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東方最速記

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ププローグ
  初戦闘、そして弾幕特訓

 
前書き
一瞬、荒木の名前が思い出せなくなって焦った 

 
寺子屋を出る、午後4時くらいだろうか

日が沈んできている

砂利で整備された商店街

身近な近所の人との関わり

気前のいい店主

現代社会がどこかに置き忘れていった

守るべき風景がここにある気がした

霊夢に頼まれたものの中に生ものがあることに気が付く

荒木「これはいそいで帰らなきゃな」

生ものは鮮度が一番である

急ぎ足で人里を出て参道に入る

参道を少し歩くと木々の生え茂った

いかにもなにかでてきそうな空間になってしまう

荒木「ここを通るのは余程の用事のある人か、バカしかいないってことか」

そう一人呟き参道を歩いていると

ガサガサッ

前の茂みからなにかが音を立てた

もう嫌な予感しかしない

荒木(だれかいるのか?)

ガサガサガサ

目の前にいるのは人じゃない

そう確信したとき

犬のような姿をした獣が

突然襲い掛かってきた

荒木「うおっ」

野犬か?いや違う牙がするどすぎる

さて、人里の方向に逃げるか、神社に逃げるか

神社に逃げれば霊夢を巻き込んでしまうかもしれない

人里には屈強な男達もいるだろう

どっちにしろ人を巻き込んでしまうな

今ここで戦って勝てるか?

自分は素人だ、拳の腕は決して達者ではない

だが人を巻き込んで困らせるならば

自分で落とし前をつける

それが俺の生き方だった

荒木「うおおおおおおおお」

敵の動きは素早い、だが足を折ってしまえば逃げ切れるだろう

犬?が俺に飛びかかってくる

そこをすかさず振り払う

そして殴りかかる..........が外してしまった

荒木(くっ、やはり無理か?)

しかしここまできてしまっては引けない

ウオオォォォォォン

犬?が雄叫びをあげた

荒木(何事だ?)

すると近くの茂みから2体

犬?の仲間と思われる生物が出てきた

なるほど、物量戦ってわけか

どちらにしろこれはまずい

囲まれてしまった

攻撃してる暇なんてない

避けることで精一杯だ

ズキンと右足に激痛が走る

足を挫いてしまったようだ

荒木(くっ)

ここまでか

犬?達はゆっくりとこちらに近づいてくる

そして、その大きな牙を振りかぶ










ろうとした瞬間

上空から霊夢の声がした

霊夢「ふっ!」

霊夢がこちらに手を向けた瞬間

犬?達は逃げようとする

だがそれも遅い

霊夢の手から無数の針が飛び出し

犬たちは見るも無残な姿で

命を引き取ったのであった

霊夢「ふぅ、大丈夫?」

荒木「ああ、足を挫いただけだ、それより今のは?」

霊夢「今のは弾幕と言って、割とみんな撃てるのよ?」

荒木「......凄い世界だな、しかし死にかけたな」

霊夢「嫌な勘がしたから来て正解だったわ、ほら肩かすから捕まって」

荒木「ああ、ありがとう」

霊夢と俺の身長差は40cmくらいだ

腰を曲げることになって、疲れたが、一人じゃ歩けないのでありがたいことだ

博麗神社につくまでの間、霊夢はずっと険しい顔をしていた

博麗神社につくと鳥居の上に一人の女性がたっていた

霊夢がきたのをみて鳥居から飛び降りる

みえt.....

紫「霊夢、やはり想定していた事態が起こったわね」

霊夢「ええ、さっきもうちの参道で妖怪にうちの居候が襲われたわ」

紫「あなたのとこの参道で?、それは予想外ね」

何のことを話しているのかまったくわからない

荒木「何かあったのか?」

紫「今ね、幻想郷の下級妖怪たちが私たちを怖がらなくなったのよ」

霊夢「ちなみにあなたを襲ったのも下級妖怪の奴らね」

紫「霊夢は妖怪退治をしているから下級妖怪たちは普通はここ周辺には近寄らないのよ」

霊夢「だけどなぜかみんな行動が活発になってるわけ」

荒木「うーーむ」

紫「ちなみに私たちはこっちの対応に忙しくなるから、とうぶんあなたを外にはだせないわ」

荒木「そうなのか」

霊夢「まぁ、これを機会に幻想郷のいろいろなところをまわるのもいいわね」

荒木「あと霊夢、お願いがある」

霊夢「なに?」

荒木「弾幕の出し方を教えてほしい」

それを聞いて霊夢と紫は顔をあわせる

霊夢「いいわよ、あなたなら悪用はしないだろうしね」

紫「霊夢、せっかくだから私が教えるわ」

霊夢「そう、お願いね」

霊夢「私は夕飯の支度でもしてるわ」

紫「じゃあ翔也、さっそく実践よ」

荒木「はやくないか?、まだ何も教わってないぞ?」

紫「そこの木にむかって自分の出したい弾をイメージしてごらんなさい」

荒木「イメージ...」

木に向かって、緑色の針を撃つところをイメージしてみる

すると木に向かって緑色の針が.......




でない

紫「おかしいわねぇ、あなた自身生まれつきで魔力をもっているから撃てるはずなんだけど」

荒木「魔力?霊力じゃないのか?」

紫「ええ、何故か魔力なの。どんな弾幕をイメージした?」

荒木「緑色の針を」

紫「針は主に霊力が得意な人が扱うわ、魔力でもできなくはないけど難易度が高いわ」

紫「なにか他の弾幕をイメージしてごらんなさい」

荒木「じゃあ緑色の丸い弾を」

再び木に向かって緑色の弾をイメージする

すると

木に向かって緑色の弾が5発、尋常じゃないスピードで発射され、木を削った

紫「上達がはやいわね、じゃあついでに空の飛び方も教えましょうか」

荒木「空も飛べるのか?」

紫「弾幕がだせたならはやいわよ、空を飛ぶところをイメージしてみなさい」

荒木「ああ」

空を飛ぶ自分をイメージする

フワッ

体が軽くなった

紫「その調子よ」

さらにイメージを続ける

グォオォン

地面の感覚がなくなった

下を向くと10mほど体がうかんでいた

紫「やはりあなた、才能あるわよ」

そう言って紫も飛ぶ

紫「そのまま自由に飛べるかしら?やりかたは同じよ」

荒木「やってみる」

再びイメージする

すると

自由に空を飛べるように





なるわけなくそのまま木に突っ込んだ

紫「さすがにまだ難しいわね、頑張って」

15分ほど練習するとすぐに飛べるようになった

霊夢「ご飯できたわよ~」

紫「ちょっと休憩しましょうか、いきましょ」

荒木「ああ」


 
 

 
後書き
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