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SAO<風を操る剣士>

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第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第二章 第二層攻略
  第11話 アルゴとのパーティー

 
前書き
長い間、更新が出来ず…すいませんでした!!!
しかも短いです……

※現在1話から順々に話の書き方を修正中です。
修正といっても話の内容を変えるわけではないのでそのまま読み進めても大丈夫です。
前書きに『■』←このマークがあれば修正完了で、『□』←このマークがある場合修正中、なければ修正前ということでよろしくお願いします。 

 



「やった、レベルが14になりましたよ。シュウさん!」
「よかったな、シリカ」

 俺達は今、2層にある迷宮に来ていた。
 ついさっき、ビーター以外の攻略組がフロアボスを倒してくれたので、そいつらより早く迷宮に来たわけだ。(つい10分ほど前にキリト達に会ったが、急いで先に行ってしまった)

 そして今シリカのレベルが上がったところだった。
 ちなみに俺はシリカのレベルアップを優先しているので、レベル16から上がっていない。
 …まぁでもあのキリトよりも、少しレベルが上だったから()いけどな。

 そしてある程度モンスターを倒したところで、俺は自分のウィンドウで時間を確認した。
「さて、そろそろかな……シリカ、ちょっといいか?」
 俺は今隣を歩いているシリカに聞いた。

「はい。なんですか、シュウさん?」
「これからアルゴ達と約束があるんだけど…そろそろ行くか?」
「そうなんですか? ()いですよ、行きましょう」
「分かった」
 俺達はレベル上げを止め、アルゴ達との待ち合わせ場所に向かった。



=========================



 迷宮から出てアルゴ達との待ち合わせしていた酒場に着くとすでにアルゴとキリト、そしてアスナがいた。そして俺とシリカが席に座るとキリトが立ち上がった。
「えーと、それじゃ……第二層迷宮区到達を祝って、乾杯!」
「かんぱーイ!」
「乾杯!」
「乾杯です!」
「……乾杯」
 キリトの言葉にノリに、少々の差はあったが俺達は手に持っていた中ジョッキを飲む。

「ぷっはァ~!」
「アルゴさん…豪快(ごうかい)ですね…」
 アルゴに中ジョッキを少しずつ飲んでいたシリカが言った。
「シリカもモット勢いつけて飲んだ方がイイゾ」
「わわわ!! グラスを傾けないで下さいよ!?」

 そんなシリカ達のやり取りを見ながら、少ししてからキリト達とマップの情報交換や、昨日アスナにあった事件の事などを聞いた。

 どうやらアスナが詐欺にあったらしい、そしてアスナだけでなく他のプレイヤーも…
 その事でキリト達はアルゴに仕事をお願いしていた。

 アルゴもキリトの事を優先して調べてくれるらしい…
 その(あと)にアスナも何かアルゴに依頼をしていた。

 俺とシリカはその話を黙って聞いていた。俺達が『手伝おうか?』キリトが『俺達で何とかしてみるよ、それでも無理そうだったらお願いする』と言ってきて、アスナもそれに言葉に(うなず)いて俺達に返事をした為である。


 そしてキリト達がアルゴに依頼し終わった後、俺とシリカもキリト達と一緒に店を出ようしたら
「ちょっと待ってヨ、シュー(すけ)達」とアルゴに言われた。

 と、いうことでキリト達に別れを言い、俺達はまた出る為に立ち上がった席に再び座った。
 …あとアルゴが言った『シュー助』は、俺達にまだキリトとアスナの『キー坊、アーちゃん』のように、呼ぶアダ名が無いとかでついさっき決められた。(シリカは考え中らしい)

「それでどうしたんだ? 俺達を引き止めて」
「いや~二人には悪いんだけどネ…」
「なんですか?」
 アルゴが言い(にく)そうにしていたら、シリカが再び聞いた。

「その…明日からしばらくオイラとパーティーを組んでくれないカ?」
「「はい??」」
「いや、二人そろってそんな『こいつ何言ってんノ?』みたいな顔しないでくれヨ…」
「いや悪いな。…でも何でなんだ?」
 俺はアルゴに謝りながら聞いてみた。

「それがこれからやるクエストが、パーティー限定なんだヨ」
「へ~…それで、どんなクエストなんだ?」
「ただのお(つか)いを何度かやるだけサ、ただ量が多くてネ。ボス攻略の日までに終わるかどうカ…」
 俺が聞いたら、アルゴは困った顔をして俺達に返事を言ったあと、シリカが疑問に思ったことをアルゴに聞いた。

「なんでボス攻略までに何ですか?」
「それは、この層のボスの情報を手に入れられるからサ」
「なっ! そんなクエストなら、攻略会議に出てる人全員でやれば……」
「確信が()てない情報を売らないのが、オイラのポリシーなんだヨ」
 俺の言葉にアルゴは即答で返事を返してきた。

 そして、その言葉のあとにアルゴは少し(ひか)えめに頭を()げながら言った。
「たのム!」
「う~ん…シリカ?」
 俺はシリカに顔を向けて聞いてみた。
「シュウさんが良いならあたしは良いですよ」
 流石(さすが)に1ヵ月間、一緒にいた為かシリカは俺の一言の意味をすぐ分かってくれて、すぐに返事をしてくれた。

 そして俺はアルゴのほうに向き直り「いいぞ」と一言だけ言った。
「本当カ!?」
「ああ、友達のお願いだし…それに、ボス攻略に必要ならぜひ知っておきたいしな」
「恩にきるヨ…せめてものお礼にクエストの報酬は今回は二人にアゲルヨ」
「いいのか? ただのおつかいなんじゃ…」
 さすがにそこまではと思ったがアルゴは
「いいヨ、お遣いの数が半端(はんぱ)じゃないシ……それにもしかすると出るかもそれないしネ」
 と言ってきた。

「出る?」
「いや…なんでもないヨ。オイラの独り言サ」
「「?」」
 俺とシリカはよく分からなかったが、とりあえず明日集合と言うことでアルゴと別れた。






 
 

 
後書き
これからは遅くとも3~4日間隔で更新できると思います。
出来そうに無いときは、後書きなどに書き込みます。 
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