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ズオビエラ~黒い巨人~

作者:nakawata999
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天輪界と地輪界

 
前書き
一日で2話投稿しちゃいます!!
今回は長いです。時間があるときにゆっくりおよみください。 

 
ガキィィィーーン
目の前で金属音が響いた
気がつくと男の人が踏み潰そうとしている足を剣で防いで守ってくれている。格好は赤い甲冑の様な物を纏っている

「よう、大獄道(だいごくどう)。久しぶりだなぁ」

と話しかけられた。その時

「相変わらず大炎道(だいえんどう)は速いですわね」

と見知らぬ女性が僕の横に降り立った
この人の格好は白い着物の様なものを着ている
気がつけば僕の左に2人、右に女の人を含め3人、そして目の前に赤い甲冑の男の人、計6人が今自分を踏み潰そうとしている巨大な何かを取り囲むようにして並んでいる

「おいおい、喋ってねえで手貸してくれよ!!」

赤い甲冑の男の人がそう叫ぶ

「筋肉だけが取り柄のくせに……だらしないわねぇ」

とさっきの女の人とは別の水色の鎧の様な物を着た女性が言った

「ではさっさと倒してしまいますか」

今度は緑の鎧を着た男の人がそう言った、その瞬間

(ソル)牢獄(シレア)!!」

とさっきの水色の鎧を着た女性が手を振り上げ叫んだ
その途端にどこからともなく大量に涌き出てきた水が黒い巨大な人間の様な何かに絡み付き球体状に覆っていく
完全に水の球体の中に閉じ込められた巨大な黒い人間の様な何かは水の圧力かなんなのかは分からないが小刻みに震えているだけで身動きがとれなさそうでいた

空間(ハル)亀裂(ドローエン)!!」

次は黄色の羽衣を着ているような男の人が人指し指の中指を立て横にスライドする、すると水の球体と共に黒い人間のような何かが横に真っ二つになった
その途端
バシャァァァァァン
という水の音と共に球体が崩れいつのまにか球体にいたはずの黒い人間のようなものは跡形もなく消えていた
それを只々呆然と見ている事しかできなかった僕に向かって

「おい、何ボーッとしてやがる。ほらお前にはやるべき仕事が沢山残ってんだよ、帰るぞ」

と赤い甲冑の人……大炎道(だいえんどう)というひとらしい男の人に腕を捕まれ引っ張られた
僕は咄嗟に

「何すんだよ!!!」

と今さっき起こった出来事とこの人達は誰なのかという混乱から声を荒げて腕を振り払った
その行動に驚いたのか大炎道(だいえんどう)という人は少し驚いた顔をしたがすぐに鬼のような顔になり

「何すんだよだぁ?久しぶりに再会したから少しは優しくしてやったら調子にのりやがって、、16年も何処に居るかと思えばのんべんだらりとこんなとこに居やがったとはな!!しかもさっきの失態はなんだ!!大獄道(だいごくどう)ともあろうもんが何にも行動せずただぼけっと突った立ったままで………」

「はいはい、筋肉バカは下がってなさい」

と水色の鎧の女性の人が話しを遮るかのように喋った

「筋肉バカって何だよ!筋肉バカって!!」とますます不機嫌になる大炎道(だいえんどう)

「それにしても様子が変ね。どうしたの、大獄道(だいごくどう)?」

と顔を近づけてきた。(とてつもない美人だったからという理由もあるが)僕は拒絶するかのように顔を背けた

「もしかして自分達が誰だか分からないのでは?」

と緑の鎧を着た男の人が言った

「おい!そうなのかよ!大獄道(だいごくどう)!!」

大炎道(だいえんどう)がいう

「あの………大獄道(だいごくどう)ってなんですか?」

とキョトンとした顔で僕が訪ねると

「チッ……厄介な事になりやがったぜ……」

大炎道(だいえんどう)は軽く舌打ちしながらそう言った

「これも輪廻が途切れたことによる影響……という事でしょうか?」

と薄紫色の着物を着た女性が言った

「それは分からない……だけどこの子が間違いなく大獄道(だいごくどう)の生まれ変わりの筈よ。私の魔力感知能力に狂いは無いわ、今だってこの子から大獄道(だいごくどう)の魔力を感じるもの」

と水色の鎧を着た女性が言った

大獄道(だいごくどう)の生まれ変わり?魔力を感じる?どういうことだ?」

と只でさえ混乱している僕の頭をさらに混乱させた

「いつまでも記憶を無くした事を嘆いていてもしかたありませんわ、取り合えず自己紹介を一人ずつしてみてはどうでしょう?記憶が蘇ってくるかもしれませんわ」

と白い着物を着た女性が言った

「そうね、取り合えずそうしましょう。じゃあ私から言うわよ。私はソル・アルミア、皆からは大水道(だいすいどう)っていう位の名前で呼ばれる方が多いわね。じゃあはい次!」

