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ソードアート・オンライン ~Hero of the sorrow~

作者:C.D./hack
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ファントム・バレット編 ~守り人たち~
  夏ノゆウ暮れ そろいシ英ユウ 果てナきカナシミ

 
前書き
今、作者のゲーマー魂が試されるとき!!
タイトルは作者が真実を知ってぼろ泣きした作品『R-TYPE』。
ハートの武器は、アーマードコアのオーバードウェポンからとりました。
そして協力してくれている、お二方!!ありがとうございます!!
あ、後今回の話、かーなーりグロイです。(ゼロノス風)
追記、タイトルを変えました。
それでは!!お楽しみください!! 

 
 ???

暗い・・・暗い・・・ほの暗い土の底で、彼女は目覚めた。

不可解な音と共に。

・・・あれ?何で?私は死んだはずじゃ・・・。

暗いな・・・ここは何処?それに冷たい・・・・。

ガシャン・・・グチャ、ガチャン

感覚はある・・・そうか、私助かったんだ!

皆はなんて言うかな?一文字サんは、また写真を撮ッテくレるかナ?

ガシャン・・・ギャリリリリ

早くコンな所抜ケださなキャ!待っテテクダさい、本・・・ゴウサン・・・。

ソロ・・・イマ、ミンナノトコロヘカエリマス・・・。

彼女が目が覚めると、目の前にあったのは、忌まわしき鷲のシンボル。

違和感は消失し、徐々に感覚が冴える。外に出れば。

見覚えのある場所、見覚えのある仲間達。だけど、・・・何故?

立ちはだかる仲間達は・・・コチラニジユウヲムケル。

友を、上官を、憧れの人を薙ぎ払っていく。

夕暮れが、血に染まっていた。

夏の夕暮れ。優しく迎えてくれるのは、忌むべき敵たちだけなのか?

キガツクト ワタシハ ショッカーニナツテイタ ソレデモ・・・ワタシワ・・・

ワタ・・・ワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワタワ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブツン

少女の記憶。一部が欠けた少女の記憶。

かつての同僚を皆殺しに。全身に血を浴び、啜った。

さぁ・・・・少女を待っている者は・・・・・誰だ?

