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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

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クラス代表決定戦

閃輝は部屋から出て、寮の裏の木の下に立って、鞘に手を掛ける。そして右手で柄を掴み一気に引き抜く
一閃!鞘から放たれた黒く輝く剣が、木から落ちた木の葉を全て切り裂き、綺麗に真っ二つに切った。
頭の中でイメージを膨らませて周囲に、無数の妖怪が居るのをイメージする。
閃輝は集中力を練り上げ限界までに達すると一気に爆発させてイメージの中で襲いかかってくる妖怪を切り捨てていく
的確に敵の急所、弱点を切り裂き確実に一撃で仕留めていく。そして、そのまま1時間乱舞を続け剣を鞘に戻し戻ろうとするが・・・
閃輝は、戻した剣を再び抜き放ち、そのまま遠くの木に投降した。
剣は真っ直ぐに木に向かっていき命が溢れる木を貫通して突き刺さった。

閃輝は剣を引き抜き周りを見まわす

「・・・逃げたか・・・何処の誰か知らんが次は容赦せん」

剣を鞘に戻し今渡こそ、閃輝は自室に戻って行った。閃輝が去り数分してから寮の影から一人の女性が出てきた

「ふぅ・・・驚いたわね・・・気配は消してたのに・・・霧雨 閃輝・・・面白いわね・・・」

その女性は面白い物を見つけたように笑って建物の影に姿を消していった

因みに、部屋に戻った閃輝は、剣をバックにつっこみ、バックを開けないようにしすぐさまベットに入って眠りについた。

そして代表決定戦当日。閃輝は、準備運動しながらモニター後しに映っているセシリアを見た

「・・・面白くなさそうだ・・・」
「一・・・閃輝、そろそろ行った方が良いのではないか?
相手を待たせすぎると試合時間が少なくなってしまうぞ」

箒は一夏と言いかけるが、閃輝と言い直し試合に向かった方が良いと言う
閃輝はその言葉を聞いて、体を大きく伸ばして準備運動を終わらせた

「そうだな・・・では行くか・・・」

閃輝は、指に嵌められた指輪に意識を向けた。すると閃輝の身体は黒い三角帽にまるで魔理沙のドレスが
スーツになった様な服に包まれ、腰には2本の刀が交差する様に下げられている

「!?なんだそれは!!?本当にISなのか!!?」
「・・・(フッ)箒・・・」
「な、なんだ?」

閃輝は帽子の鐔を指ではさみながら箒に話しかけた

「勝ってくる」
「!!・・・ああ勝ってこい!」

箒は、力のある声でふわりと浮かび上がる閃輝を見送った

セシリア・オルコットは自らのIS『ブルー・ティアーズ』を展開し来るのを待っていた
閃輝がいるピットを見下ろしながら・・・待つ事数分発進許可の青ランプに光が灯る

「漸く来ましたか・・・」

どうやって男を辱めてやろうとかセシリアは脳内で考えていた
そして途轍もない速度で何かがそばを通ったか思えば目の前に何かが舞い降りてきた
それはまるで魔法使いのような姿をした閃輝だった。アリーナの観客席に座っていた生徒達も驚愕した

「な、何ですの!?ま、まさかそれがISというのですか!!!??」
「・・・貴様に言う必要はない・・・」

『霧雨 閃輝対セシリア・オルコットの模擬戦を行います始め!!』

山田先生の声がアリーナに響き模擬戦がスタートする
セシリアは主力武装である巨大な特殊レーザーライフル『スターライトmkIII』を構え放つ
閃輝は、それを流すように回転し受け流す。セシリアはライフルを再び構え連続で放っていく
閃輝はそれを、嘲笑うようにゆっくりとした動きでそれを避けていく

「どうして当たりませんの!!?」

セシリアは焦る。目の前に居るのはスラスターや機械的な部分が見る事が出来ないIS。
此方の攻撃をまるで踊るように回避していく

「もう加減なんてしませんわ!全力で行かせていただきます!私とブルー・ティアーズの奏でるワルツで踊りなさい!!」

ビット型の武器のブルー・ティアーズを展開しレーザーを放ちながら、閃輝に迫っていく
それ見て閃輝は少し嬉しそうな顔をする

「少しはマシになってくるかな?」

四方八方から襲い来る攻撃を、全て受け流していく閃輝
あまりの回避技能にセシリアは驚き、攻撃の手を強めるが閃輝はまったく攻撃に当たる気配は無い

「そろそろかな?じゃ・・・此方の番だぜ」

閃輝はGSの機能を発動した。
背後に六芒星の紋章が現れ、回転を始めそこから様々な色した光の球が放出されながら、セシリアに向かっていく

「なんですの!?これは!!?」

セシリアは回避を試みるが紋章から放出された光球は途轍もない数で、回避など到底無理である
セシリアは弾幕の雨を浴びどんどんエネルギーを削られていく

「そ、そんな!きゃぁあああ!!!」

悲鳴をあげた時、閃輝は光に包まれる
そして光が晴れた時は前とは違い背には白い翼が生えており
先程まで服装といえる物は間接部に鎧を思わせ様な防具がつけられている

一次移行(ファーストシフト)!?まさかそこまでの力を持っていて初期設定だと言うのですか!?」
「・・・」

閃輝は腰に挿してあった剣を引き抜きセシリアに向ける
その闇のように黒さをした剣を目にしたセシリアは身震いをした

「言ったよな・・・これは決闘だ。そして死の恐怖を・・・」

剣を腕に巻くように構える
剣の周りには眩いばかりの光が収束していく

「味わえ!」

凄まじい速度で剣が振るわれる
剣が纏っていた光は雷となり一直線にセシリアに向かい直撃した

「きゃぁああああああ!!!」

セシリアの絶叫がアリーナに響きあっという間にエネルギーは0となった
閃輝はセシリアに死の恐怖を味合わせて満足したのか剣を鞘に戻した

『勝者 霧雨 閃輝』

というアナウンスがアリーナに響き閃輝はピットに戻った 
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