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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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キャリバーコラボ
  異世界からの戦士たち

翔夜宅ーーーーーー

「………お前ら、何で此処に居るんだぁあああああああ!!」
俺は特大級の叫び声を上げた。
(うるさい)
例の如く反論したのはミヤビーーーーー美風真夜美、居候の身の奴だ。
但し、家にいるのがコイツだけなら、まだどれだけ楽だっただろう。
「あ、翔夜。台所借りてるぞ」
「お、これなんか使えそうだな」
まず、勝手に俺んちの台所を使い、勝手に材料を使って料理してるのは、陰原雷斗と陽川凜。
「ほう……この家はこうなっているのか……」
次に、家を歩くアクト。
「凄いねー!これなら幾ら歌っても平気だね♪」
その後ろから、雪宮佳が鼻歌でカゲプロを歌いながら入ってくる。
「まぁまぁ良い家に住んでるじゃないか」
更にその後ろから、歌原理央が現れる。
「あ、ダーク君、ごめんとは思ったけど、お風呂借りたよ」
そして、更にサナが現れる。
「おお!すっげぇ!!」
そして、人のパソコンにへばり付いているのは真夜美の世界の和人か。
「……一体、誰の許可を得て此処に入ってきた!!」
すると、皆一斉に口を揃えて言った。
『来人(君)だ(よ?)(ぜ?)(な)』
そして、切れては行けない物が切れた。
「………突破接続」
途端に、ダークになるとそこに来人が扉を開けて入ってきた。
「ただい「死ねクソが!!」うおちょっ!!」
ちっ、避けられたかっ!!
「何のつもりだ!!」
「いや、何のつもりと言われても!!」
『落ち着けダーク!!』
来人を除く男性陣がダークを押さえ込む。
「離せ!!コイツには一辺冥土に送ってやらねぇと駄目なんだ!!」
「落ち着け翔夜!!来人は単に俺達を誘ってくれて、この家に入れてくれたんだよ!!」
「尚更悪い!!と言うか全員不法侵入だろうが!!」
(ちがう)。私が入れたから、不法侵入ならない」
「またお前か!!」
「取り合えず………落ち着こうか?」
ピキン、とダークが凍ると、後ろを見る。
全員もその空気を読み取り、後ろを見ると、
『し、シノン、ミザール………』
シノンこと朝田詩乃、ミザールこと北斗新羅が冷徹な眼で全員を見下ろしていた。
「来人君……少し顔貸そうか?」
「翔夜……すぐにそれを解いて付いてきて」
「「い、イエッサ!!」」
ピョンとダークは跳ね起きると、翔夜に戻り、二人はそれぞれの恋人に連れられた。
「……女の子って、怖いね……」
「……ああ……」
「なんと言うか……さ」
「……来人、翔夜、ご愁傷様」
全員が静かに合掌するなか、巨大な攻撃音が外で響いたとか響かなかったとか。

















「……えーと、それじゃあ会議始めるぞ」
数時間後、例の如くボロボロになった二人と恋人二人がリビングに集まり、雷斗&凜の作った夕食を食べながら、話を始めた。
「で、リアルで会うのはこれが初めて……だよな、皆」
「多分そうだと思うよー?」
「スノーと同意見だ」
佳と理央が同時に言う。
「……まぁ、それは良い。何で俺達を読んだ、雷獣の狩人」
レイトが言う。
「ああ、実はALOでエクスキャリバーをヨツンヘイムのグレードヴォイドにある空中ダンジョンで見付けたんだ。だから、俺の知り合い集めてエクスキャリバーを取りに行こうと思って」
「それなら、俺よりゼツを呼べば良いだろ。後はシャインとか」
アクトが自分の盾を持って、壁役必要ないだろ、と眼で言う。
「それがな……ゼツは用事があるってんで来れなくて、シャイン達は向こうで忙しいらしくてな……」
「だから、手の空いてる俺達を呼んだわけか」
雷斗がチャーハンをパクついて言う。って、何杯目だそれ。
「十杯目だ」
「心を読むな!!そしていい加減俺にもおかわり!!」
皿を雷斗につき出して言う。全く、ろくにマトモなメンバーが揃ってないな。主に不法侵入し出す人たち。
「でもさ(モグモグ)キリト達も(モグモグ)来るんじゃない?(ゴクン)」
「……ストレア、行儀悪い」
来人がストレアに言う。……え?
『ストレア!?』
来人以外が全員叫んだ。
「ん?ああ、最近ようやく研究が進んでな、AI型のストレアをようやく人間に近い形で現実世界に出せました!殆ど人間とほぼ同じだよ♪」
「……ホムンクルスの研究か」
『マジで!?』
いい加減、俺より技術でチートされても困る。まぁ、生き返って不死身になった人にそれは言われたくないか。
「んんっ、兎に角、今回集まって貰ったのは、キリトより先にエクスキャリバーを先取して、彼奴に見せびらかすのが目的だ!!皆、協力頼む!!」
来人が土下座する。最早プログラマーとしての維持は無いのか。
「……どうする、お前ら」
『面白そうだから参加する。キリトの顔を見てみたい』
満場一致だった。と言うか即答。
「……まぁ、良いか」
俺はそう言うと、呆れ顔になって、家の地図を出す。
「雷斗、サナが右奥の部屋、それから順に、凜&理央、佳&アクト、レイトが左奥の部屋を使ってくれ。一階は俺の寝室に俺と詩乃、隣の寝室に来人と新羅、その隣に真夜美と和人だ。まぁ、好きに騒いでくれても構わねぇけど、あまり近所迷惑な行動は控えるよーに。特に雷斗、凜、佳、来人」
俺は立ち上がると、リビングの扉を開ける。
「俺は寝るからな、お休み」
『お休みー』
俺がリビングの扉を閉めると同時に、どんちゃん騒ぎが始まり、俺は頭を押さえた。
「……よし、明日は叩く。全員叩く、平等に、二発ずつ」
そう誓い、俺は自室兼寝室に入り、寝た。 
 

 
後書き
参加者全員リアル召還!!
名前が分からなかった人についてはアバター名を使ってます。
所で、キリト達とは早い時期でのキャリバー獲得編となりますので、よろしくお願いします。ただし、チート度はかなり増してます。
そして、何気無い来人のリアルチートスキル。何処までも人外の覇道を突き進む様です。
では、次回はそれの続き、来人版と翔夜版がありますが、まずは来人からかな?
次回もお楽しみに!! 
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