「フィー・・・・危ないな」

彼女はそういって目覚めた。かつて、自分が生まれた場所で。

シンボルは変わらないが、全てがボロボロだ。

一号・二号ライダーに粉砕されてしまったから。

さて・・・彼女が起きた理由。それは、人の気配がしたからだ。

事実、彼女は前に二つの気配を感じていた。


 ハートside

「出てきなよ」

そう私は言った。二つの気配は驚いたようで、ビクッとしながら出てくる。

「あなた達・・・迷子?そうなら早く帰って」

私はイラついていた。あの夢が中途半端だからだ。

毎回毎回同じ内容。

アシムレイトロイドは夢を見ないのに見るから、科学者共がまた群がるからだ。

二人組の少年は言った。

「アンタ・・・ショッカーだな?」

「へぇ、やっぱり・・・・。迷子じゃないよなぁ。SPIRITS隊でしょ?どうせ・・・」

残酷(クルーアル)人形劇(パペットショー)を発動させ、最近捕まえたお気に入りの人形を出す。

「行って・・・ユウキちゃん」

仮面ライダー・・・平成二号の力がすべて使える少女。

『超変身・・・』

私がカスタマイズした、初代クウガであるリクの力。

その力を投入することで、アルティメットフォームへの変身が可能になった。

「・・・おい、お前」

二人の内の一人が口を開いた。

「その子・・・操ってんのか?」

「うん。そうだよ」

少年の言葉は、怒気を帯びていた。

「じゃあ・・・・斃しても問題ねぇよな」

「行くぞ・・・ライト」

「了解」

『サイクロン』『ジョーカー!!』

『エクストリーム!!』

「「変身!!」」


Rエクストリームに変身した二人は、戦闘を開始する。

「Wに似てるねぇ・・・別世界のライダー、かな?」

「へぇ、分かっちまうもんか?」

「わかるよ・・・だって、戦ったことあるもの。別世界のそのライダーと。殺したけどね」

「さぁ・・・あなたは頭を揺さぶってくれるかな?」

「直接戦ってねぇ奴には言われたくねぇな・・・!!」

『ドライブ!!』『ユニコーン!!』

ドライブユニコーンになったRは、一角獣の如き貫通力を纏った拳を、クウガに叩きつける。

「―――――固いなぁっ!!」

ライトが状況を切り抜ける術を考えているうちに、リンが拳を打ちつけるが、クウガの凄まじき拳に弾かれていく。

「・・・・」

無言のクウガは手をこちらに向けた。

(―――――っ、まさか?)

「グアアアアアアア!!??」

パイロキネシス。体を中から燃やし尽くすそれに苦しんでいると、ふと、彼は気づいた。

何故、痛みを感じる?まさか・・・まさか。

現実の体であることに気付いた二人は、どうにか逃げようとする。

クウガはプラズマを拳に纏わせ、Rに叩きつける。

吹き飛ばされ、とどめの一撃が放たれようとしたその時―――――

「アオオオオオオオオオオオンッ!!!」

獣の絶叫が響き―――――――

『スカル!!マキシマムドライブ!!』

骸骨の英雄が現れる。

紫色の骸骨が放たれ、クウガに向かうと、骸骨がクウガを噛み砕いた。

クウガの瞳が光を失い、棒立ち状態になる。

「アン・・・タは・・・・」

「・・よく頑張ったな」

骸骨の英雄、仮面ライダースカルは帽子を深くかぶり、獣、ユキの相棒である『ジョーカー』に二人を任せて立ち上がる。

「さぁ・・・お前の罪を数えろ」

ハートは言った。

「罪、ね・・・記憶が少しないからわからないけど・・・」

みるみる姿を変えながら、ハートは言う。

「今更数えきれるもんじゃないよ」

20歳位の見た目になったハートは、専用武器デッド・オア・アライブを自動操作に設定すると、パージして後ろへと放り投げる。

「・・・私の真の力、見せてあげるね」

彼女は左目についた巨大な裁縫ボタンをベリッと剥がした。

そこには、何もなかった。ただ仄暗い、空洞があるだけ。

奥の二人は驚いた。その異様な風貌に。

ハートはニッコリと笑うと、空洞に指を突っ込んだ。

グチュグシュ・・・という異様な音が静寂に響いた。

カチッ

「すべてを焼き尽くす暴力を・・・」

「見せてあげるよ」

右手が引きちぎれ、細身の体にしては異常な腕が接続される。

『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

その音声と共に装着された腕は、指は六本、大型のチェーンソー。

肩には青白く光りながら回転し、紫電をまき散らす動力炉らしき物がついている。

「そぉ・・・・れぇっ!!!」

ブンッとそれは振られ、周囲に爆炎をもたらし、前方を全て吹き飛ばす。

スカルは、直前に二人を担いでそれを避けていた。

しかし―――――――

ハートの武装が変わっていた。

それは――――巨大な三連レールガン。

背中には三つの加水式原子炉。

爆発したら――――――被害は甚大だろう。

「撃てナイよネ?」

スカルは、その口調に違和感を感じていた。

「アハ・・・・アハハ・・・・」

「ねぇ・・・」

「××××××××」

「!!」

リンはその言葉が聞こえていた。確かに聞こえた。

キュイン!!

閃光。爆発。凄まじい威力のレールガン。

「チッ・・・」

リンは一人、舌打ちし、たった一人で再びRに変身する。

『サイクロン!!』『ディフェンス!!』

スカルマグナムを奪い、スロット、腰のスロットにメモリを入れる。

『サイクロン!!ディフェンス!!マキシマムドライブ!!』

禁断のツインマキシマム。負担、衝撃、全てをリンは一身に受ける。

風の防壁がレールガンを防ぎ、スカルたちは吹き飛ばされた―――――。



 研究所 医務室

「・・・?」

ユキは、超感覚がとらえた、音がした方向を向いた。

(なんだろう・・・?)

