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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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23ヤマトVSコカビエル

「貴様は俺を怒らせた!」

 一気に空中へ飛び上がり、コカビエルの顔を殴りつける。

 ドガッ!

 避ける素振りもしないで殴られ地面へと落ちるコカビエル。

 ドゴォォォォンッ!

 グラウンドにクレーターを作り、土煙が舞う。


 クレーターの前に降りると、穴の中からあの耳障りな笑い声が聞こえてきた。

「フハハ、フハハハハハハハハ! 口に広がる血の味! 体を駆け巡る痛み! どす黒い殺気! フハハハハハハハハハ! 楽しいな!」

 戦争狂で戦闘狂。

 俺は冷めた眼で嬉しそうなコカビエルを見下ろす。

「俺があえて手加減したことにすら気づかないのか?」

「なんだと?」

「皆が危険だからな。それも関係ない」

コカビエルの懐に入り込み

「『不死七聖拳』」

「ブハァ」

コカビエルは口から血を吐き出し中にとばされる

「『不死剛炎拳』」

コカビエルの後ろに回り込み拳を入れた

ドゴォォォォンッ

グランドのクレーターが大きくなる

よろめきながらも立つコカビエル

「貴様何者だ!」

緋月を取り出し

「お前を打ちのめした奴だ」

「まさか……だがなぜあの時と姿が変わらぬ!」

構えをとり

「俺が誰だかわかったか?」

「なぜ貴様がぁ!ヤマト・フェニ「『天翔・光』」ぎゃああぁぁぁぁぁ!」

一振りで、コカビエルは光へと消えた

「ふん……」

「まさか…コカビエルの死体すら残さず滅ぼすとはね。」

二天龍の白いのか

『あやつは聖のフェニックス、我らでも勝ち目は薄いと思った方が良いぞ?』
「聖のフェニックスと戦いたいな!…まあそれは良いとして、今日はコカビエルを連行しようと思ったんだが…既に肉体は滅びたし、今日は此処でお暇させて貰おう」

白のが去ろうとしたその時、物陰から声が聞こえた。

『無視か、白いの』

そこから出てきたのは……イッセー?

聞き覚えのある声

『起きていたか、赤いの』

また聞き覚えのある声。

発信源は……白龍皇だ。

『せっかく出会ったのにこの状況ではな』

『いいさ、いずれ戦う運命だ。こういうこともある』

『しかし、白いの。以前のように敵意が伝わってこないが?』

『赤いの、そちらも敵意が段違いに低いじゃないか』

『お互い、戦い以外の興味対象があるということか』

『そういうことだ。こちらはしばらく独自に楽しませてもらうよ。たまには悪くないだろう……また会おう、ドライグ』

『それもまた一興か。じゃあな、アルビオン』

二天龍……その二体の会話が終わり、白龍皇がイッセーに声をかける。

「……キミが現赤龍帝か。これだけ恵まれた者の中にいるんだ、いずれ戦うことになる。それまでに強くなってくれよ?俺の宿敵くん」

白龍皇はそれだけを言い残して、白い閃光となり飛び去って行った。

続く 
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