と水色の鎧を着た女性が白い着物を着た女性の肩を叩いた

(わたくし)はノルエ・コステカですわ。大天道(だいてんどう)と呼ばれていますわ」

「私はソカリ・トレと申します。大然道(だいぜんどう)と呼ばれています」

と緑の鎧を着た男の人が言った

「私はトルヌーレと申します。大療道(だいりょうどう)と呼ばれています。以後お見知りおきを」

と薄紫色の着物を着た女性が言った

「俺はゴル・エストだ!大炎道(だいえんどう)って呼ばれてらぁ!言っとくが俺はおめぇより強いぞ!!」

と赤い甲冑の男の人が言った

「自分はネフ・ノーツと言います!自分は大波道(だいはどう)と呼ばれています!よろしくお願いします!」

と黄色の羽衣を着た男の人が言った

「これで全員自己紹介したね!でどう記憶は蘇った?」

とソルが言った

「いえ……全然分からないです……、というか大炎道(だいえんどう)やら大然道(だいぜんどう)やら言われても何のことだかさっぱり分かりません。それ以前にあの黒い巨大な怪物はなんだったんですか?あなたたちは何処から来たんですか?僕が大獄道(だいごくどう)の生まれ変わりってどういうことですか?もう訳が分かりません!!」

と僕は半分自暴自棄になっていた。すると大水道(だいすいどう)

「………分かったわ。あなたの質問に全部答えるはね。まず私達は何処から来たのかという質問に対してだけど此処とは違う空間の世界、天輪界(てんりんかい)から来たの。違う空間と言ってもこっちの世界、私達は地輪界(ちりんかい)と呼んでいるけれどなんの繋がりもない訳じゃないわ。天輪界(てんりんかい)で死んだ者は死んだあと地輪界(ちりんかい)で生まれ変わるのよ、逆に地輪界(ちりんかい)で死んだ者は死んだあと天輪界(てんりんかい)で生まれ変わるの。つまり輪廻の関係にあるの。それと大獄道(だいごくどう)についての説明だけどまずは天輪界(てんりんかい)にある七王道(ななおうどう)について説明する必要があるわ。まず天輪界(てんりんかい)には天道(てんどう)獄道(ごくどう)然道(ぜんどう)炎道(えんどう)水道(すいどう)療道(りょうどう)波道(はどう)と呼ばれる七つの王道があるわ、それぞれ何らかの力を司っているの。天道(てんどう)なら光、獄道(ごくどう)なら闇、然道(ぜんどう)なら木や土、炎道(えんどう)なら火、水道(すいどう)なら水、療道(りょうどう)なら怪我等を治したり、波道(はどう)は空間を、というふうにね。そして私たち大の文字が着くものはその七王道(ななおうどう)それぞれの最高位の人達に付けられる名なのよ。そして私たちの七王道(ななおうどう)にはそれぞれ数千人という弟子達がいるの、その人達に術を教えているわ。
そしてさっき地輪界(ちりんかい)天輪界(てんりんかい)の輪廻の関係について話したけど私達は例外なの。私達は死んでも地輪界には行かずそのまま同じ力を持って天輪界に転生するの。」

「じゃあ何故、僕はこっちの世界……いわゆる地輪界(ちりんかい)に居るんだ?僕は大獄道の生まれ変わりのはずなんだろ?

僕は不意に質問した

「それは16年前に遡るわ。実は天輪界にはあなたも見たさっきの巨大な黒い人間の様な物、、私達は「黒巨人(ズオビレア)」と呼んでいるけど遥か昔からズオビレアは出てきていたの。あなたも見たように黒い雲の様な穴、、私達は穴のことを暗黒点(あんこくてん)、ズオビレアが居る世界を暗黒世界(あんこくせかい)と呼んでいるわ。話しを戻すわね。16年前、私たちはいつもの様に天輪界(てんりんかい)にズオビレアが現れたから討伐に行ったのよ。その時は数が数百体と居て多かったので私たち7人他弟子達を連れてね。いつものように戦って残り数十体になった頃、突然一人の弟子の目の前に突然暗黒点(あんこくてん)が開いたの、そしてその穴はズオビレア諸ともまわりのものを吸い上げ始めたわ。もちろん私たちも例外ではなかった。それで弟子の一人がその穴に吸い込まれたそうになったとき貴方はその弟子を庇って代わりに穴に吸い込まれたわ。そうしてあなたは死んだとされていたの、でもいつまでたっても魔力感知にはあなたの魔力は反応しなかったわ、だから貴方は生きているものであるとして行方不明になっていたの今日の今日までは、ね」

 
 

 
後書き
長いので一旦切ります。次をお楽しみに!! 
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