そう思った時、本郷が問いかけた。

「ユキ君・・・彼は何者なんだ?ウィザードの力を使っていたようだが・・・?」

「わかりません・・・とりあえず言うと、彼の名前はライトさん。《雷帝》と呼ばれていた、別世界の勇者です。だけど・・・僕の知る彼に、ライダーに変身する能力なんてありませんでしたし・・・」

何より・・・

このライトに触れた時に起きた、あの映像は・・・?

女性に向かい、Wに変身して立ち向かう、ライトさんとダークさん・・・結果的に勝ったが、ダークさんは消え、ライトさんが闇に呑まれて倒れこむ―――――。

(謎ばっかりだ・・・・!)

何もできない自分にイラついていると、キイイイイッという音が響いていることに気付いた。

向かっているのは・・・ここだ!!

「本郷さん、何か来ます!!」

本郷も気付いたようだ。

窓を開け、確認する。そこに来たのは―――――

(スカル・・・ジョーカー!?)

それに――――――

「ライトさん、リンさん!!」

SPIRITSを発動し、完全開放して全員を受け止める。

(この・・・匂いは―――――)

電子及び放射能。全員を担いで、本郷へと叫ぶ。

「本郷さん、怪我人です!!全員、優先度A、レッド!!」

本郷が駆け出し、集中治療室が開く。

「治療ポッドは開いている!急ぐぞ!!」

「了解!!」

火傷の痕。そこで一つの謎が浮かび上がる。彼らはなぜ、肉体を持っているのだ?

あちらの世界のSAOが終わったという話は聞いていない。

なのに・・・何故?

集中治療室に駆け込み、怪我を確認をする。

三人の確認を完了・・・残るはリンのみ。

服を破って、体を見る。

「あ・・・・」

ユキは言葉が出なかった。

全身に複雑骨折、火傷、腹部は大きく傷つき、血が漏れだしている。

「本郷さ・・・ん。どうしましょう・・・?」

顔を青くし、蒼白な顔でユキは本郷に問うた。

本郷は目を瞑り、苦い言葉を吐き出した。

「私達と・・・同じ存在にするしかない」

「・・・・リカバーキャメルは?」

「無理だ・・・!アマダムを入れればいいかもしれないが、彼はアマダムに選ばれてはいない・・・!!」

自分達と同じ存在・・・否、怪物、化け物。

その宿命に、彼を突き落す。

「―――――っ!!」

耐え切れないのは――――本郷の方だ。

また自分と同じ存在を造り出す。

罪に押しつぶされそうになりながら、彼は電話を手に取った。

(じん)・・・急患だ。来てくれ・・・ッ!!早く!!」

手術室のドアが開かれる。手術用の服装に着替え、神を待つ。

周りには、さまざまな機械。

これが・・・リンの人間としての『何か』を壊していく。

(すみません・・・!!)

神が室内に入って来る。

(すみません・・・!!)

ユキは涙を流しながら、『改造手術』を始めた―――――。

特別性の、怪人すらも眠らせる麻酔。

全身の骨という骨をG4システム発案の骨格へ。

神経はスーパー1と同じように、機械神経と生体神経。

しかし―――――全員は、ココで大きな壁にぶつかった。

まず一つ目。彼の血が、人間に流れるソレではない事。

成分は似ているが、異常な部分が多々ある事。

そして――――二つ目。改造された体を、どう扱って力を調節するかという事。

これを乗り越えなければ、オーク、一文字の二の舞となる。

(考えがある・・・)

ユキには一つだけ、考えがあった。

まず血液の問題。それは・・・フォトンブラッドの投入。

自己修復機能を搭載した、血脈パイプを使って、猛毒も何も解決する。

これにより、外骨格の性能も相まって、凄まじい身体能力を発揮することだろう。

ただし、血が猛毒となるため、凄まじいリスクも背負う事となる。

もう一つは、自身のデータと昭和ライダーのデータを脳に送り込むという方法。

どちらも危険だ。しかし、やるしかない。

ユキはこの提案を二人に伝えた。神と本郷は承諾し、準備に取り掛かる。

だがその時――――――心拍を示す数値が、下がり始めていることに気付く。

(まずい!!)

