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大陸の妖精

作者:sinの妖精
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アルトvs大海のジュビア

 
前書き
だんだん展開の運び方が雑になってきてるような・・(汗)

 

 
ジュピターを破壊したアルトたち


砲台が崩れていく様子はフェアリーテイルメンバーたちも見て取れた



「よっしゃー!!ジュピターは壊れたぞ!!」


「はっはー!アルトとナツのコンビをなめんなよーっ!!」


カナ「さすがね・・・」


ジュピターが海へ落ちていく様子を見たカナは安堵の笑みを浮かべる





ジョゼ「・・・クソガキどもが・・・!!!」





ナツ「もうお前の魔法は見切ったぞ」


アルト「ジュピターの心配も無くなった」


兎兎丸「くっ・・・」


次の瞬間、ファントムの本部が激しく揺れる



アルト「なんだ・・・!?」


兎兎丸「ま・・・まさかアレをやる気か!?ここは水平維持の機能が無い部屋なんだぞ!!!!」


ナツ「水平!?」


時間が経つにつれ、揺れが一層激しさを増していく


揺れ始めて間もなく、ファントム本部の形状が変わっていく



兎兎丸「終わったな・・・これぞ、我がギルドの最終兵器・・・」


やがて、ファントム本部は巨人のような形に変形した



「超魔導巨人 ファントムMk2」



ファントム本部はフェアリーテイルのギルドがある方向へ歩き出した


一歩歩くごとに激しい揺れがアルトたちを襲う



アルト「あ・・・やば」


ナツ「お・・お・・おぷ・・」


乗り物に弱いナツはファントム本部が引き起こす揺れによってダウンした



兎兎丸「ど・・・どうしたんだコイツ!?」


アルト「あー・・・ナツはただの乗り物酔いだ、代わりに俺が相手になるぜ」


兎兎丸「いいだろう面白い、あの巨大なラクリマを破壊した君も相当やり手なのだろう・・・?」


そう言った兎兎丸は両腕から七色の炎を生み出した



兎兎丸「受けてみろ!我が最強の魔法、七色の(レインボーファイア)!!」


アルト「おぉ・・・すげー綺麗だな」


兎兎丸「くらえ!!」


アルトめがけて七色の炎を撃ちだそうとしたその時



兎兎丸「え?」ピキィ


突如、兎兎丸の両腕が凍りついた



アルト「これは・・・!」


グレイ「アイスメイク 大槌兵!!」ドォン


兎兎丸「ぎゃああァア!!!」ガクッ


グレイの造形魔法によって押しつぶされた兎兎丸はそのまま気絶したようだ



アルト「グレイ!エルフマン!」


ナツ「お・・お前ら・・オイシイとこだけ持ってきやがって・・・うぷぷっ」


グレイ「情けねえなァ、ナツさんよォ」


エルフマン「しかしジュピターをここまで破壊するとは・・・漢だな」



ハッピー「大変だー!!」


突然ハッピーが叫びだす



アルト「どうしたんだよ、ハッピー?」


ナツ「揺れが止まった・・・」


ハッピー「ギルドが巨人になって魔法を唱えてるんだ!!」


ナツ「ウソつけ!!!」


アルト「なるほど、さっきまでの揺れはギルドが巨人に変形してたからか」


ハッピー「カルディア大聖堂まで消えちゃう魔法だって!!」


グレイ「街の半分じゃねえか!!!」


ナツ「そんな魔法ありえねーだろ!!!」


アルト「確かに、信じがたいけど・・・」


エルフマン「ぬぅ・・・」


アルトたち4人と1匹が顔を見合わせる


一時沈黙し、4人と1匹が一斉に口を開く



ナツ「止めるぞーー!!!」


ハッピー「あいさー!!!」


アルト「早くしねェと、街半分ぶっ飛んだらエラい事になる!!!」


グレイ「手分けしてこの動くギルドの動力源を探すんだ!!!」


エルフマン「次から次へと、とんでもねェことしてからにィ!!!


