それを民衆含め皆がそれを見つめていた

「届いたか?」

ナツとジェラール。二人はよろけ、先に倒れたのはナツ

「ギルドの精神があればできねえ事なんかねえ!!また会えるといいな、ミストガン」

ニコッと笑いながらドサッと地面へ倒れた。それを見た民衆たちは歓喜の声を上げた

「王子が勝ったぞー!!!」

「やったー!!!」

「スゲー!!」

「王子ー!!!」

「ステキー♡」

そんな言葉が入り乱れる中、ナツたちの身体が光り始めた

「おまえ‥身体が‥‥」

「始まった」

「さーて、ハデに苦しんでやるか」

しかしキョウはジェラールの前に立ちはだかった

「シスイ!!!」

「そうだ!!まだこいつがーー」

民衆たちはそう口にした。しかしそれとは裏腹にーーー

「オレの負けだジェラール王子。まさか我が切り札であるドラグニルを倒すとはな‥‥」

あっさり負けを認めた。民衆からはさらに歓喜の声が挙がった。そしてキョウはジェラールへ向けて言い放った

「オレたちに別れの言葉は一つでいい」

「キョウ‥‥フッ、そうだな」

幼い頃ウェンディとキョウと一緒に旅をした日々。それがジェラールの脳裏に映る。そして二人は声を重ねーーーー





「さらばだ‥‥友よ‥‥」



キョウはまっすぐジェラールに向け拳を向けた




そしてキョウたちから放たれる光りはさらに増した

「何だ何だ!!?」

「魔王たちの体が‥‥」

ナツ達だけではない。パンサーリリーやナディたちエクシード、アースランドのルーシィたちもだった

「これは一体‥」

「逆展開させたアニマは全ての魔力をエドラスから消し去る‥‥」

「つまり体内に魔力を持つぼきゅたちエクシードや滅竜魔導士たちはみんなアースランドへ流れるんだ」

マサムネは突然白煙とともに消えた。なぜならばマサムネはジェラールへこの世界に連れてこられたのだが元々は口寄せした状態。ゆえに時間切れとなり白煙とともにアースランドへ帰還した。

「なんだと!!?」

「マサムネ君はいち早く理解していたみたいだ。それに女王様もたぶん、わかってらっしゃると思うよ」





体が光り始めたエクシード。子供達は怖がるがシャゴットは皆を安心させるため言う

「大丈夫‥‥怖くありません。エドラスにはもうエクシードは必要ありません。私たちも勇気を持って新しい一歩を踏み出すのです」



「な‥‥なに?」

「うわ」

突然体が光り始めたことに驚いたルーシィとハッピー

「アニマに吸い寄せられてる」

岩に捕まりそれに耐えるシャルル

「そっか‥‥あのアニマはエドラスにある魔力全てを‥‥つまりあたしたちも追い出すつもりなんだ」

ルーシィが上を見上げそう言った。魔力がなくなるという不安からフェアリーテイルのメンバーたちはマイナスな言葉はを口にする

「本当にこの世界から魔力が消えるって事なんだ‥‥‥‥」

「何もかも‥‥‥」

しかしグレイがそれを否定し

「そんな顔するなよ。ギルドってのは魔力がねーとやっていけねーのか?」

グレイは自分の胸にどんと拳を当てそしてフェアリーテイルへと拳を向ける

「仲間がいれば、それがギルドだ」



民衆たちが歓喜の声を上げている中縛られているエドキョウは下をうつむきながら誰にも聞こえないような声で呟いた

「さよならだ‥‥バカヤロウ‥」






スカーレットとナイトウォーカー。二人は先の戦いで地面へと伏していた。スカーレットの体が光り始め、フワッと体が浮く。するとナイトウォーカーがスカーレットと呼びスカーレットがナイトウォーカーと呼ぶ

「元気でなーーーー」

「エルザ」

二人は初めて名を呼びあった。
そしてエクシードたち、滅竜魔導士三人、アースランドの魔導士たちは空へと流されていく。滅竜魔導士三人とシスイと名乗っていたキョウが苦しんで行くところを見た民衆は先ほど以上に歓喜の渦に巻き込まれた。しかしジェラールは人間を吸い込むことが想定外だったようだ。そして流されていくリリーを見つけた


