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『自分:第1章』

作者:零那
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『交通費トラブル』

事務所の駐車場に入ったとき、ドライバーの携帯が鳴った。
隣の市、指名。
着いて早々最悪。
交通費あるやか知らなんだって。
どう見ても未成年。
自分のミスやのに逆ギレでイキっとる態度からして年下。


Ping見たんかHEAVEN見たんか、アンダーナビ見たんかは知らん。
何を見たにせよ、交通費掲載してるのは事実。
それを逆ギレするようなガキにサービスとか無理。
仕事拒否。

店長に電話。

『すみません、交通費1000円払えないので帰ります』

ガキに言う。

『交通費1000円払いたくないなら市内の女呼んで』

『うっさい!二度とくんな!とっととイね!』

『呼ばれない限り来ませんのでご安心を』

胸糞悪いクソガキじゃ。
1000円惜しい奴が市外のデリ呼ぶな。


車に戻るなり部屋に戻れって指示された。
は?理解不能。
店長に電話。

『今の今で客が謝罪してきた』

『いやいや!とっととイね言われてんで!』

『...呼び戻して欲しいって』

『謝罪聞く為?接客仕事?どっちですか?』

『仕事や、指名なんやし...イヤか?』

『...仕事ですもんね!戻ります!』

『気持ちは解る!ありがとぉ!頑張ってきて!』

『...はい!解りました』

『すまんな...』

 
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