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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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15ーsnowdropの変化

 
前書き
セカオワのライブ楽しかった!
体調が悪い。
そんな作者が書いた文章です。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「ああ…スノーさん。何時も通りですね…」

アスナさんの誘いでお兄ちゃんとスノーさんのGGOの決勝を観るためにALO内にリズさんとシリカさん。それにクラインさんとエギルさん達で集まっていたのだが…
開始早々のスノーさんの超高速の早撃ちとワイヤー?らしき物 (アスナさんのみ辛うじて見えたらしい)で3人を瞬殺していた。

「あー…あいつはもはやハチャメチャだな…。」

クラインさんがため息混じりに言う。他のみんなも呆れ顔だ。もはや彼のハチャメチャは慣れたらしい。

「…。」
「?」

ただ1人だけアスナさんはジーと画面に映るスノーさんを見ていた。

「…アスナさん?どうしました?」
「いや…?なんかスノーにしては珍しいなと思って…」
「珍しい?」

アスナさんは画面を見ながら。

「スノーはこんな無茶な攻めはしないのよ。」
「無茶?今のが?」

リズさんが訳が分からないという顔でアスナを見る。

「うん…スノーはいつもならこういう場面はブラフの攻撃や遅い攻撃で相手の戦闘リズムを崩してから最速の技を出すのに…。
SAO時代の私とのデュエルみたいに相手が分かっているのなら今のは有効なんだけど…。」

みんな確かにという顔でシリカさんが疑問を口にする。

「何か理由があるのですかね?」
「うん…。なんか急いでる感じはするわね。…誰かと合流するのかしらら?」
「キリトさんでしょうか?」
「分からないわ…でも…」

目を細めてアスナさんはスノーさんを睨みつける。

「あの感じは…あの世界の…結婚してからのキリト君そっくりだわ。」

そうしてるうちに別のプレーヤーへと映像が切り替わった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「⁉︎」

なんか睨まれた気がするけど気のせいか⁉︎
僕は今森林地帯の木の上を猿のように音も無く移動していた。 (昔の作者のよく行っていた森で遊ぶ時の移動手段です。)
いやーそれにしてもこの木登り作戦最高!
僕がいる木の下に来たあわれなプレーヤーさんに上からのヘッドショットで1人(^_−)−☆
とそんな中。

「みーつけた♪」

僕が探していたお目当てのプレーヤーが木の下の茂みで狙撃体制に入っていたので。
僕は木の上からあいつの元へ飛び降りた。

「どんな時m…」
「シーノーン♪みーつけた♪」

着地成功!
…とと⁉︎

「うわっ⁉︎」
「痛っ⁉︎」

重心が前に行ってしまい、そのままよろけてシノンを押し倒してしまった。

「…⁉︎」
「わわ!銃向けないで⁉︎僕だよ?スノードロップ!みんな大好きスノー君だよ⁉︎」

シノンがとっさに飛びのいてグロックのハンドガンを僕に向けるが僕だと分かるとすぐに下ろした。
そしてシノンはため息をつき、

「まったくスノーは…狙撃できると思ったのに…まあ、さっきのサテライト・スキャンでらしき人が来てるからもしかしてと思ったけどね。」

今回のこの大会。範囲が10km以上あるため、15分毎にサテライト・スキャン…もとい全プレーヤーの場所確認ができるのだが。
さっき見た中では僕とシノン。そしてさっきヘッドショットした相手だけだった。
…?

「ふーん…⁉︎シノン‼︎」
「え…?」

僕はいきなり飛び出してきた人影からシノンを守る様に庇う様に抱える。そしてワルサーを飛び出した人影に向けるが…。
…速い⁉︎そいつはあっと言う間に詰め寄ると…。
僕の首元には光剣が光っていた。
…うん?光剣?

「て、なんだ。キリトじゃん。」
「…なんだスノーか。」

目の前にいたのは男の娘? (と詩乃が言ってた。)キリトがいた。
僕はワルサーをしまい。そしてキリトも光剣をしまう。

「なあ…スノー。」
「なーに?」

キリトは僕の方から目を逸らすと。

「…お邪魔かな?」
「ん?」
「…。」

腕の重みに気付くと僕は…
シノンをお姫様だっこしていた。…シノンも少し顔が赤い。

「えーと…。」
「本当はこのままがいいけど我慢するわ…」

そう言って残念そうにシノンが腕から降りる。

「僕もこのままが良かったな〜!」
「…。なんなんだこの2人は…」

キリト。それは君に言われたくないな。
そんな事を思いながらもシノンがサテライト・スキャンをどう回避したかを聞いている。
そしてキリトがやったことは予想の斜め上を行くものだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「川を潜ってきた⁉︎」

僕もサテライト・スキャンを見てたけど。事前に待ち合わせしていた。僕とシノン以外に人影がいなかった。 (来た敵はry)
そんな中キリトはなんと川を潜ってここの近くに来たらしい。
つまり川を潜っていけばサテライト・スキャンは回避できるみたいだ。
だからって川を潜るか⁉︎…木登りはノーカウント。

「へえー。」
「それより…スノー…あれ。」

キリトが指差す遠くに。
…この前強襲を共にしたダインがいた。僕はにこやかな…私情を含みながら。
まあ、昨日の友は今日の敵って言うもんね!…言わないか。

「シノン。やれる?」
「余裕。」

シノンも撃つ気だったようで狙撃体制に入っている。

「待て!…もう1人いる。」

キリトの声でダインの方を見ると死銃候補の1人ペイルライダーがいた。

「果たして彼が死銃なのか…見ものだね?…シノン。もう少し撃つの待ってくれない?」
「分かったわ。」

死銃か…。
その時僕は嫌な予感が胸をよぎった。 
 

 
後書き
ついに!次回!空気感満載の死銃登場!
スノー「スノー♪スノー♪にしてやるよ♪」
はいはい。…えーと感想待ってます!
スノー「僕への応援メッセージでもオッケー!」
…それはどうでもいいけど。
スノー「え…?あれは?」
ソーニャ「ふあああ…次回もよろしくお願いします…ムニャムニャ。」 
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