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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第6章 無限時計編
  無限城での戦い

無限城にて・・・


「どけ、ミッシェル!」

ナツさんがそう言う。

「それ以上姉さんに近づかないで!私達をほうって置いて。
 そうすれば、命までは奪わない。」

イミテイシアはそう言う。

「んだおとぉ・・・!!」

ナツさんは怒る。

「よくも騙してくれたな、それでも(おとこ)か!?」

「いや女の人だから・・・」

エルフマンさんの言葉にツッコミを入れる俺。

「お姫様を開放しなさい!」

ココさんがなぜそう言うのかは俺にはわからない・・・。

「(でも・・・・・・エドラスの時も、お姫様って言ってたような・・・
 いや、今はそれより・・・・・・)」

「みんな・・・・・・ミッシェル!」

「心配しないで。姉さんは私が守る。」

「それはこっちのセリフです!」

「俺達であいつを追い詰めるから、ココはその隙にルーシィを引っ張り出せ。」

「「「了解!!!」」」

「行くぞ!!!!」

ルーシィさん救出、始めます!!



































一方、クリスティーナ改は、どこかに墜落して止まっていた。


ドンッ


1つのドアが開き、人が現れた。

「いってぇ・・・。」

何とロメオであった。

「待ってろよ、ナツ兄、ルーシィ姉・・・・・・・・・ミッシェル。」

ロメオは無限城を見てそう言う。
























一方、ナツ達は・・・


ボォォッ!!!


ゴォォッ!!!


俺とナツさんは互いに咆哮を放って攻撃をしたが、かわされた。

(おとこ)ぉぉっ!!!」

上からエルフマンさんが右腕だけを接収(テイクオーバー)し、
殴りかかるも、それもかわされ、イミテイシアはエルフマンさんの後ろに回る。


ドォーン!


そしてそのまま蹴り飛ばした。

「うおおおおおっ!!?」


ドォン!!!


「ぐおっ!?」

「うわっ!!?」

エルフマンさんは階段のところに飛ばされ、
近くにいたココさんの方に向かってしまい、ぶつかってしまった。

「エルフマンさん!」

「ココ!」

俺とナツさんは呼びかける。

「だ、大丈夫です!」

「気をつけろ2人とも!そいつ急所を的確に狙ってくる。
 此間1発でやられただろ、1発で!」

ココさんとエルフマンさんはそう言う。

「2回言うな!!」

エルフマンさんの言葉に怒鳴るナツさん。

「人間の体って不思議ねぇ?
 どんなに屈強な者でも、急所を突けば激痛とともに、体の自由が奪われてしまうの。」

そう言い、いつまのか花びらの様な盾を出し、剣も出していた。

「お前、本当に泣き虫でドジで大食いのミッシェルか?」

ナツさんは尋ねる。

「あれはギルドに入り込むためのお芝居。そして、私の名はイミテイシア。
 新生六魔将軍(オラシオンセイス)の1人。」

「・・・・・・。」

その言葉に俺は沈黙しかない。

「ざけんな・・・!この嘘つき野郎!!!」

エルフマンさんがまた右腕だけを接収(テイクオーバー)する。
右腕は伸び、鞭のように攻撃をするが、盾によって防がれた。


ズバン!


「っ!!!」

そしてエルフマンさんは斬られる。

「っ!!!」

「激痛で動けなくするって言うのはだな、こういう事だぁぁっ!!!!」

ナツさんは炎を宿した拳で殴る。


ドーーーーン!!


