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究極変態スナイパーブリーフ13PART2

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第三章

「俺はインキンと水虫、そしてカンジタ菌と淋病を患っている」
「待て、今右手で何をしている」
 前を掻いていた、右手でボリボリと。
「そこには」
「そうだ、インキンとカンジタ、それに淋病だ」
「何という男だ」
「その俺と握手がしたいのか」
 ブリーフ13は前を掻きながら若い男に問うた。ブリーフのその部分はどうしようもないまでに黄ばんでいて匂いそうである。
「それならいいが」
「遠慮する」
「では用件だが」
 年配の男は極めて冷静にブリーフ13に言った。
「いいだろうか」
「わかった、では聞こう」
 こうしてだった、二人はブリーフ13に用件を話した。その用件を聞いてだ。
 ブリーフ13はだ、こう二人に問い返した。
「報酬は」
「スイス銀行に振り込んである」
「わかった、ではだ」
「うむ、それではな」
「吉報を待っていることだ」
 こう言ってだ、ブリーフ13はその格好のまま店を後にした。店の中では肥満していたり筋骨隆々だったりする男達が愛し合っている。
 その田亀源五郎の様な世界の中でだ、若い男は年配の男に戸惑ったままの顔で言った。
「恐ろしい男ですね」
「そうだな、この世に二人といない」
「というかいたら怖いですね」
 あの様な男が二人もいればというのだ。
「あんなのが二人もいたら」
「そうだな、しかしだ」
「しかしですか」
「そうだ、依頼は必ず果たしてくれる」
「それでは餓村も捕まえて」
「捏造の証拠も手に入れてくれる」
 このことは間違いないというのだ。
「では彼の言う通りな」
「後はですね」
「吉報を待とう」
 年配の男は若い男に言った、そしてその後で。
 若い男を熱い目で見てだ、彼の耳元で囁いた。
「これからどうだ」
「あの、私そうした趣味は」
「ないのか」
「はい、ノーマルです」
「そうか、それは残念だ」
「というか部長奥さんおられますよね」
「女は妻だけだ」
 実にわかりやすい返答だった。
「しかし男はだ」
「部長両刀使いだったんですか」
「男もまたいい、禁断の快楽だ」
「ですから私ノーマルですから」
 若い男はあくまでそちらは断る。
「遠慮します」
「なら仕方がない。私も無理強いはしない」
 年配の男も退いた、誘いを断られて。
「しかし興味を持ったその時は声をかけてくれ」
「ですから私そうした趣味は」
「男役だがいいのか」
「部長ネコだったんですか」
 ネコとタチである、何と年配の男はネコだったのだ。
「何とまあ」
「芸者姿で日本軍の兵士に後ろからが好きだ」
「靖国の英霊に怒られますよ」
「浅墓新聞の様にか」
「物凄い趣味ですね、それはまた」 
 こうした話もあったが何はともあれだった、ブリーフ13は仕事に入った。まずは浅墓新聞の捏造記事からだった。
 ある日のことだ、浅墓の五十貝という記者がだ、仕事帰りに夜の公園を歩いていると。
 ブリーフ13がだ、いきなり前に出て来てだった。
 ブリーフと裸ネクタイ、それに革靴とナイロン靴下のその格好でだ。左足をスカートをめくる動作をしながら誘いをかけた。 
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