ユキは急いで心臓に電気を流し、マッサージを始める。

「生きてください!!リンさん!!」

下がり続ける一方で、ユキは力を込めていく。

「生きてくださいよ!!」

下がるのは止まらない。

「生きろっ!!大切な人が、あなたにもいるんだろ!!?」

「僕たちが助けるから・・・生きろよ!!」

心拍が回復を始める。安心したところで、手術を再開した。

数時間にわたる手術は成功し、リンは一命を取り留めた。


 次の日 研究所

「本郷さん・・・すみません、僕、菊岡さんに用があるので・・・」

「そうか・・・気を付けて行って来なさい」

ユキは本郷に手紙を託して去って行った。


 治療室

「本当なのか、それは!?」

ライトは神に掴みかかる。

「すまない・・・俺達では、あれが限界だったんだ・・・!」

「アンタ医者だろ!?アイツがもう、人間じゃないってのか!?もっと何かあったんだろ、おい!」

神はただ、ライトの言葉をその身に刻んでいた。

「何とか・・・言ってくれよ・・・・」

この時、ライトは思い知った。

世界を救ったヒーローですら、できないことがあるんだと―――――。

そして、ライトの目が覚めた。

 治療室 ライトside

俺はゆっくり目を開けた。首を動かし、『相棒』を見る。

「よう、ライト?無事だったか?」

俺は笑った。ライトは悲痛な顔になった。

奥には医者らしき若い男が立っている。その男の顔も、悲痛なものだった。

「アンタか?俺を助けてくれたのは」

男はゆっくりと口を開いた。

「助けてなどいない・・・君を地獄に突き落としてしまった男だ」

何を言っているんだ?

俺は半身を乗り出しそうと、テーブルに手を置いた。その時―――――

メギャッという不可解な音と共に、テーブルがぶっ壊れた。

「ア・・・れ?」

それを見た男は、より悲痛な顔になった。

「・・・すまない・・・・すまない・・・ッ!!」

そこに、一人の男がやって来た。

「・・・ライト君だね?」

その顔はよく見たことのある顔だった。

「あんた・・・本郷猛か!?」

伝説の一号ライダーが前にいるのと、自分の不可解な力に頭が混乱する。

「なぁ、ココはなんの世界だ?で・・・この力は」

本郷猛が言葉を遮った。

「結論から言おう。君は、化け物になった」

「は?」

思わず声が震えた。

「俺達と同じ・・・改造人間、化け物になってしまった」

え、あ、嘘だろ?俺は自分の掌を見た。

「何言って―――――」

そこで気付いたのだ。

テーブルがひしゃげた時、この手が何も感じなかったことに。

(何も・・・・何も感じない!?)

「君を助けるには、それしか手がなかった。君に―――――コレを」

本郷が差し出したのは、手紙だった。

受け取ろうと手を伸ばし、手紙を掴む。

しかし――――――――

グシャッ

そんな音と共に、意志と反して俺は手紙を握りつぶしていた。

そこで・・・・そこでようやく実感したのだ。

「・・・ハハッ」

漏れたのは笑い。自分が化け物である。それを、ようやく実感した。

そして恐怖した。

この手が―――――もう、愛する人々に触れない事に。 
 

 
後書き
気になる人は、『夏の夕暮れ』で検索してください。
次は、英雄ライト君が動かせたらいいな・・・と思っております!!
RIGHT@さん、村雲さん、ありがとうございます!!
誤字・脱字・評価・質問・コメント・感想ありましたら下さい。 (できたらハートの感想を!!)  
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