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『自分:第1章』

作者:零那
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『文化祭Ⅲ』

樹が『俺らと廻ろ!涼から少し聞いた...とりま楽しんでや♪その為なら俺も何でもする!』
改めてメッチャええ子。
カワイイ顔して意外とカッコエエ事言う。

涼君も『ユウ拗ねてるだけやし戻る迄ほっとこ?気にせんと楽しんで♪』って。

周りからは『どっちの女?』って...男しか居らん学校はこれが普通?

『ほんまごめん、迷惑やね...』

『んなことナイナイ!みんな冗談やし気にしたあかん!てか俺、零那さんに会えて嬉しいし♪』

『え!なんで!』

『写メは見てたんやけどね♪実際会ってエエ子やんって思ったし良かった♪』

『いやいや自分最悪やで...てか写メってユウが見せたん?』

涼君が言う。

『ユウみんなに自慢しまくってたよ!零那さん消えてからズット写メ眺めよったし』

『それキショイ....その時みんなが見たん?』

『ユウが自分から報告したらしいよ、コレ女!的な...』

樹も『俺もそう聞いた!』って。

『想像つかんねやけど...』

『ユウは恥ずかしがり屋なだけよ!結婚宣言もしてたよ?』

『は?マジで!』

『え、結婚せんの?』

『てか、友達の前で話すのも嫌がるくせに!!』

涼君が爆笑した。

『ほんまよ~皆おっても殆ど2人は喋らんもんね』


『え、マジで!俺てっきり皆と居る時もラブラブなんやと思っとった!!零那さんそんなんでかまんのん!』

『慣れた。必要な事がある時は話しかけるし』

涼君が『それでも遠慮しとんは見よっても解るよ?』って。

『なんでおまえ解っとって放置なんでや!』

『いや、だって、ユウの...って解ってるのにチョッカイかけるのも何か違うやん?基本女苦手やし...』

『まぁでももう平気だろ?今日から放置すんなよ~』

『平気♪了解!』

『零那さん安心やね!ユウ構ってくれんでも涼おるし淋し無いやろ?』

『うんっ♪妬かすくらい涼君と仲良くする!』

『それは俺が照れるけんやめて...』

涼君が恥ずかしそうに言うから樹と爆笑した♪

樹が自分の彼女の写メ見せてくれた。
『なんかごっつこんまい?』
『肩んとこくらい』
『可愛らしいやん♪』
樹と零那は同じくらいの身長。
低い。
涼君の胸あたり。

自分より小さい女滅多に見ん。
年下ですらデカイし。
さらに童顔。
やから尚更馬鹿にされる。
ヒールは必ず最低10cm以上。

『彼女も酷い事されて中学生で成長止まったとか?』

『ちゃうちゃう!俺もこいつも普通!結婚するよ♪』

『堂々言えるんカッコエエわ』

『樹は男から見てもカッコエエ♪俺も樹スキ♪』

涼君が樹に抱きついた。
涼君はユウにも抱きつくしビックリはせんかった。
久々に弾けてる涼君が見れて嬉しかった。

 
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