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『自分:第1章』

作者:零那
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『二番目の男』

数日後、龍と逢う事に。
色々話した。
自分の年齢すら言わんくせに他人の心にはズカズカ踏み込んでくる。
でも、その作業すら、龍にとっては必要なことなんかも知れんって...
他人のイタミを聞いて、自分のイタミを和らげたり逃げたり...しよんかな?って...


『二番目で良いけん付き合ってや...』

泣きそうな龍を突き放せれんかった。

ほんま最低。
情に流されて。
本来の常識や理論、判断が難儀になる。

またか...

秋の時も、離れて貰うとき苦しんだのに。
同じ失敗。
同じ罪。
解ってるくせに...
『情』が邪魔で仕方ない。

『自分には関係ない』
そう割り切って突き放せれたら楽なんやろぉなぁ...


 
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