| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『自分:第1章』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『電話』

久しぶりに電話しに行った。
ユウは何事もなかったかのように、あっけらかんと聞いてくる。

『CD届いたか?』

『...ほんまごめんな、ありがとう...ほんまに...』

『淋しいよな。オマエが誰かに懐くこともなかなか無いのに。そんな人が急に居らんなったら...
職員に聞いたから解ってるし怒ってないぞ。ただ、リストカットはヤメる約束やろが?それは許さん。おしおきに次逢ったらホッペつねっちゃるっ!するなよ、もう、俺が死にそうな。
アレ(ユウのお母さん)も聞いたときオマエのこと心配して半泣きやったぞ!
オマエ、アれに俺より大事にされとるしっ!』

最後、笑いながら言ったユウ...

いつから涙腺壊れるようになったんやろぉ。
制御できん。

悔しさ、悲しみ、怒り、殺意...今迄は、そんな涙しか無かった。
いつからか、愛しい、淋しい、嬉しい...そんな想いも涙になるようになった。

少しは血の通う人間らしくなってきたんかな?

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