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究極変態スナイパーブリーフ13PART2

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第七章

「従軍慰安婦に強制性はあったか」
「なかった、あれは応募してだ」
「村の娘を日本軍を攫ったのではないのだな」
「日本軍はしていない」
 餓村は真実を言った。
「浅墓新聞は事実を捻じ曲げて書いたのだ」
「それは本当だな」
「嘘じゃない、本当だ」
 尻とブリーフの汚れへの恐怖が彼に言わせていた。
「当時の社長の指示だった」
「貴様は命令されていただけか」
「いや、私もだ」
 餓村自身もというのだ。
「私も妻が団体の長の娘だ、それでだ」
「その縁でか」
「あえて書いた、監獄側の有利になる様にな」
「監獄ではないな」
「喜多挑戦だ」
 紛れもなくこの国の、というのだ。
「指示でだ、私も社長も書いたのだ」
「日本を貶める為にか」
「そうだ、芳田政治という男がいたな」
「職業的詐話師だな」
「あの男が島で慰安婦狩りをしたと言っていたが」
「それが嘘であることはもうわかっている」
 そこでその問題をだ、ブリー13は問うた。
「何故あの男を出したのかだな」
「決まっている、この国を貶める為だ」
「何故貶めようとした」
「その国の歴史を貶めそして国民に恥辱を感じさせ」
 そして、というのだ。
「そこからどうするかを見せてこそ革命が成るのだからな」
「共産主義革命か」
「我々は今も目指しているのだ」
 この国においての共産主義革命をというのだ。
「共産圏はなくなった、しかしだ」
「それを目指すが為にか」
「そうだ、私達は従軍慰安婦の記事をでっち上げてだ」
 そのうえで、だったというのだ。
「この国を貶めたのだ」
「会社ぐるみの行動だな」
「その通りだ」
「では罪は貴様だけではないな」
「私は実行犯だ」
「社長他上層部もか」
「皆知っていた、政治家の譜久島も辻井もだ」
 所謂市民派の女性政治家達である、その背後は以前よりとかく言われている。
「あの連中も真実を知ったうえでだ」
「行動していたのだな」
「そうだ、全てだ」
「嘘であると知りながらか」
「我々はキャンペーンを張ったのだ」
 革命の為に、というのだ。
「我々はな」
「まだ言うべきことはあるか」
「まだだと」
「隠していることはあるか」
 洗いざらい吐かせるのだった、餓村に。
「慰安婦のことで」
「まだか」
「会社ぐるみの捏造、喜多挑戦や監獄との関係といったことはわかった」
 そういったことはというのだ。
「まだあるか」
「社員は全て知っていた」
 餓村はこのことも吐いた。
「記者達はな」
「知っていて隠していたのだな」
「このことは企業秘密だった」
「それも絶対のだな」
「だから言える筈がなかった」
 それこそ誰にもだ。
「私も言わなかった、今の今まで」
「社外や愛人達にはか」
「そうだ、言わなかった。そして」
「そしてか」
「捏造ステーションそのその前歯組のスタッフも全て知っていた」
 彼等もだというのだ。 
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