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『貴男達へ』

作者:零那
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『深紅』


深紅の海
其処は夢の中

躰中ボロボロで
切り刻まれて
血塗れで
身動きもとれない

そんな苦しい夢に
必ず貴男が居る

いつまで
苦しめれば
気が済むのか

僕はいつまで
幻影と闘うのか

もう諦めよう


夢の中では必ず
足掻いて足掻いて
自ら命を絶つ

でも
もう止めよう
足掻き続けるのも
疲れたんだ

馬鹿みたいに
憎んで
馬鹿みたいに
悔しくて
馬鹿みたいに...


深紅の海
其処は夢の中

次は足掻かない
殺されてあげる


 
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