| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

FAIRY TAIL 魔道を歩む忍

作者:コロナ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

もう一つの世界エドラスの章
  第二十九話 片翼

第二十九話 片翼

キョウがバラムとの死闘を終え次はアースランドの仲間たちのラクリマがある浮島へ竜鎖砲というものが発射されてしまい、キョウも攻撃を加えたがキズ一つつかずにそのまま浮島へと突き刺さってしまった。キョウはその鎖を伝って浮島の上へと上陸した

「オイ、ガジル!!何なんだこれは!?」

「うるせえ!!こっちが聞きてえんだよ!」

少しばかり口論になるがそれをハッピーが止めた

「そんなことしてる場合じゃないよ!!これを止めなきゃ!!」

次の瞬間、島全体がまるで引っ張られるように近くにある浮島へと向かっていく

「あそこから魔力を感じる‥‥。ウェンディとシャルルのもだ……と言うことはあれがエクスタリアなのか!?」

そんなことをしているうちに浮島はさらに加速する

「加速しやがった!」

そこへわずかだがスピードが弱まる。そこにはレギオンに乗ったナツ達がいた

「がんばって!!!レギピョン!!」

その中には敵であるはずだったココもいた

しかし浮島が止まる気配が全くない

「私たちも魔力を解放するんだ!!」

「お願い!!!止まってぇ!!!」

ルーシィは叫ぶ。その中でナツは岩に頭をぶつける

「ナツー!!!」

「ハッピー!!!」

ハッピーがナツの元へ駆けつけた

「あのさ‥オイラ‥」

何かを言おうとした。しかしナツはそれを遮る

「ア?手伝えよ相棒!!!!」

「あいさー!!!」

ガジルも続き岩を止め始めた。しかしキョウは皆とは協力せずにエクスタリアへと飛んだ




キョウside

皆には悪いがしばらく耐えてもらおう。エクシードの神と呼ばれる者に会うためだ。ウェンディには飛雷神のマーキングをしてあったからいざ飛んだと思ったらいきなりこっちに向かって石が飛んできた。驚いたがすぐにキャッチし、その石を砕いた。なぜかはわからない。しかし自然と怒りがこみ上げてきた

「これは一体何のマネだ‥‥?」

ウェンディとシャルルはいきなり現れたオレに驚いているようだ

「キョウさん!!」

「キョウ!!あんた‥‥」

ウェンディとシャルルは少しボロボロだった。さっきの投石。そういうことか。こいつら‥‥

「また人間か!!?」

「オレたちに攻撃なんかしやがって!!!」

「女王さまが黙ってないぞ!!」

「女王さまに殺されちゃえばいいんだ!!!!」

「人間なんか怖くないぞ!!!」

そんなヤジが飛び続ける。もう限界だ

「黙れぇぇぇっ!!!」

周りが静まり返った。思わず怒鳴ってしまった。しかし我慢の限界だった。ウェンディとシャルルは優しい奴らだ。ある程度は我慢していただろうが、オレはもう限界を超えてしまった

「だったら今すぐ女王を呼んでこい。女王を殺した後は貴様等
皆殺しだ」

「キョウさん!!!何を言ってーー」

しかしオレには何も聞こえなかった。完全に頭に血が昇っていた。しかしーー

「いや‥‥こいつらは殺す価値もないな」

次第に冷静さを取り戻した。そんな事を言っている場合じゃない

「ウェンディ、さっきので轟音を聞いただろう?ラクリマがこの島にぶつかった」

「え!!?じゃ、じゃあ‥‥もう‥‥」

「いや、まだよ!!島の縁で止まってるみたい」

隣で顔の長いエクシード、ナディがガクガクと震えていた

「ごめんねシャルル‥こんなハズじゃ‥」

落ち込むウェンディ。しかしシャルルは諦めてはいなかった。そしてまたエクシードたちへ呼びかけたがまた石を投げようとする奴が。オレはそれを受け止めようとした時、代わりにナディがシャルルをかばい皆へ訴えかけた。しかしナディの呼びかけにも応じず困惑しているとーー

女王シャゴットが現れた。それも女王らしい身なりでやってきた。少しシャルルに似ている気がするがーー
エクシードたちは皆土下座する

「みなさん‥‥どうかお顔を上げてください。そして落ち着いて私の言葉を聞いてください」

周りからは何でここに?とか様々な言葉が入り乱っていた

「今‥‥エクスタリアは滅亡の危機に瀕しています。これはもはや抗えぬ運命‥‥‥なので私は一つの決断をする事にしました」

皆は人間を滅ぼすとかそういうことを期待していた。だがーーー

「真実を話しておかなければならないという決断です。私はただのエクシード。女王でもましてや神でもありません。みなさんと同じエクシードなのです。私には人間と戦うにからなどはないのです」

シャゴットは来ていた衣装を脱ぎ装飾品を外しつばさを広げた。しかしそこには本来二つあるはずの翼が一つしか無かった。エクシードたちはことばを失いさっきまで騒がしかったのが嘘みたいに黙り込んだ

「隠してて本当に申し訳ありません。ウェンディさんとシャルルさんとそれに‥‥‥」

オレの方を見てきた。二人の名はわかるのにオレのはわからなかったのか

「キョウだ」

「キョウさん。あなたたちにもごめんなさい。全部私のせいです。どうかここにいるみなさんを恨まないでください」

「どういう事ですか?」

シャゴットの後ろについていたヒゲのジジイエクシードが語った。
そもそもエクシードはとても弱い種族で、大昔に人間からひどいことをたくさんされたらしい。だから自分たちを守るためにエクシードには力があると、そう思い込ませた。そして神の力をエクシードたちにも信じ込ませた。要は大規模なハッタリをかましていたというわけだ

その事実を知ったエクシードたちの中には涙ぐむものもいた

しかしシャルルだけはそれに反論した。それはドラゴンスレイヤー抹殺の事。オレにはさっぱりな事だったがすぐさま理解した。ウェンディの抹殺だと。しかしそれと同時に疑問も抱いた。なぜ片翼のエクシードが生まれる前から記憶を植え付ける事が出来るのか?オレはそう思った

シャゴットはシャルルの前に剣を差し出した



三人称視点

シャゴットがシャルルの前に剣を差し出した。シャゴットは膝間付き自分を裁けとそう言った。シャルルは剣を取る。ウェンディの制止も聞かず。今まで頼っていた女王が殺される。エクシードたちは涙を流していた。シャゴットはエクシードたちに逃げるように促すが皆は逃げようとせず、シャゴットと運命を共にすると言う。その中でキョウはただ静かに、じっとシャルルを見つめていた

「勝手に諦めてるんじゃないわよ!!!!」

怒鳴りながら剣を地面へと突き刺した

「自分たちの国でしょ!!!神や女王がいなきゃ何も出来ないの!!!?今までウソをついてでも必死に生きてきたんじゃない!!!!何で簡単に諦めちゃうの!!!!弱くたっていいわよ!!!!みんなで力を合わせれば何だってできる!!!!この国は滅びない!!!」

シャルルは泣きながらそれを皆に訴えた

「私の故郷だもん!!!!!!無くなったりしないんだから!!!!!私は諦めない!!!!絶対止めてやる!!!!」

シャルルはエーラを発動し、巨大ラクリマへと飛んで行った。ナディも涙を流しながら翼を広げ自分の国を救うために飛び立った

「ウェンディ。まだ治癒魔法は使えるか?」

「はい。でも少ししか‥‥」

「いや、少しでいい。頼む」

ウェンディはキョウを回復させエクシードに連れられ二人は飛び立った

第三十話 完 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