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高校生エレクトローター

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二十四話 英戦(イング)

 
前書き
まだまだ受験勉強は続いていますが、一応テスト勉強も終わり、落ち着いた感じです。

勉強をしながら、チマチマとやって行こうと思っています。




。 

 
〜〜思い出の続き〜〜



・・・・・・


街の炎は絶えないように上がり、完全に崩壊していた。


灰と死体の匂いで溢れかえっている、まるでじこくの様だった。



・・・



「・・・なんだよ… これ…」

何体も転がっている死体に智也は白い顔を浮かべている。



「まだあんまり間が立って無い様だな。」



腐ってはいない、まだそんなに時間は経っていない証拠だ。




「まだ生存者がいるかもしれない、探してみよう。」


広翔はそう言って、街の中心部へと歩き続けた。
いたっても冷静な様子だった。



「・・・ああ…」


動揺を隠せない智也は息切れていた。




・・・・・・・



(これはテロリストの仕業ではないな…)







とその時!





《バン !!! バン !!!》





2回大きい銃声の音が響き渡った。






「あっちだ !! いこう智也 !!」


広翔は智也に呼びかけるとともに走った。




「・・・お、おい !! 」


広翔はもうスピードで走って行った。



(さすが広翔だな… 勇気がありすぎ…)



銃声がなっているのにも動揺せず、躊躇ない。




街の中心部に走っていくと、もう広翔は戦闘態勢にはいっていた。





《すると、銃を持っている男とそれに怯えて動けない家族のような人々が目に入った。》







広翔はその男に片手を向けて、超電磁砲を構えていた。




もちろんその相手も広翔に銃を向けている。

二十代位の肌が黒い若人だった。



テロリストと聞いていたが、迷彩柄の軍人服を着ている。



本格的なテロリストか、本物の軍人だろう。





『・・・Who is it…(誰だ)』


先に喋ったのは相手の方だった。



英語で言う。

広翔に銃を向き変えてそう言った。





「I am the police. How about? 」


広翔も英語で返す。


少し、怖い表情が見えたが、それに対して口調は軽かった。











『・・・so... Did you come here to do what?』



テロリストのような者は神妙に広翔にしっかり目を合わせていった。


不気味な怖さがある。






「You will know it even if you do not say…」




広翔はそう言って睨んだ。




『…Oh, Then please die !!』






《バン !!》


大きい銃声が街に響き渡る。



「っ !」




弾丸は的をとらえなかった。







人質に取られている人達は怯えながら震えて見ているだけ。





『What… !?』


テロリストはもう一度銃を構える。




《バンッ… !!!》








二度目の銃声が鳴った。ー





・・・・




二度目も当たらない。


広翔は身体を簡単に反らして避けた。





「…Bad Distance like this does not win the bullet.」




広翔は静かにそう口にした。挑発の様に。




『・・・ Do you have ability?』




テロリストも銃を撃ったにもかかわらず、対した口調で話す。

何人も人を殺して来たのだろうか。

対した精神力である。





「・・・Yes, I do. Did you know the 【Raikoad gun?】」





広翔は鉄片を一個拾った。




【Raikoad gun】=超電磁砲(レールガン)





レールガンとは、

従来の火砲とは異なる加速原理を利用した砲の一種であり、本来は2本のレール状金属電極間に,弾丸と電極間を電気的に接続する電機子を挟んだ型のもののことを指しているものである。



レールと電機子に電流を流すと、フレミングの左手の法則による力が生じるため、電機子と弾丸が加速される。

という原理である。





簡単に言うと、磁石の同じ極の反発性を利用した究極版である。





・・・・・





『・・・・・・』



テロリストはもう一度構えて広翔に焦点を合わせた。





広翔にはこのテロリストは何を思っているのか、全くもってわからない。

今から死ぬということを実感していないようだ。







 
 

 
後書き




アドバイスや少しの感想でも貰えたら光栄です。
よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m 
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