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『自分:第1章』

作者:零那
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『携帯電話』

零那も携帯電話買いに行った。
やっぱ不便。
娘おるし、好き勝手に公衆電話行けるわけちゃうし。
家の電話はあるけど自分の家じゃ無い。
あくまでもユウの家やから。

それに、言葉に発することが難しい場合はメールが良いし!
自分で払うから誰も文句言わん。

別居資金の貯金と平行して、娘の通帳も作って貯金していってる。

雑誌の特集ページやアップ2ページとか、店の代表でやってたから客数も増えるし稼げる。
でも、その分、体も心も辛い。
辞めたくなる。
ヤクザからの本番強要、本番行為が暗黙の了解みたいなんも当然あった。
断れば暴力。
何気に拒否してもレィプ。
選ぶ店間違えた。
ケツモチが客として最悪なことしよんやけん話にならん。

それでも、道具としてじゃ無くて、ちゃんと女として扱ってくれる大事なお客さんは沢山居た。
零那は、リピーターのお客さんに恵まれてる。
だから支えられて辞めずに済んでる。
メールするようになってからは、更に、お客さんに支えられてた。
携帯の文字だけでも伝わる優しさ。
自分は此に救われてるなぁって実感した。

 
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