王子‥‥変化に素早く順応する必要なんてありません。もっとゆっくりでいいのです。歩くような速さでも人は、その一歩を踏み出せる。未来へと向かっていけるのです

リリーはジェラールへ心の中でそう語りかけた

「ばいばいエドルーシィ!!!!もう一つのフェアリーテイル!!!!」

ルーシィが流されてながら手を大きく振る

「バイバイお姫様」

ココがそう言った

「みんなぁまたね〜!!!」

「何言ってんの。もう会えないのよ二度と」

それを聞いたハッピーは泣きながら

「うわぁーん!!ばいば〜い!!!」

「だらしないわね、泣くんじゃないわよ」

と言うシャルルだが自身も涙を浮かべていた。そして皆はアースランドへと帰る

「さようなら王子」

とリリーが

さようならリリー。ナツ‥‥ガジル‥‥ウェンディ‥‥キョウ‥‥そして我が家族(フェアリーテイル)

ナツ達はその後のエドラスは知らない

皆と別れを告げたジェラール。ばっと後ろを振り返りーー

「魔王ドラグニルはこの私が倒したぞ!!!!魔力など無くても、我々人間は生きていける!!!!」

ジェラールは高々と杖を上に掲げ民衆を沸かせ、民衆はジェラールに賛同するかのように手を挙げ声を上げた





それから数日後エドラスでは、ジェラールが王となりエドラス王であったファウストを国外永久追放とした。そして犯罪組織バラムの頭であるキョウ・ハラルドにも王の判決が下った

「街の復興をバラム全員で行え。そしてそれが完全に終わるまでフェアリーテイルとの接触を禁ずる」

という判決が下った。エドキョウにとっては意外だった。ファウストと同じ国外永久追放になる覚悟はしていた

「いいのかよ!!!?それで!!!オレはーーーー」

「オレがそう判断した。そして今日1日だけ接触を許そう。さあ行け!!」

エドキョウの腕にはめられていた手錠が外された。エドキョウはそのまま走り出しフェアリーテイルへと向かった








「さぁーー!!フェアリーテイルだ!!どんな仕事でも受けるよ!!」

道のど真ん中にたちそう言っていたのはエドルーシィ。その後ろで小声で言うのはエドナツ

「オイコラ!!もっと声出せ!!」

「ヒィィ!!ルーシィさん、だ‥だって恥ずかしくて‥‥」

エドルーシィがエドナツにグリグリクラッシュをやっている最中、一人の男が息を切らせながら話しかけてきた

「ウェンディはどこだ‥‥!?」

「!!!」

「キョウ‥‥」

エドキョウのまっすぐな目。それにエドルーシィは根負けしエドウェンディの居場所を伝えた

「すまない!!恩にきる!!」

そう言ってまたエドキョウは走り出した

「よかったんですか‥‥」

「いいんだよ。昔のキョウに戻ってたからな」

エドナツはそれをわかっていなかったようだ










「ウェンディ‥‥」

「キョウ‥‥」

二人は見つめ合う。そして少しの沈黙が生まれるが先に口を動かしたのはエドウェンディ

「どうしたの?そんなに息を切らして」

「お前に伝えたいことがある」

エドキョウの表情が変わる

「この街の復興が終わるまでフェアリーテイルとの接触を禁じられた。だから今のうちに伝えておこうと思ってな」

「伝えたい事‥‥?」

「ああ。オレはーーーー」

「「おまえ(あなた)のことが好き(だ)」」

「!!」

ウェンディはフフッと笑う

「あなたってホント鈍感。私の気持ち気づかなかったの?」

それを突然言われたエドキョウ。かなりあたふたしている

「だったらずっとオレの事好きでいてくれるか?」

エドウェンディはキョウをデコピンしそして抱きついた

「当たり前でしょ‥‥‥バカ」

その言葉には少し涙も混じっていた。エドキョウはそう感じた。そして二人はそのまま向かい合う。そして二人の唇が重なり合った





第三十八話 完 
 

 
後書き
今回は地の文が少しばかり雑になってしまった(-_-)最後らへんは自分なりに考えて書いた。反省はしていない 
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