| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『心詩』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『黒の池』


君の漆黒の髪が
水に揺らぐ

僕は引き上げる為
必死で

君の瞳が僕を見てること
気付かなかった

蒼白い滑らかな腕が
濡れた僕の頬を滑って
また君は沈み逝く
君が溶けて逝く

此処は何の音もない
此処は何の光もない

黒の池に沈み逝く
黒の池に溶け逝く


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