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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―

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第2章 宇宙を目指して
  全面戦争勃発

 
前書き
9巻の内容が上手くまとまらず、予てよりやる予定だった大学卒業後の和也を先に書こうかと思います。 

 
IS学園を卒業して6年、大学院を出た俺はそのままレイヴン社3代目社長の座に就いた。

卒業とほぼ同時に簪と籍を入れ、彼女は俺の妻として俺を支えてくれながら社でテストパイロットをしてくれていた。結局のところ、日本代表は織斑一夏がなり、彼女は代表候補生の座を降りることとなった。

兼次は父さんとの約束通り開発主任の座に就き、最新鋭機の開発に勤しんでいる。

優馬も卒業後に入社し、兼次の下で研究に勤しんでいる。


この9年間で世界情勢は大きく変化した。

まずレイヴン社製のコアがこの9年で1350個、世界各国に渡り女尊男卑の風潮が崩壊した。

次にレイヴン社以外のいくらかの企業もコアの製造に成功したこと。もっともこれはここ1年以内のことであり、まだ本格的な生産は始まっていない。

俺はこの9年て、少しずつだが篠ノ之束博士とコンタクトをとっていた。遂には社に引き込むことに成功した。そして俺は社長就任と同時にISによる宇宙進出を実行に移す決意をした。これは彼女の意志でもあり、そして俺自身の考える増えすぎた人類に対する救済策でもあった。

社自身が保有するコアは120個、これは実質的な社の戦力であり、各国との取引材料だ。今現在、世界が持つコアは約1850個、社のコアは120個、もし世界が相手なら勝てないだろうが、1国を相手にするには十分すぎる戦力である。

社では宇宙に対応したISの開発も進んでいる。

それと並行して社の戦力としてのISの開発も進んでいた。

この10年以上の圧倒的なノウハウを駆使し、社は最高の戦闘用ISを開発した。

その機体の名は[アルティメス]、単機がIS1個小隊に匹敵するほどの機体だ。

核動力による無限ともいえるエネルギー、膨大なエネルギー係数を誇るビーム砲5門と高出力ビームサーベルの搭載、それを支える各種システム、バズーカの直撃にさえ耐えられる新型の装甲、どれをとっても現行のISを遥かに上回る存在となった。

理論上はパイロットが戦える限り永遠に戦える機体とされている。

そしてそのアルティメスを現在10機、レイヴン社は保有していた。

その一方で宇宙用ISの開発も大きく進展し、近々試作1号機がロールアウトする予定だ。

そして、そんなレイヴン社を世界が、特にアメリカが放っておくはずもなく、しょっちゅう特務部隊が向けられた。

そしてレイヴン社のIS部隊はこれを尽く退けてきた。

元々、裏でファントムタスクとの繋がりがあったアメリカ、そして俺はアメリカとの全面戦争を決心した。

常識的に考えれば勝ち目のない戦争、だかレイヴン社にはアルティメスがある。現在のアメリカのIS保有数は約600、この内で実戦投入可能なのは約450~500といったところ。対してこちらはアルティメス10機と他のIS60機、アルティメスが最前線で戦えば十分対向出来る数だ。

