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『心詩』

作者:零那
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『Adam』


見上げた空に光があった
届かないなんて
知らずに手を伸ばした
自分の光にしたかった...

星を見つけた
流れ落ちて
空より上で雫に変わった
そうして降り出す雨
僕等は沈んでく
泳げない魚は溺れてく

きっと
綺麗な世界も
愛も 優しさも
触れたら
壊れる程 脆くて
それが酷く刹那的

声をあげて泣いてみた
誰に届くというのか

容赦なく崩れる世界
堕ちる一瞬
君は確かに嘲笑った

星は僕の胸を抉った


 
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