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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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番外編ー大切なイマは

 
前書き
はい!終わってしまったクリスマスの話!
最近更新出来なくてすみません!教習にメンタルやられてます…。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「クリスマスは今年もやってくる♪」

今日は楽しいクリスマスパーティー!いろんな人を交えて、僕はリアルのエギルの店で飾り付けをしていた。

「なあ、佳。」
「なーに?エギル?」

僕はカウンターで飲み物や食べ物を作っているエギルの方を向く。ちなみにエギルはニヤニヤしながらこっちを見てきた。

「なあ、お前。シノンとの夜の営みはどうなんだ?」
「夜の営み?何それ?」

?確かに夕食作ったり一緒にごはん食べたりしているけど…。
僕の何それ美味しいの?という反応に対してエギルはため息をつきながら。

「あのなー。お前。シノンに対してその…エッチな事やってみたいとかないのか?」
「エギルが詩乃に対してそんな事考えているのなら本気で潰すよ。」

僕は持っていたハサミをクルクル回して、ニッコリとした笑顔をハサミと共にエギルに向ける。

「やめろ⁉︎本気で危ないから!」
「…。」

僕はため息をついてハサミをしまうと。エギルは少し呆れ顔で。

「まあ、それはともかく今日は誰が来るんだ?かなり作ったから人数かなり欲しいぞ?」
「えーと。来るメンツとしてはシノン、キリト、リーファ、アスナ、リズ、シリカ、クライン、クライン、クラリス、リリィ…って所かな?」
「クラリス、リリィは大丈夫なのか?」

エギルが心配そうに見てくるが僕は笑ってその心配を否定する。確かにクラリスは重い喘息。リリィは極度の男性嫌いだ。

「クラリスは最近調子いいのと、いざとなれば僕がなんとかするから。
リリィは…まあ、あの子は男性嫌いだけどこのメンツなら大丈夫だと思うよ?キリトと僕とエギルはともかく、クラインは確かに詰め寄りそうだけど僕達がセーフティになれば問題ないぜ♪気分最高♪でしょ?」

そう言って僕は店内の最後の取り付け…もといクリスマスツリーの飾り付けが終わる。
クリスマスツリーは普通の飾り付けはもちろん。
裁縫が得意な…ハイスペック少女クラリスのみんなのALOのキャラをミニ人形にしたものが飾られている。

「…良し!完成!」

僕はニコッとしてクリスマスツリーを見る。するとエギルも手をパンパンと叩いてカウンターから出てきた。

「こっちも出来たぜ!」
「あとはみんなが来るだけだね。」

僕は笑ってこのパーティーを楽しみにしているだろう少年、少女達を待った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…はい!という事で!クリスマスパーティーという事でみんなに集まったよ!」

それからみんながエギルのお店に来ると片手にグラスを持つ。

「という訳でえー…今年も中々いろいろありましたが!無事に!クリスマスを迎える事が出来ました!」
「早く乾杯しなさいよ。」

詩乃がジト目で僕を見てくるので笑って。

「それじゃ細かい事は無しで…
乾杯!」
「「「「「「「「「「「「乾杯‼︎‼︎‼︎」」」」」」」」」」」」

そう言って僕達のクリスマスパーティーが始まった。

「あの!」
「ひっ⁉︎」

見るとクラインがリリィに向かって顔を真っ赤にして話していた。
僕はそれを見て、エギル、キリトとアイコンタクトをとる。

「壷井りゅ…「させるか!」ぐふっ!」

一気に僕はクラインの後ろに立つとそのまま首をギリギリのところで締め上げる。

「ねえ。クライン君。この子はね。男の人が苦手なの。だから君みたいな人は少し遠慮してくれないかな?」
「は…はい。」

クラインは震えながら頷いてくれた。僕はニコッとしてクラインを威嚇すると。

「まあ、それはともかく。今日は詩乃がミニスカサンタを…「しないわよ。」も冗談で。
…っち。」

僕はこっそり用意したミニスカサンタのコスプレを舌打ちしながらしまう。
…くそ。見たかった。

「まあ、こんな時も僕は歌だね。」

僕はさっと。アコースティックギターをとりだす。

「今日は何歌うの?」

みんながポカンとする中。僕は笑って。

「僕の…1番好きな歌。
聞いた時とても僕は好きになったんだ。」

〜♪

一回だけギターを軽く引くと、僕はエギルの店の小さなステージに立つ。そうしてある歌を歌う。

ー今年のクリスマスは少しだけ嬉しいー

ー僕がここにいるだけの簡単な事は…ー

僕はゆっくりと歌う中。不意にクラリスが窓の外を見て。

「あ!雪だ!」

みんなはそれを見ながら静かに僕が歌うのを聞いていた。

ーこの音は絶対に途切れないような気がするんだー

スノー達の聖夜はまだ終わりそうに無い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、なんやかんやのお祭り騒ぎの後。僕と詩乃はアパートに帰宅する。

「しーの…疲れた…。」
「佳は暴れすぎよ。
…まあ、クラインさんが詰め寄りすぎだけど。」

あの後もクラインは懲りずにリリィに詰め寄っていた。…僕が黒笑顔で止めたけど。
…あ、あれ?僕体力が…。

「ねえ詩乃!」
「何?」

僕は不意に詩乃の背後に詰め寄って後ろから抱きしめる。

「詩乃はドキドキする?」
「…⁉︎」

…すると佳はいきなり私の耳に息を吹きかけてきた。

「け、佳!」
「あ!顔赤いよ?」

佳は抱きしめた体制のままニコッとする。近くにあるのは私のベッド。…。

「あ、あの佳…」
「ねえ?詩乃。僕眠いな…。」

すると佳は私を抱きしめたままベッドに転がり込んだ。もちろん私は佳の腕の中。

「ちょっと⁉︎佳!」
「むにゃ…」

…こうなってしまうと佳はもう朝になるまで起きない。

「仕方ないわね。」

私はそうため息ついて佳の頬にキスをして。

「…さっきはドキドキしたわよ。」

私はそう言ってそのまま佳の腕の中で眠りについた。























































…ドキドキしたのは僕もだよ?詩乃。

詩乃が寝たのを確認してそう呟いたのは僕だけの秘密。 
 

 
後書き
セカオワと言えばナカジンのアコギが好きで…。
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では次回もよろしくお願いします! 
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