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『自分:第1章』

作者:零那
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『各々』

掛け持ちのしんどさも解ってきつつ、でも、ホ-ムに帰っては癒されて...
殆ど役に立ててないだろうけど、自分なりに頑張ってた。

MATSURIでは救急車で運ばれる事が結構あった。
Rougeでも、1回だけ、運ばれてしまった事があった。

テキーラの時とかは、二日酔いじゃ無くて三日酔いとかあった。
酒が苦くて不味く感じる。
それに慣れるまで結構時間かかった。

それぞれ、店内の雰囲気から細かいシステムだったり客層も違うから、同じようにしてるわけじゃ無い。

ママや、お客さん達が、他の店に客として一緒に連れて行ってくれた。
勉強にもなる。
何処に行っても、それぞれ違うくて、接客に対する答えが無い。
それは、良くも悪くも...自分らしく接客するしか無いと思った。


お客さんによっては、アフターでRougeに来て貰ったり...
両方の店に来て貰ったり...
お客さんに選ぶ権利があると思って。


MATSURIママは、メンズに行く。
何回か、何ヶ所か一緒に行った。
高松居る頃に入ったメンズとは、少々違うような...
店の質というかメンズそのモノの価値というか...レベルが低い気がした。

でも、高松と此処は規模が違うから当たり前やし、逆に親しみ在って楽しいから良いと思った♪


同業者って営業スマイルが解るから怖い。
自分と同様、飲み屋は初めてって子に逢った。
でも、自分とは違って盛り上げるのが上手で常に笑顔。
素晴らしい!

此の世界の女性、男性もやけど、異性が好きじゃないとやれんと思った...
なんか、自分には向いてないって思い知らされる。


ある社長さんが『店出したろ!』って言う。
こんなド素人に。
すぐ潰れるから大金の無駄遣いになるって言った。
経営なんか出来るわけ無い!
経理もせなあかんとか無理無理無理!!!

ごっつ拒否った...
怒られた...
だって...

明らかに目に見えてる失敗に飛び込むのは馬鹿やんか。
いやいや、他の事じゃ無くて、此の事に関しては、ね。

『毎月わしの名前で領収切ったらええ!ほな振り込まれるんじゃ!』とか...社長、申し訳無い。

夜の商売で成功したいわけでも無いし、店出したいわけでも無いから。
此の店にその分お金使ってください。

社長に散々馬鹿扱いされた。
賢く交わすことも出来ん。
賢く断ることも出来ん。
そんなんで店だして貰ってもね―...。

もっとガツガツしてて自分の店欲しい子ナンボでもいるし。

色んなお客さんに色んな勉強さして貰ってる。
日々何か得てる気がする。

 
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