さらにアルティメスは追加で5機の建造が決まっており、ロールアウト後はエースパイロットが乗り換える予定になっている。

そして12/24、後に黒翼のクリスマスイブと呼ばれる宣戦布告の日となった。

ファントムタスクを裏で保有するアメリカの粛正、それを全世界に公布しながらの宣戦布告は多くの国からの支持を受けた。

特にドイツやロシアはIS部隊の派遣までしてくれた。もっとも、ドイツ軍はあるコネからの支援であり、ロシアは刀奈が働きかけてくれたからでもあるのだが。

その他の国も物資の供給などの支援を取り付けてくれ、日本も可能な限りでの支援をしてくれることとなった。

こうして実質的な第三次世界大戦が始まった。

これまでの歴史からはあり得ない構図の大戦、それがついに始まったのだ。

―――――――――――――――――――――――――

Sideアルティメス7号機パイロット

俺は単機で出撃し、大平洋上で待ち伏せしていた。待つこと2時間、観測通りIS2個分隊規模の敵が現れた。

あいつら、数で攻めれば勝てると思っているみたいだ。だがそれが間違いだってことを教えてやるよ。

FCSが捉えたISはざっと20機、普通のISなら単機でどうこう出来る戦力ではないが、アルティメスならそれが可能だった。

「ご丁寧に編隊なんか組んでさ…、そんなに墜とされたいならお望み通り墜としてやるよ!」

固定式の3門のビーム砲、腰部のレール砲、両手のバスターライフルを構えてそれぞれをロック

「フルバースト!!」

それぞれの火器が咆哮し、射線上の全てを焼き払う。今の攻撃で19機を撃墜、残っていたのは3機だけだった。

流石にこれだけで全滅とは都合が良すぎるか。まぁいい。たったの3機に苦戦するような俺じゃないさ。

ツインバスターライフルを並列に接続し1機をロックオン、そして引き金を引く。

細い銃口からは想像もつかないほどの太い山吹色のビームが照射され、まとめて2機を撃墜する。

残るは1機だけだ。

相手はかなり接近している。距離は500をきった。

ツインバスターライフルを量子化し、腰部のビームサーベルを引き抜く。そしてスラスターを吹かせ、すれ違いざまに切り捨てた。

絶対防御を突破したビームの刃は敵のパイロットを灼きながら真っ二つにした。

「こちらU7、敵部隊を掃討した。これより帰還する」

背中のウイングを広げながらアルティメス7号機は本社への帰路についた。

―――――――――――――――――――――――――――――

Sideアルティメス2号機パイロット

「隊長、敵艦隊です」

最新鋭量産型IS[マリシアス]を駆る部下が報告してくる。センサーは距離200000に敵艦隊を捉えていた。

空母4隻、ミサイル駆逐艦20隻、軽巡洋艦5隻、潜水艦10隻の大艦隊だ。

「よし、俺が空母を沈める。お前たちは残りを潰せ。1隻たりとも逃がすな」

「「「「「「了解」」」」」」

2番機が駆逐艦に襲いかかる。

スラスターを吹かせ急接近、CIWSを掻い潜りながら艦橋に張り付きビームライフルで艦橋の上から船体を撃ち抜いた。ビームは艦内の弾薬庫を貫通しミサイルに引火、ミサイルの爆音と共に駆逐艦は真っ二つになり轟沈した。

それを見届けながら俺は艦隊中央の空母の1隻に肉薄し土手腹にツインバスターライフルを叩き込んだ。

何機かのISが脱出し、襲いかかってくる。それらを空母ごとロック

「フルバースト」

フルバーストで空母ごと殲滅した。

「次行くぞ」

2隻目の空母の艦尾に回り込み艦首へ貫通するようにツインバスターライフルを照射する。

動力系に引火し爆発炎上する空母。中からは次々とクルーが出てきて海へと逃げて行く。

そしてそれらを守るように立ちはだかるIS部隊をローリングバスターライフルでまとめて掃討し次の空母を沈めていく。

最後の空母が沈んだ時、全てが片付いていた。全員が絶命し海を漂う敵のIS部隊の亡骸、燃え盛る巡洋艦、真っ二つになり沈んでいく駆逐艦、海を漂う沈んだ潜水艦から漏れだしたオイル。まるで地獄絵図だ。

部隊員に欠損は無し。完璧な勝利だった。

「よし。第6独立戦隊、帰還するぞ」

太平洋上空を7機のISが帰るべき場所を目指して翔んでいた。

―――――――――――――――――――――――――――――

Side和也

俺の率いる最精鋭部隊はアメリカ本土を目指し太平洋をマッハ4で巡航していた。

この部隊は俺のアルティメス9号機とエースパイロットのアルティメス3号機・5号機、マリシアス14機の計17機で構成された強襲部隊だ。

途中でIS搭載空母による妨害を受けたが敵部隊を全滅させた上で空母を轟沈させ突破した。

そしてアメリカ本土カルフォルニアにたどり着く。

待ち受けるのは基地のIS部隊。

「社長、ここは俺が」

3号機のパイロットはツインバスターライフルを構え基地を狙撃する。

ビームは基地の司令塔を直撃、さらに爆風が貯蔵されていた燃料に引火、基地は火の海と化す。

「敵部隊が来ます!」

「よし、ここからが本番だ。諸君、派手にいこう」

17機のISが散開しそれぞれの獲物に襲いかかる。

『何!?奴は…』

『敵の大将自らだと!?』

既に敵の回線はジャックされており、通信の内容はただ漏れだ。どうやら奴らは俺が前線にいることに驚いているみたいだ。

『奴に攻撃を集中しろ』

『あれを討てば勲章ものだぞ!!』

俺に攻撃が集中し始める。

「愚かな…」

何発かが装甲に当たるが傷1つ付けられず跳弾していく。

腰部レール砲とウイングバインダー内部のビーム砲を展開、7機の敵をロック

「消えろ」

フルバーストが接近する敵部隊を凪ぎ払う。

「流石社長、エース級の活躍ですね」

部隊員の1人が俺に言う。

「軽口を言っている暇があるなら手を動かせ」

それを他の部隊員が注意した。

「わかってるさ」

そう言いながら彼はISを1機撃墜する。

次々と、一方的に撃墜されていくアメリカ軍のIS部隊。

「これで終わりだ」

部隊員の1人が最後の1機を墜とし、カルフォルニア基地は制圧された。

こうして、強襲から始まった侵攻戦は完璧な勝利という最高のスタートを切った。

現在の士気は最高だ。これを維持出来ているうちに貴様を討たないとな、スコール・ミューゼル…。
 
 

 
後書き
アルティメスは元々、ガンダムブレイカー2で自分が使ってた機体です。

アセンブルは
ツインバスターライフル(ウイングゼロEW)、ガーベラストレート・タイガーピアス、耐ビームコーティングマント、ウイングゼロ頭、ストフリ胴、フリーダム腕・脚・バックパックとなります。

スペック
シールドエネルギー:1965000(現行のISは多くて5桁)
武装:ツインバスターライフル
   バラエーナプラズマ収束ビーム砲
  カリドゥス複相ビーム砲
  クスフィアスレール砲
   ラケルタビームサーベル
   各パイロット専用装備(和也はガーベラストレート・タイガーピアス、ビームマシンガン)
装甲材:ガンダニュウム合金+一部VPS装甲
機動性:最高巡航速度マッハ8
   限界速度マッハ20(ただし、いずれも各パイロットに合わせてチューンアップを施してあるため、ほとんどの機体がカタログスペックより速い)

マリシアススペック
シールドエネルギー:320000
武装:ビームライフル
  ビームサーベル
  高速巡航ミサイル
  ツインガトリングガン
   収束型ショットガン
  各パイロット専用装備
装甲材:ガンダニュウム合金
機動性:最高巡航速度マッハ6
    限界速度マッハ15(アルティメス同様に各パイロットへのチューンアップあり)

立ち位置的にSガンダムに対するネロみたいな感じの機体です。高級量産機という設定にしています。 
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