アルトたちは四手に分かれ、それぞれギルドの動力源を探した












アルトはギルドの動力源を見つけ出すために一旦ファントム本部の外へ出た


アルト「もしかしたら、ギルドの動力源は外にあったりしてな・・・」


アルトが窓から外に出る


しかし外に出た瞬間、ある異変に気付く



アルト「雨・・・?」


先ほどまで晴れていた空は雨雲に覆われ、ポツポツと雨が降っていた



アルト「どうなってんだ・・・雨なんか降ってなかったぞ・・・!?」



「しんしんと・・・」



アルト「!!」


空を見上げるアルトのもとに、傘を差した女性が現れる


女性がアルトに近づくにつれ、雨は大降りになっていく



ジュビア「そう・・・ジュビアはエレメント4の一人にして雨女・・・しんしんと・・・」


アルト「エレメント4・・・!」


ジュビア「まさか火のエレメントが倒されるとは思わなかったわ、しかしジュビアとアリアは甘くみない事ね」


アルト「甘くなんてみてねェよ・・・仲間を傷つける奴はどんな奴だろうと全力でぶちのめすだけだ」


ジュビア「・・・・・」


アルト「・・・・・」


ジュビア「・・・・・/////」ポッ


心なしか、ジュビアの頬がほんのり赤く染まる



ジュビア「そ・・・そう・・・私の負けだわ・・・ごきげんよう」


アルト「えぇぇっ!?待て待て待て!!どういう事だよっ!?」


ジュビア「(はぁ・・・ジュビア・・・どうしちゃったのかしら・・・この胸のドキドキは・・・/////)」


アルト「なんのつもりか知らねェが、逃がさねえぞ!巨人を止めろォォ!!」ダッ


ジュビア「!!/////」キュン♡


アルトがジュビアに殴りかかる



ジュビア「(私のものにしたい・・・!!ジュビア・・・もう止まらない・・・!!)」


アルト「巨人の動力源、どこにあるのか教えてもらうぞ!!」ググッ


ジュビア「水流拘束(ウォーターロック)!!!」ザパァ


アルト「ごぽっ!!?」


走るアルトを水状の球体が捕らえる



アルト「う゛っ・・・!!」


水に浸かったためガジル戦での傷口が開き、血が噴き出す



ジュビア「まあっ!!ケガをしていらしたなんてっ!!ど・・・どうしましょっ!!はやくとかなきゃっ!!」


アルト「うぅ・・・らぁァァア!!」


アルトは全身から衝撃波を拡散させ、水を吹き飛ばす




ジュビア「!!」


アルト「残念だったな、俺は大地の圧力を衝撃波に変えて打ち出せる・・・俺に拘束技は効かねえぞ!」


ジュビア「・・・(し、衝撃波で吹き飛ばした・・・ジュビアの水流拘束は決して破られないと思っていたのに・・・大地と雨・・・なんて運命的な出会いなの・・・!!?/////)」



アルト「痛っ・・・傷口が開いちまったか・・・よくもやってくれたなコノヤロォ!!」


ジュビア「はぅあっ/////」キュン


アルト「雨で服が張りついちまって動きにきィ・・・脱いだ方がマシだな」バサッ


ジュビア「(ふ、服をお脱ぎに・・・!!?わ・・わわ・・私・・・まだ心の準備が・・・)」


アルト「地龍の咆哮!!」ドンッ


服をその場に抜き捨てたアルトは、直線的な衝撃波を放つ


しかし、衝撃波はジュビアの体をすり抜けてしまった



アルト「なにっ!?」


ジュビア「ジュビアの体は水でできているの・・・しんしんと・・・」


アルト「水っ・・・!?」


ジュビア「(今のは攻撃・・・そう・・・彼は敵!!!ジュビアはくじけない・・・!!!これが戦争!!!)」


驚いているアルトにジュビアが攻撃を仕掛ける



ジュビア「さよなら小さな恋の花!!!水流斬破(ウォータースライサー)!!!」


アルト「小さな鯉の鼻っ!?何言ってんだコイツ!!?」


アルトはジュビア攻撃を避け、同じ斬撃の魔法で反撃する



アルト「スパー・クラッグ!!」スパッ


しかし、またもや攻撃は相手の体をすり抜けるだけ



アルト「クソッ・・・!!」


ジュビア「あなたはジュビアに勝てない、今ならまだ助けてあげられる」


アルト「!!」


ジュビア「ルーシィをここに連れてきて頂戴、そうしたら私がマスターに話して退いてもらうわ」


アルト「オイ、なめたこと言ってんじゃねえぞ!俺がお前に勝てないだと・・・!?そんなのお前が勝手に決めんな!!」


ジュビア「!!(あ、圧倒的不利な状況なのに諦めないなんて・・・素敵!/////)」


アルト「あーあ、助けてあげられるって言うから良い奴だと思ったのに・・・何を言い出すかと思えばルーシィを差しだせだぁ?冗談じゃねえ!!」


ジュビア「!!」


アルト「ルーシィは俺たちの仲間だ、命にかえても絶対守る」



アルトの言葉を聞いた瞬間、ジュビアは持っていた傘を落とす


ジュビア「(命にかえても・・・命にかえても・・・恋・・・恋・・・恋敵!!!)」


アルト「・・・あれ?」


ジュビア「」グスン


アルト「!!?」


何事かと思いアルトがジュビアの様子をうかがう


気がつくとジュビアの頬には一筋の涙が伝っていた



ジュビア「キイイイイイイイイイイ!!!!」


数秒震えた後、帽子を脱ぎ捨てたジュビアが叫びだす



ジュビア「ジュビアは許さない!!!!ルーシィを決して許さない!!!!」


怒るジュビアの体は水から熱湯へと変わり、湯気が噴き出ている



アルト「あちっ!沸騰した・・・!?・・・てか、なんでルーシィにキレてんだ??」


 
 

 
後書き
一応ジュビアもハーレム要因なのでグレイとの接触は無しです


グレイとジュビアのカップリングが好きな方、ごめんなさい

 
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