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赤龍帝の兄の日記

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兄の日記:二ページ目


□月○日


今日ははぐれ悪魔の討伐について行くことになった

何でも俺の実力を知りたいからとのことだ

イッセーの手前、情けない姿は見せるわけにはいかないので今日は念入りに準備運動をさせてもらった

しかし、シャドウボクシングをしていると何故かリアス達に引かれてしまった

……なぜだ?俺はただジャブでソニックブームを巻き起こしただけだぞ?解せん

まあ、気にしてもしょうがないのでそのまま準備運動を終え

はぐれ悪魔が潜む廃墟へと向かった

「変態だ……イッセーの教育上よくないな」

それがはぐれ悪魔バイザーを見た俺の感想だ

下半身は馬で上半身は裸のその姿は間違いなく変態だ

イッセーがバイザーの露出した胸に見入っているのが頭痛の種だが

思春期の男の子だから仕方ないことだろう

それよりも今は戦闘だ

「イッセー!!集中しろ!!戦場で気を抜くと死ぬぞ!!!」

イッセーに声をかけ相手の攻撃に備えるように促す

イッセーが俺が以前教えた構えをしたのを確認すると同時に攻撃を仕掛ける

まず神速で相手の懐に入る、そして左アッパーでバイザーの腹を殴り空中に打ち上げる

そして飛び上がり、空中で無防備なバイザーの顔面を全力で殴りつける

ゴキッと首が折れる音と共に地面に叩きつけられたバイザーはピクピクと痙攣するようにしか動けない

「これでいいかい?」

そうリアスに言いイッセー達の元に戻る

ああ……イッセーの尊敬のまなざしが気持ちいい

その後バイザーはリアスが消滅させたらしい、気づかなかった……

まあ、どうでもいいことだろう



□月?日


仕事で手間取ってしまい

いつもより遅くなって家に帰るとイッセーが料理を作って待っていてくれた

しかも俺の大好物である豆腐料理だ

普段は料理など作らないのは知っているので驚いていると

いつものお礼だと恥ずかしげに言われたので思わず嬉し泣きしてしまった

イッセー……立派に育ってくれてありがとう

感動のあまり料理を写真で撮って永久保存しておこうとしたが恥ずかしいからやめてくれと言われた

残念だ……



□月#日


今日は絶好調だ!!

昨日のイッセーの手料理のおかげでテンションが上がって仕方がない

おかげで人間界に迷い込んだミノタウロスを討伐するという依頼を

五秒で終わらすことが出来た

自己最速に後二秒で並ぶ記録だが――

また依頼者のやたら長い世間話で時間をくってしまった

しかも、イッセーの入学式に遅刻する原因を作った因縁の相手だった

正直いなくなった方が世界の為になるのではないのだろうか?

そう考えた俺は何も悪くないと思う



□月+日


以前にアーシアを案内した教会が気になっていたので仕事の合間を縫って調べにいって見た

俺は悪魔ではないので別段教会を訪ねても問題はないので堂々と正面から訪ねてみた

すると――

アーシアがお茶を入れて出迎えてくれた

何でも余り話してくれる人がいなかったらしいので俺が来てくれたことが嬉しかったそうだ

二人で和やかに話していると(主にイッセーのこと)白い髪の神父がアーシアに仕事だと伝えに来たので

そこでお茶会は終了となった

アーシアの見送りを受けて再び仕事に向かう

………さっきの神父は間違いなくはぐれ神父だな

隠しきれない血の匂いが何よりの証拠だ

それにあの教会には堕天使の気配がいくつかあった……やはり何かあるな

そうなるとアーシアは堕天使の共犯者か?

いや、見た感じそうには見えない、どちらかと言うと利用されているんだろう

それにあんな純粋な子が悪事を働く訳がない

正直言って妹に欲しいくらいだ

イッセーも胸だけでなくああいう子を好きになればいいものを……

と、話がそれたなとにかくリアス達に報告しないとな

まあ、その前に仕事を片付けないとな……はぐれメ○ル、捕まえるのは面倒だな……



□月*日


イッセーがはぐれ神父との戦闘で負傷した、おまけにアーシアまで傷つけられたらしい

……許さん!!見つけたらそいつを――

(字が汚くて読めない)

とにかくあいつらの潜伏先は既に突き止めてあるのでリアスに報告しておいた

因みに教会に殴り込みに行こうとしていたのが戦争が起きかねないという理由で止められた

くそ……ならばこの怒れる拳をどこにぶつければいいんだ!?