そのまま殴られて、飛ばされ、壁に激突した。

「・・・。」

俺は今の状況で、余裕があれば、ルーシィさんを助けよと思うが、
ココさんがルーシィさんを引っ張り出そうとしているが、なかなか抜け出せない様子だった。

「無駄よ。」

イミテイシアは顔を上のほうに向けており、ナツさんに向かってそう言う。
ナツさんの拳で結構、効いているはずだが・・・

「私の体は、痛みを感じない。
 どんなに攻撃を受けても、心が折れる事はない。
 だから、くだらない感情に惑わされたりしない。」

まるで自分自身の力で、骨を治すような動きで顔を正常な状態に戻した。

「くっだらねえってか・・・じゃあ何でそんな目してんだよ?」

「・・・目?」

「お前の目だよ。
 信念持って戦ってる奴はよぉ、悪ぃ奴だろうが、もっと強ぇ光を持ってんだよ。」

「確かに、そうですね。」

ナツさんの言葉に俺は納得する。

「お前みてぇな迷った目はしてねえんだ。」

俺はナツさんの言葉を聞き、イミテイシアの目を見る。
確かに、何か迷いのある目であった。

「私が・・・・・・」

「ココ!そっちはどうだ!」

「びくともしませんよぉ・・・。」

エルフマンさんの言葉にココさんはそう言う。

「私に迷いはない!全ては姉さんの為!!私の心は揺るがない!!!」

「(ルーシィさんの為って、どういう事だ?)」

「ああ、そうかい!こっちだって迷いはねえぞ!!」

俺がイミテイシアの言葉を聞いて、心の中で考えていた時に、
ナツさんは右手の拳を左手でとめ、かなりの炎をまとわせてそう言った。

「ハッピーの考えが正しけりゃ、ルーシィを助けるには、
 やっぱお前をぶっ倒さなけりゃ、いけねえらしいからなあ。本気で行くぞ!!!!」

「・・・はい!」

「っしゃあ!!!!」

ナツさんの言葉に俺とエルフマンさんは返事をする。

「火竜の咆哮!!!」

「闇竜の咆哮!!!」

(おとこ)ぉぉぉぉっ!!!!」

俺とナツさんは口から闇のブレス、炎のブレスを放ち、
エルフマンさんはそのまま殴りにいく。


ドォン!!!


「暑さは感じないわ!」

イミテイシアは持ってい盾でブレスを防いだ。

「(分身ではあるけど・・・俺とナツさんのブレスを防ぐなんて・・・!!)」

俺は心の中で驚く。
その時に、エルフマンさんが接収(テイクオーバー)をして攻撃するが、
茨に締め付けられ、赤色の光がエルフマンさんにダメージを与えたのだった。

「ぐわあああああっ!!!」

「我がシリスはあらゆる痛みつける。」

イミテイシアはそう言う。

「火竜の煌炎!!!!」

ナツさんは巨大な火球を作り、投げつけて攻撃した。


ドォーーーーーーーーーーーン!!!


シュルン!!


「!!!」


バシ!


「ぐっ!ぐああっ!!!」

茨がナツさんにからみつき、赤色の光がダメージを与える。


ドドドドドドッ!!!


ココさんが壁を全速力で走る。

「ルーシィ・ハートフィリアを騙して利用する。それがあなたの任務ですか!?」

ココさんはそのままの勢いで、キックした。
しかしイミテイシアは盾で防ぐ。ココさんはそのまま連続で蹴りだした。

「任務?」


ズバン!!


「う、あああっ!!!」

イミテイシアは持っていた剣でココさんを攻撃した。
ココさんは斬られはしてないが、飛ばされてしまう。

「ココ!」

いつのまにか、ルーシィさんが正常になって、ココさんの名前を呼ぶ。

「任務などと言う心亡き者の声は従わない。私は私の心に従って決めたまで。
 そこに心の苦しみがあるからこその強い想い。魔法は心。
 私の想いと力は誰にも負けない!」

イミテイシアはそう言う。

「(コイツは厄介な相手だ・・・。)」

俺は心の中でそう思った。



































一方、ハッピーとリリーは・・・


「どうだ?」

「ダメ、見つからない。どうしよぉ・・・。」

2人は無限城の外の巨大な鎖が出ている所にいた。
サミエルを探しているが、見つからないらしい。

「このままじゃ、サミエルがルーシィを・・・」

「焦るな。これだけ馬鹿デカイんだ簡単には見つからん。」

ハッピーの言葉にリリーはそう言う。

「無限時計を止めたいのは、オイラ達もレギオン隊も一緒なのに・・・どうして・・・。」

ハッピーは落ち込んでそう言う。

「(真実を見極めて、たどり着いた答えがソレなのか、サミエル・・・?)」

リリーは心の中でそう思っていた。

「奴の下した決断だ。俺達とは視点が違う。だが、間違いだらけだ。」

「兄弟でしょ?何とかしてよぉ!」

「兄になった覚えはない!!!!」

ハッピーの言葉にリリーは怒鳴る。








































一方・・・


ドーン!ドドォーーーーン!!!


