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大陸の妖精

作者:sinの妖精
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DAY BREAKを探せ!

 
前書き

 

 
エバルーの屋敷 窓



アルト「なんでこんなとこから侵入するんだ?」


ナツ「そうそう、突撃すりゃ早ぇのに」


ルーシィ「駄目よ、今回は盗賊退治なんかとは違う、あんなむかつくオヤジでも街の有力者なんだから下手したら軍が動くわ!」


アルト「な、なるほど・・・」


ナツ「頭いいなぁー・・・ルーシィ」


ルーシィ「それぐらい想像つくでしょ・・・だからあんたらいっつも騒ぎになるのよ!」


ナツ「そんじゃ、早速」


ナツが窓を熱で溶かし、中の鍵を開ける



ルーシィ「さすが、サラマンダー」


アルト「ここは物置みたいだな・・・」


ルーシィ「くれぐれも騒がないでよあんた達、忍者みたいに格好良く任務を遂行するの」


ナツ「に、忍者かぁ」



アルトたちが物置を出て、部屋を一つ一つ調べていく


すると突然地面が盛り上がり、先程のブスメイドが5人も出てきた



メイド「侵入者発見!」


ルーシィ「み、見つかった!」


アルト「このっ!ぶっ飛ばしてやる!!」


ナツ「忍者ぁっ!」


アルトとナツが協力してメイドたちを片づける



アルト「よし!面倒な事になる前に隠れるぞ!」


ルーシィ「こっちに扉があるわ!」


入ったドアの向こうは図書館のように本がたくさん置いてある部屋だった



アルト「ここにあるかもしれねぇな、依頼主の破棄してほしい本」


ルーシィ「そうかもね、よし探すわよ!」


アルト「探すなんて面倒だ、俺の魔法でここら一帯にある物全部粉々に砕けば・・・―――」


ルーシィ「それはだめー!」


アルトの振り上げる拳をルーシィが必死に止めた



ナツ「おーい!アルト、ルーシィ!見ろよコレ、金色の本だ!」


アルト「マジで!?見たい見たい!!」


ルーシィ「ちょっとアンタら少しは真面目に・・・って」


ナツが持っていた金色の本はまさしく今回の依頼の目的である「日の出(デイ・ブレイク)」だった



アルト「日の出じゃねーか!やったぞナツ!」


ナツ「あぁ!さて、燃やすか」


ハッピー「簡単だったね!」


ナツが本を燃やそうとするとルーシィがそれを止める



「日の出」はケム・ザレオンという作家の作品で、未発表作であるらしく


この世に一つしかないため、ルーシィが燃やす前に読みたいということだった



ルーシィ「ねぇ、いいでしょ!?燃やしたって事にしてよぉ!!この本は私が貰っておくから!!」


アルト「嘘は駄目だろ、その本を破棄するってのが依頼なんだから」


ナツ「あぁ、依頼を達成してないのに報酬は受け取れねえしな」




「なるほど、なるほど・・・貴様らの狙いは日の出だったのか」




アルト「!?」


ルーシィ「なにコイツ、地面から!?」



エバルーが地面から出てくる




アルト「くそっ!おいナツ、さっさと日の出を燃やしちまえ!」


ルーシィ「駄目よ!絶対ダメ!!」


アルト「いや、ふざけんなっ!!」ガーン


ナツ「ルーシィ仕事だぞ!」


ルーシィ「じゃあここで読ませて」


ナツ「ここでかっ!!?」


エバルー「ええいっ!何をゴチャゴチャやっておる!気に食わん!」


アルト「来るなら来いや、だけどアンタ一人で俺たちを潰せんのか?」


エバルー「ボヨヨヨ・・・その点は心配いらぬ、来い!バニッシュブラザーズ!!」




「やっとビジネスのタイムか」



「仕事もしねぇで金だけ貰ってちゃあママに叱られちまうぜ」


奥から2人の男が出てきた




ハッピー「あの紋章!傭兵ギルド南の狼だよ!」


ナツ「こんな奴ら雇ってたのか」


アルト「魔導士か・・・?」


エバルー「バニッシュブラザーズよ!あの本を奪い返せ!そいつらは殺してしまえ!!」


ナツ「おい、ルーシィ!いいかげんに・・・」


ルーシィ「待って、少し時間をちょうだい!この本には何か秘密が隠されてるみたいなの!」


アルト「秘密?・・・っていうかどこ行くんだよ!?」


ルーシィ「どっか別の場所で読ませて!!」


そう言い残しルーシィが部屋から出ていく



アルト「面倒な事になってきたな・・・」


ナツ「ハッピーはルーシィを追ってくれ」


ハッピー「あいさー!」


ハッピーが飛んでルーシィの後を追う




アルト「・・・さて、やるか」


「やれやれ、命知らずな奴はママを悲しませるだけだぜ」




ナツ「ちょうど2対2だな」


「カモン!火の魔導士!」


ナツ「ん?何で火って知ってんだ?」


「フフフ、すべては監視水晶にて見ていたのだよ」


アルト「そんなもんがあったのか・・・」


「あの娘は星霊魔道士、契約数は7体・・・空を飛んだ猫は疑うまでもなく能力系「翼(エーラ)」だろう」


「そして貴様は熱でガラスを溶かした、火の魔導士と見てまず間違いないだろう」



ナツ「よく見てんなぁ・・・じゃあ黒こげになる覚悟はできてんだな!!」


「残念ながらできてないと言っておこう、なぜなら・・・火の魔道士はミーの最も得意とする相手だからな」


そう言うと男は巨大なフライパンを取り出した






「・・・貴様も魔導士のようだな」


アルト「俺はまだ魔法を使ってないからどんな魔法か分からねぇだろ!」


「まぁ、貴様がどんな魔法を使おうと無駄なことだ・・・所詮、魔導士風情ではオレたちには絶対に勝てないからな」


アルト「へぇ・・・じゃあ魔道士「風情」かどうか試してもらおうかぁァア!!?」ムカッ

 
 

 
後書き
先に言っておくと、戦闘描写は苦手です

 
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