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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十一話 南雲大尉!!本人は水雷出身だった!!その十一

「その様になりますので」
「ですから」
「では、でごわす」
 それならと言う西郷だった。
「この勝負は南雲大尉の華道を見るでごわすな」
「その華道は素晴らしいです」
「これ以上はないまでに」
「まさに至上の美です」
「芸術そのものです」
「華道はいいものでごわす」
 西郷は今そこにはない美をその目に見て答えた。
「花、それを華とする」
「そうした美ですね」
「美しいものをさらに美しくする」
「それが華道ですね」
「大尉がしているものです」
「あの美を見れば人の心が洗われるでごわす」
 ここでまた言った西郷だった。
「ジャスティスカイザーの二人もでごわす」
「今度こそ、ですね」
「心を洗われてですね」
「これまでの悪しき心を反省し」
「そのうえで」
 こう話すのだった、そしてだった。
 山本と東郷は二人にだ、こう言った。
「では南雲大尉に出陣を命じ」
「そうしてですね」
「彼に全てを委任する」
「そうされますね」
「そうするでごわす、では出陣の命は」
 それはというと。
「おいどんがするでごわす」
「はい、それでは」
「お願いします」
「日帝衆の悲願はあと一歩でごわす」
 まさにというのだ。
「半島の再統一、それが行われるその日は」
「間もなくですね」
「ジャスティスカイザーを成敗しその心をあらためさせ」
「そうしてですね」
「障害を取り除いた後で」
「半島の再統一にかかるでごわす」
 まさにその時にというのだ。
「その時より」
「はい、では」
「いよいよですね」
「これまで計画に取り掛かるに時間がかかっていますが」
「それでもですね」
「それがはじまるでごわす」
 こう言うのだった、そしてだった。
 西郷は二人に顔を向けてだ、そのうえで言った。
「さて、食べに行くでごわす」
「大阪の料理をですね」
「それをですね」
「そうでごわす、何がいいでごわすか」
 二人に問うのだった。
「これから食べるものは」
「はい、それでは」
「大阪ですから」
 山本と東郷は二人に応えて話した。
「ここはたこ焼きにしましょう」
「あれを食べましょう」
「そうでごわすな、たこ焼きと酒にしもっそ」
 この組み合わせで、というのだ。
「たこ焼きはよか食べものでごわす」
「はい、安くしかも美味い」
「尚且つ食べやすいです」
「酒にも合います」
「まさに大阪の料理です」
 大阪人にとってのソウルフードだ、そしてそのソウルフードをというのだ。西郷は山本、東郷と共にだった。
 それを食べに行く為に天守閣から降り大阪城公園の中の出店、たこ焼き屋に入った、そしてたこ焼きを注文したが。
 店の親父は三人にだ、こう返した。 
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