「う・・・くぅ・・・!」

「空気を狂わせる超振動。」

エルザは現在、コブラと戦闘中。
途中でシュガーボーイが出てきたが、
コブラの魔法であっけなくやられたのであった。

「どんなに鍛えぬいた刃物であろうと、立所に粉砕する。」

「・・・・・・私の心が聞こえるか?」

「俺を倒す、それしか聞こえんな。」

「今の私の心には、その言葉しかない。ハァッ!!!」

エルザは剣を出し、コブラに向かって飛び、斬りかかる。


だが・・・


ゴォォォッ!!!


「っ・・・!」

コブラの音の衝撃波で防がれてしまう。


ドン!


「うっ!!!」

さらに剣も壊れ、エルザは下へ落ちてしまった。


ガシッ!


しかし何とかなった。この場所は変な模様の四角が上に重なっている場所。
四角の模様は光っており、ほとんどが紫色だが、赤や黄色もある。
その四角の1つに掴まって何とかなった。


ドン!


だがその手の上から、コブラが踏みつける。

「聞こえる。いかに俺を倒そうかという、お前の焦り、そして諦めまいとする強い意志。」

「音を操るだけであって、よく吠えるな。だが、私にも聞こえる声がある。」

コブラの言葉にエルザはそう言う。

「そうかい。」


ドン!ドーーーーーン!!


「ぐぅっ!!」

コブラの魔法により、飛ばされ、巨大な四角にぶつかるエルザ。

「自分は、決して負けない・・・だから、お前も負けるな、と仲間達の声だ!」

「それはおまえ自身の声。こうあって欲しいと言う、お前の思い込みだ。」

エルザの言葉にコブラはそう言う。

「それでも構わん。だが、私の心の淵の、友達の声が聞こえている。
 それが私の力の源となり、奮い立たせる。
 お前の心にも、聞こえてくる声はないのか!?」

「ち・・・お前の言葉はあまりにも、耳障りだ!」

エルザの言葉にコブラ苛立つように言う。

「はぁぁっ!!!」

エルザは炎帝の鎧を身に纏い、持っている炎の剣でコブラに向かって攻撃をする。



ドォーーーーーーン!!ドォーーーーーン!!!ドォーーーーーーーン!!!!



