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ソードアートオンラインと純白の閃光

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第1話


テレビであの事をみてからさらに半年の2022年10月31日 12時50分


「あと10分・・・」

俺はニヤニヤしながら時計を見ている。
もはや自分ではこのニヤニヤは抑えられないだろう。

「あと少しで走れる・・・」


13時SAОの正式サービス開始日である。
βテストも受けたかったが当選しなかった。
だが今回は親に無理に頼み込み買ってもらった。
俺はこのゲームをとことん遊ぼうと思う。
自分の足で。








「10・9・8・・・・」


俺はカウントを行っていた。
SAОが正式サービスされる10秒前のカウント。


俺にとっては走れるという意味のカウントでもあった。
もはや興奮が抑えられない。
そして・・・



13時00分


「リンクスタート!」



アバターネームは前々から考えていた「ブルー」にした。
何故かというと俺の名前が葵なのであおいの英語でブルーという少し適当な感じだがそれにした。
そしていくつもの設定を終えたら目の前が真っ暗になった。





〈welcome to sword art online〉






「来た・・・やっとこれた!」


目を開けたら目の前には自分の待ち望んだ世界。
そして今俺は自分の両足で立っている。
両足が動かなくなってから1年たつ。
現実では立てないのだがここでは自分の足でたてる。


「やった・・・立てる・・・走れる・・・」


俺は泣きながら自分の足をさわりながら言った。









「さぁこの世界を遊びつくすぞ!」

さっきまで感動で泣いていたが落ち着いてきた。
なので次はこの世界をたのしもうと思ったのである。


「でも・・・どうしよう?」


俺はβテストは受けてないのでなにをしたらいいかわからない。
そのとき目の前をダッシュで駆け抜けていく人がいた。


「あの人足早いなー、あの人に色々聞いてみるか。」

「よし!おりゃ!」











俺はキリト、βテストで安い武器屋を見つけたのでいまそこに向かっている途中だ。

「そこのお方!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!」

「うおっ!」

「君めちゃくちゃ足早いな!よく追いつけたな敏捷高くない?」

「いや、今初めてだけど・・・」

「βテスターか?」

「いや、初めてだからあんたに少しこの世界をレクチャーをお願いしたくて追いかけたんだけど。」

「レクチャー?いいぜ。」

「ありがとう、ソードスキルってやつに興味があるからお願いするよ。」

「じゃあ行こうか、俺はキリトだ。」

「俺はブルーだ。」











「「始まりの町周辺の草原」」






俺はこの草原でソードスキルをキリトに教えてもらおうとしている。
あと俺の武器は短剣だ。
なんか軽い武器のほうが俺にあってると思ったので短剣にした。



「じゃあまず、俺が見本をみせるから見ていてくれ。」


キリトは落ちている小石を少し距離のある場所にいるフレイジーボアにむかって投げた。
そしたらフレイジーボアがこちらに突っ込んできた。


「はぁぁぁぁ!」


キリトがソードスキルをぶつけたらフレイジーボア破片となって消えた。


「じゃあこんな感じでやってみてくれ」


「よっしゃ!やったるぜ!」

「なんだ?ブルー気合い入ってんじゃないか?」

「そりゃあそんなかっこいいもの見せられたらテンション上がるわ!」



そういうと同時に近くにフレイジーボアがポップした。

「よし、食らえーー!」


ズバンッッッッッ!


「あれ?案外簡単にできた?」

「ブルー・・・お前すごいな!おれだって1発では出来なかったのに!しかもなんだその剣筋!見えなかったぞ!」


「そんなほめんなって!よしこの調子でドンドンいくかぁぁぁ!」

「俺も負けらんないな!」

「じゃあどっちが多く倒せるか勝負だ!」

「よし!のった!」







俺とキリトは夕方までモンスターを狩りまくっていた。



 
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