……近所の山で謎のがけ崩れが起こったのは仕方がないことだろう



□月!日


アーシアが攫われた……

そう、泣きそうな声でイッセーが伝えに来た……

友達なのに何もできなかった…攫われていくのを止める力もなかった…

助けに行きたくても自分の立場じゃどうしようもない…と

そんな自分の無力さに打ちひしがれていた……

兄として何とかしてやりたいが……これは俺が出るべきものじゃないな

これはイッセーがやらないといけないことだ

「大切なら、守り抜け、何に代えても」

それだけ言い残し家を出る……

あいつがどう動くかは俺には分からないが……

もし動いたならその時は自由に暴れまわれるようにしておいてやらないとな

それが兄として出来る最大限の手助けだ



リアスからイッセーが教会に向かったことを聞いた

あいつは助けにいったか……さすがは俺の弟だ

堕天使に関しては下っ端が独断で動いているという情報を得てリアスに教えておいたので

今回は特にお咎めはないようだ、よかったなイッセー

まあ、イッセーが教会に行ったのを笑いながら話していたのでリアス達も間違いなく確信犯だろう

それはそうとイッセーを追って教会に向かう途中

イッセーを馬鹿にする堕天使が居たので問答無用で星に変えてやった

弟を馬鹿にする奴は誰であろうと許されない!!

それはこの世の真理だ!!!

まあ、そういった邪魔も入ったが俺達は無事に教会にたどり着いた

するとそこには覚醒した『赤龍帝の籠手』で女の堕天使を吹き飛ばすイッセーがいた

あの女が天野夕麻か?……いい気味だな、イッセーを傷つけた罰だ

堕天使も全員倒し一件落着かと思われたがイッセーは座り込んだまま泣いていた

アーシアを守れなかったらしい……

しかし、リアスがそんなイッセーに優しく近づき悪魔の駒を見せたことですぐに

涙は止まった……アーシアを悪魔に転生させるつもりか

アーシアが悪魔として生き返りイッセーと感動の再開を果たしている頃

塔城さんが何やら汚らしいカラスの死体のようなものを引きずってきた

……まだ生きていたのか、天野夕麻

しかも姫島さんが水をかけて無理やり起こすとイッセーに命乞いをしてきやがった……

リアスが滅ぼさなかったら俺が泣いて殺してくれとせがむまで殴ってやったところだ……

まあ、死んだ奴のことなどどうでもいい
今は傷だらけのイッセーとアーシアの介抱をしてやらないとな……
……本当によくがんばったな、イッセー


□月&日


リアスにアーシアを俺達の家に住ませてやれないかと頼まれた

理由を聞いてみると何でもアーシアには心を開ける存在

つまりイッセーが傍にいつもいた方が落ち着けるだろうと判断したかららしい

俺としてはアーシアを我が家に向かい入れるのは構わないんだが……

若い男女、イッセーとアーシアが間違いを犯さないかが心配だ

そうリアスに言うと俺も若い男性じゃないかと突っ込まれた

俺はイッセーの保護者だ!!つまりは父親のようなものだ!!

というか俺は弟の成長以外に興味はない!!!

そう言うと呆れられたが気にすることはないだろう

結局アーシアが家に住むことは承諾した



□月A日


アーシアの生活に必要な物を運び込んでいるとイッセーとリアスとアーシアが来た

イッセーに何をしているかと聞かれたので答えると驚かれた

当事者なのに知らせてなかったのかリアスは……

まあ、言わなかった俺も悪くはあるが

……それにしてもわざわざ来ておいて手伝いもしないのか?

イッセー……兄さんはお前をそんな薄情な人間に育てた覚えはないぞ?

そう言うと慌てて荷物を運び始めるイッセーに思わず笑いがこぼれる

キョトンとするイッセーに冗談だと言って

それよりもアーシアに家の案内をするように促す

アーシアは申し訳なさそうにしていたが気にするなと言ってイッセーについて行かせる

早く馴染んでくれるといいんだが……そしてリアス

なぜお前までイッセーの案内について行っているんだ?

まさか、お前まで家で暮らすなんて言い出さないだろうな?



□月B日


お兄ちゃん……ああ、なんて素晴らしい響きなのだろうか……!!

今日、アーシアに俺のことをどう呼べばいいのか尋ねられた時

俺達は家族みたいなものだから兄と呼んでいいと言った結果

この素晴らしい呼び名に決まった……今まで生きてきて良かった

出来ればイッセーにもお兄ちゃんと呼んで欲しかったのだが

恥ずかしいからと断られてしまった……無念だ

だが、イッセーから呼ばれる兄さんも最高の響きには変わりない!!

やはり弟は素晴らしい!!!



□月C日


アーシアが家に来てからもう少しで十日になる

イッセーと話し合って今度お祝いをすることにした

ケーキを予約しておかないとな…後、アーシアの好きな物も調べておかないと



□月D日


クラッカーを鳴らして二人でアーシアを出迎える

アーシアは最初は目を白黒させていたがイッセーがアーシアが家族になって十日記念!!

と言うと、見ているとこっちまで嬉しくなるような飛び切りの笑顔を見せてくれた

料理とケーキも気に入ってくれたようで何よりだ

それと、写真もかなり撮った、今度アーシア用のアルバムも買わないとな

それからアーシア、これからも俺達の家族としてよろしくな
 
 

 
後書き
主人公にシスコン追加。 
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