「ぬぅっ・・・!」

エルザは無限城の外へ出てしまい、落ちそうになるが、
自分の魔法である換装で、黒羽の鎧を身に纏い、うまく、巨大な鎖の上に立った。

「・・・・・・。」

そして今度は雷帝の鎧を身に纏う。

「しつけえ野郎だ。」

コブラもいつの間にか、巨大な鎖の上に立ち、エルザの近くにおった。

「コブラ。お前も楽園の塔で辛い目にあっていたのだろ?」

「・・・っ。」
 
「何故同じように、罪の無き人々に苦しみを与えようというのだ!?」

エルザは怒鳴る。エルザはかつて、楽園の塔で奴隷として働かされていたのだった。
また、六魔将軍(オラシオンセイス)の者達にも同じような者達もいたのであった。

「リアルナイトメアの事か?正直俺にはどうでもいい。
 だが俺は友を失い、貴様は共に囲まれている。それが気にくわねぇ!」

「下らん僻みだな。影から日の下に出てみろ。
 そしてその目で見渡せれる、観じ方も自ずと変わる!!」

コブラの言葉にエルザはそう言い、持っている槍から雷を放ち、攻撃をした。
しかしコブラは攻撃するところがわかり、簡単にかわす。

「その目で見渡せだぁ?嫉妬ぶるような事を・・・。」

コブラはエルザを睨む。


































一方、ウェンディ達の方で・・・


「そうか、わかった。」

ウォーレンが念話でギルドのほうからの連絡を聞いていた。

「ハッピーの推測どおりなんだな、
 新生六魔将軍(オラシオンセイス)を全員倒せば、刻印が消えて所有権がなくなる。」

「そうすれば、無限時計をコントロールする者がいなくなって、リアルナイトメアは消える。」

ウォーレンとシャルルはそう言う。

「ルーシィさんは?」

「刻印が消えれば、ルーシィも開放されるらしい・・・ただ1つ、
 あの本の解読がまだかかるらしい。」

「どうして?」

「あの本、特殊な魔法で、下手なことをすると消えるらしい。レビィ達をしんじるしかねえ。」

ウォーレンの言葉に、ここにいる者達は頷く。

「・・・?」

「どうしたのウェンディ?」

「・・・・・・何だろう?空が騒いでいるような・・・。」

「ひょっとして、6人の内2人の刻印が消えた事で、
 リアルナイトメアの影響が弱まっているとか?」

「何だか、刻印を守ろうと無限時計が足掻いているみたい。」

ウェンディとシャルルはそう言う。



































一方、ナツ達は・・・




「おっと!!」

俺は茨が襲ってきたので、かわした。

「厄介だなぁ・・・。」

俺はそう言う。

「・・・刻印が解除された・・・。」

「!?」

そういったのはルーシィさんだった。また生気のない目になっている!

「残るは、後3つ。」

「(3つ・・・!グレイさんかエルザさんがやってくれましたか!)」

数秒前に、グレイがダンと共にエンジェルを倒したのだった。
正式には自分の魔力に飲み込まれ暴走になっていたエンジェルを
グレイが召還した天使を破壊し、
それと同時にダンがエンジェルの天使魔法の核を限界にまで縮小させたのだった。
それによって、エンジェルは敗北し、刻印は消えたのだった。

「おい、ルーシィ!しっかりしろ!!俺の声聞こえてんだろぉ!!!
 待ってろよ、ぜってぇに助けてやっかんな!!!!」

ナツさんが大声でそう言う。

「・・・・・・警告。」

「「「!?」」」

「刻印が1つ解除された。」

ルーシィさんの声がおかしい!?まるで機械のような感じだ!
しかも右目が橙色になり、のようなのが浮かんでいた。

「残る3つを失えば、所有者はその権利を失う。」

「ルーシィ、しっかりしろ!!!」

ナツさんはそう言うが、ルーシィさんは反応しない。

「ふふふ。」

「「!?」」

「どれだけ足掻こうと無駄と言うものだ。
 ルーシィ・ハートフィリアはまもなく、無限時計と融合する。」

「そうなれば、我らはリアルナイトメアを自在にコントロールする事が可能となる。」

現れたのはミッドナイトこと、ブレイン二世、さらにクロノアだった。

「何だとぉ・・・!!!!」

「(ガジルさんはどうなったんだ?)」

ガジルはブレイン2世と戦闘中、途中で無限城から落ちてしまい、
偶然、バイロと決着をつけたギルダーツが助けるが、彼も下に落ちてしまったのだった。

「姉さんは誰にも渡さない。ずっと私と一緒にいる。ずっと・・・永遠に!」

「・・・・・・。」

早くしないとルーシィさんがやばいぞ・・・!




































一方、妖精の尻尾(フェアリーテイル) ギルドにて・・・


「・・・・・・・・・・・・。」

本の解析をしていたレビィは、読める部分を読んで驚いた表情をした。

「(これが本当なら・・・・・・・・・確かに無限時計を止められるけど・・・・・・
 もし・・・・・・あの歯車で止めることになったら・・・・・・)」









































「(・・・・・・コージ君が・・・やばい事になるかも!!!!)」

レビィは心の中で驚いていた。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です!今年ももう終わりになる事、ようやくできました!
エンジェル戦は都合により出さなかったことをお許しください。
コブラ戦は途中から出してしまったこともお許しを。
しかし、自分としてはコブラとキナナには幸せになってほしいと思います。
この小説で頑張ってみます!来年もよろしくおねがいします。良いお年を!!! 
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