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『哀詩』

作者:零那
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『壁』


見えない壁とやらが
幾つも在る
四方八方から
塞がれてしまう

『壊してしまえ』
『乗り越えろ』

好き勝手にホザく
何も知らない大人
解られてたまるか

身動き取れない
塞がれたままの
分厚く高い壁

何も見えない
先が見えない
足下さえ暗い

何も見えない
こんな状態で
何が出来るか

壁を壊す為には
強く在る為には
強く生きる為に
逞しくなる為に

自分らしく在る為には
壁をぶち壊すしかない
すべては己の意志次第


 
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