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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~

作者:ハマT
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第四十五問常夏コンビvs. 吉井、如月

 
前書き
皆は原作との少し違うところに気づけるか 

 
「どうやら作戦は失敗したみたいだな」
僕と如月さんがチェックポイントにつくと常村先輩がそう呟く。向こうの作戦だったら僕と雄二を相手にして勝利する予定だったみたいだ。
「先輩方よければ体育祭の準備以外にもうひとつ賭けをしませんか?負けた方が勝ったほうのゆうことを一つ実行するってことです」
「なんかたくらんでるんだろ?だったら………」
「怖いんですか?私たちに負けるのが」
「チッ!上等だやってやるその代わりお前らが負けても許してやんねぇからな!!サモン!」
「もちろんそのつもりですサモン!」
「私達に負ける気はありませんサモン!」
「余裕こいていられんのも今のうちだサモン!」
それぞれが召喚獣を呼び出す。先輩の召喚獣は大きな体にネジのようなものが頭に刺さった召喚獣。でもそんなのは関係ない。必ずここで倒す!
『 3-A 常村勇作 & 3- A 夏川俊平
化学 456点 & 432点 』
二人とも流石Aクラス点数は高い。でも………
『2-F 如月鈴 & 2-F 吉井明久
化学 493点 & 65点 』
「そういや如月は化学が得意科目だったな」
僕の点はともかくこれなら常夏コンビに勝てる!
まず如月さんが殴りかかる、それを常村先輩の方のフランケンが防ぐ。その召喚獣をめがけて夏川先輩の方が殴りかかる。それを僕が剣で防ぐ。互いに攻撃を弾きあい距離をとる。
「吉井君」
「わかったダブル!!」
僕は黒金の腕輪を使いもう一体の召喚獣を呼び出す。
「3対2か」
副獣をみた先輩の呟き。確かにこの状態ならそう見える。でも………
「2対2ですよ先輩!!」
僕は主獣の頭を副獣に投げ副獣の剣を如月さんに投げる。これで如月さんは素手じゃなく武器を持った、そして僕は外れる頭を気にしなくて済む。再び如月さんが突っ込む。それを常村先輩が正面から受けようとする。その後ろからは夏川先輩が殴りかかる。如月さんがどっちを攻撃しても必ず攻撃を当てるつもりだ。でも
「僕を忘れないでください!!」
殴りかかる夏川先輩のがら空きの背中から僕は剣をつき当てる。僕の点数なら一撃くらい耐えるって思っているのかかわすそぶりがない。なら僕は遠慮なく攻撃させてもらいますよ!!
「夏川!!吉井の攻撃をかわせ!!そいつは………」
「もう遅いですよ!!」
僕は夏川先輩の心臓に当たる部分を正確に突き刺した。どんな召喚獣でもそこが弱い。弱点だ。
「チッ!ヒール!!」
「キャンセル!!」
夏川先輩が腕輪を使い0になるすんぜんの点数が回復する直前に如月さんがその腕輪の効果を無効化し夏川先輩は戦死、残る常村先輩も如月さんの攻撃を受け止めきれず戦死した。
「俺達が……負けた………」
「先輩方賭けのことを忘れてませんよね………なら今すぐ姫路さんに謝ってこい!!」

それからしばらくして姫路さんと屋上で話した。姫路さんはまだ初恋が続いているって言ったけど誰のことが好きなんだろうか?






































とある場所
ここでは肝試しで敗北した常村と顔立ちの整った一人の男が話していた。
「高城すまねぇ負けちまった」
「いえいえ構いませんこれで我々にも二年を恨む口実が出来ました。次は体育祭で仕掛けます」
高城と呼ばれた男はそう返事するとその部屋を退室し一人旧校舎の屋上に向かった。旧校舎と新校舎の屋上は繋がっていない。渡り廊下の屋根が橋のようになってるだけだ。新校舎の屋上を見るとピンクの髪をした女子生徒が少し茶色がかった髪の男子生徒と話していた。やがて二人は屋上から姿を消し高城一人となった。
「吉井明久君ですか……」
そう呟くと高城の携帯がなる。
「はい予定道理作戦を第二段階に進めましょう ………笹本くん」 
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