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小説小ネタ倉庫

作者:龍牙
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ハイスクールD×D 〜加速の戦士と銀河の覇者〜 一話

 二人の科学者より作り出された純粋な科学技術で生み出された二つの対魔戦闘システム。一つは後に『ロイミュード』と呼ばれる事となる天使、悪魔、堕天使を滅ぼし人類を守るため、一人の科学者の憎悪から生み出された人造生命体。
 悪魔によって眷族にされ悪魔の元から逃げ出した妹を天使に殺され、愛していた恋人は彼女神器を狙った堕天使によって殺され、その憎しみはいつの日にかロイミュード達に宿り、彼等を『人類を守るために自らの手で人類を管理し、人外の存在を滅ぼす』と言う思想に染め上げて行った。

 それに対してもう一人の科学者『クリム・スタインベルト』の手で誕生したのは『ドライブ』と名付けられた対魔戦闘システム。本来ならばロイミュートの強靭なボディに使用する目的で生み出されたシステムだったが、ロイミュートの中に生まれた危険な思想に気づいた科学者の手により、人間にも扱えるシステムとして再設計された。だが、以前のシステムは『プロトドライブ』として存在し続けていた。

 そして、物語の始まりから15年前。ドライブのシステムと試作モデルの001、002、003とナンバリングされたロイミュード達の機動実験の際に一部の悪魔の暴走を切欠に、天使、堕天使と言った勢力に襲撃され、ロイミュードを生み出した科学者はその襲撃の際に死亡したが、その死の直前にロイミュード達の起動に成功してしまう。

 そして、その後起こった世界規模の災害“グローバルフリーズ”。謎の怪人達の襲撃で多くの犠牲者が出る事になった世界規模の災害。だが、それよりも多くの天使、悪魔、堕天使が犠牲となった。

 本来人を守る為に生み出されたロイミュード達によって引き起こされた大災害。幹部と呼ばれる事になるプロトタイプ達にとって、その被害は無視できる物では無く15年の間ロイミュード達の活動は停止する事となる。……人間に対する犠牲を無く三大勢力を滅ぼすため、否、三大勢力だけでなく人ならざる存在全てに対し、ロイミュード達は牙を向けていたのだから。





「詩乃……」

「四季……」

 15年前のグローバルフリーズで家族を失って以来の同居人の『五峰 四季』と『朝田 詩乃』の重なっていた二つの影が名残惜しそうにゆっくりと離れていく。

 父親の友人であり、家族の居なかったヒルベルト博士の財産を四季が受け継ぐ事となり、今は行方不明となっている二人の保護者となってくれていた人が姿を消した日……四季は本当の意味でヒルベルト博士の遺産を受け継いだ。

 ……と言うよりももう一つ大きな戦いに巻き込まれる事となった。
 全てのウルトラマンと怪獣・宇宙人がその肉体を『スパークドールズ』と呼ばれる人形の姿に封印される事となった大戦。長い年月を経て全てのスパークドールズはこの世界の地球へと流れ着き、四季は光の神器『ギンガスパーク』の所有者となった。


―ガタッ!―


 突然の物音に気が着いた慌てて其方へと視線を向けると、其処には

『す、すまない、邪魔をするつもりは無かったんだが』

『あー、私達はこれで失礼するから続けてくれ』

 気まずそうな様子で離れていったのは通称『ベルトさん』と言う表情豊かな電子表示された顔を持つドライブのシステムの核となるベルトと、スパークドルーズに封じられながらも己の自我を保っているウルシラマン……『ウルトラマンタロウ』だった。
 それぞれが、『仮面ライダードライブ』そして、『ウルトラマンギンガ』として戦う四季をサポートしてくれる人(?)達である。

「「ちょ、ちょっと待て!!!」」

 まあ、ちゃんとした恋人同士な上にキスしていたのは本当だが、それ以上何か使用としていた訳では無い。慌てて現在の保護者名立場にある方々を追いかける四季と詩乃。


 こうして超加速の戦士『仮面ライダードライブ』を受け継ぎ、銀河の覇者『ウルトラマンギンガ』に選ばれた少年四季の物語は始まっていく。




 
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