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『哀詩』

作者:零那
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『傷』


どれだけ傷つけば
人は死に至るのか

どれだけ傷つけば
人は強くなるのか

どれだけ傷つけば
涙は枯れてしまうのか

どれだけ傷つけば
どれだけ傷つけば...
もう傷つかずに済む?

傷ついてしまえば
完全には治らない

癒すことは出来ても
塞ぎきることは無い

消えることのない傷は
時々ものすごく疼く

苦しくて苦しくて
再度襲い来る傷み

どうにか傷を
コントロールしていく

このまま
自分の一部として
飼い慣らす他無い

僕の傷は
僕の友達だ


 
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