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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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10修行前編

次の日

リアス様の別荘で修行のため山にきいている

「ひーひー」

「ほらイッセー、早くなさい。ヤマトとレナ(レイナーレ)は私達よりずっと先にいるのよ」

一誠は巨大なリュックを背負わされ、両肩に荷物をかけて山を登っていた
行く時も修行の一環と言う物だろう。
俺とレナも一誠と同じ様に荷物を背負わされたが、ズンズンッと登って行ったのだ。
そんな事があって木造の別荘に到着。
この建物は普段は魔力で隠蔽されていて、人前には表れない仕組みになっているようだ。
女性陣は着替えのために二階に、男子は一階でジャージに着替える
一誠はリビングで大の字になって倒れこんでいた

「覗かないでね」

「マジで殴るぞ、バカヤロー!」

なんか木場と一誠が漫才やってたが・・・そっとしておこう。


全員が着替え終わり、別荘の前に集合した。

 そこでリアス様が簡単に合宿のスケジュールを説明する。

 リアス様は主に転生悪魔になったばかりの俺とイッセーとアーシアを戦えるまで鍛えるらしい。

「その前に、あなたの実力を知りたいから、とりあえず祐斗と小猫と組み手をしてもらいましょうか。」

 と、言う事で組み手をする事になりました。











 突然始まった組み手は、先に木場と戦う事になった。

「うれしいよ。君と打ち合えるなんて」

 木場が爽やかスマイルで木刀をかまえる。本当にうれしそうだ。

 なにコイツ? 戦闘狂か?

「よろしく頼む」

 戦闘モードに入り木刀を持つ。

「ふっ、余裕そうだ、ねっ!」

 俺が構えていないのが無気力に見えたのか、木場が地面を蹴って、人間では捕らえきれないだろうスピードで背後に回りこんできた。なぜ俺がわかるかって?覇気の一種で気づいた。

 木場の狙いは首。一撃で気絶させる気だろう。

 木場が木刀を振るい、確実に当たったと思ったんだろう「仕留めた!」と、確信した顔になっていたが、スピード特化の木場の木刀をはじき逆に木刀を首に突きつけた。

「なっ!?」

「はい。終わり」

 俺が木場の首から木刀を退かすと、木場が悔しそうにしていたが、笑顔で『負けたよ』と自らの敗北を認めた。何このイケメン……。

 ちなみにその後、イッセーに木刀を持たせて木場と打ち合わせたが、剣の才能が全くないイッセーは木場になんども倒されていた。











 次は小猫ちゃんとの組み手だ。

「先輩。はじめましょう」

 小猫ちゃんが突進してきた。軽いフットワークで戦闘スタイルを見たところボクシング、そして他にも柔術の心得があるみたいだ。

 打撃は体の中心点を狙って的確に。うん。基本に忠実だ。

 だけど、小柄な分ウェイトが軽すぎる。それに技の錬度もまだまだだ。

「よけないで、くださいっ!!」

 紙一重で避け続ける俺に業を煮やした小猫ちゃんが回し蹴りを放ってきた。

 俺は少ししゃがんで蹴りを避ける。

 ドオッン!!

 俺の背後にあった木が折れ倒れる。

 なかなかいい蹴りだな。
スピードと筋力をつければもっと伸びるそれと
俺の危機回避能力あがったな

「これで!!」

 殴りかかってきた小猫ちゃんの腕をとり、腕にこもっていた力を受け流し、自分の力を使わず、小猫ちゃん自身の力で地面に組み伏せる。

「ま、負けた……」

 悔しそうに自分が負けたことを理解する小猫ちゃん。

「剛の力には柔の力をってね。スジは悪くないからゆっくり技量を上げていくんだね」

「うう……」

 小猫ちゃんを立たせて、体操着についた砂を軽く払ってやるが、小猫ちゃんは悔しそうに俺を睨む。

「さあ、次はイッセーの番だな」

「なっ!? これからやるのか!?」

 明らかに機嫌が悪い小猫ちゃんにイッセーは後ずさる。

(負けたことが悔しいだな)

「お、俺は、もう少し、あ、あと………」

「イッセー。逃げてはダメよ」

 イッセーの背後に回ったリアス様が逃げ道を防いだ。

「…………始めましょう。先輩」

「ちょ! こ、小猫ちゃん!? す、すっごく怖いんだけど!?」

 小猫ちゃんが黒いオーラを出しながらシャドーを行い。宙を切る最後の一撃が3mほど離れたイッセーの前髪を揺らした。

「や、やめてぇえええええ!!!」

 イッセーに襲い掛かる小猫ちゃん。逃げるイッセー。

 しばらく逃げたイッセーだったが、結局小猫ちゃんに捕まり、ボコボコにされた。







 次に朱乃さんによる魔力の使い方指導。

「そうじゃないのよ。魔力は体全体を覆うオーラから流れるように集めるのです。意識を集中させて、魔力の波動を感じるのですよ」

 朱乃さんが丁寧に教えるが魔力が犬並みのイッセーには魔力を感じ取る事が出来ずに、魔力を集める事が出来ない。

「できました!」

「簡単だな」

 イッセーと同じように手のひらに魔力の玉を発生させる訓練を行っていた俺とアーシアの手のひらから緑色の魔力の玉を発生させていた。

「あらあら、やっぱり、アーシアちゃんとヤマト君には魔力の才能があるかもしれませんわね」

「どうも」

 朱乃さんが褒めるとアーシアは頬を少し赤らめ照れる。

 イッセーはというと。

「ぐぬぬぬぬぬぅぅぅ……!」

 振り絞るように声を出しながら出たのは、豆粒ほどの魔力の玉だった……。

「では、その魔力を炎や水、雷に変化させます。これはイメージから生み出すことも出来ますが初心者は実際の火や水を魔法で動かすほうがうまくいくでしょう」

 朱乃さんがペットボトルの水に魔力を送り、水を氷に変化させペットボトルを内側から破壊した。

「アーシアちゃんとヤマト君は次のこれを真似してくださいね。イッセーくんは引き続き魔力を集中させる練習をするんですよ。魔力はイメージ。とにかく頭に思い浮かんだものを具現化させることが大事なのです」

『イメージ』と聞いてイッセーが閃いた様で、俺と朱乃さんに思いついた事を話してきた。

 イッセーが思いついた魔法が完成すると面白い事になりそうだが、正直完成して欲しくない魔法だな……。

それからリアス様との基礎の肉体改造をさせられレナの作った夕飯を食べ風呂に入り各部屋で寝た。

部屋に行こうとした俺にリアス様が明日から小猫ちゃんと木場の修行を任された。

続く 
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