地獄の道は花柄で舗装されている。えげつない鬼の一族である破門道オルガンの介が亡者の骨を貪っていると地獄の窯が開いた。「ノーベルフライト♪ノーベルフライト♪Fu~!」
カラフルな落下傘を背負った飛行機服姿の男が地獄に落ちてきた。しかも頭に東京タワーが生えている。
「誰だよ。お前」
オルガンの介が飛行服姿の男を棍棒で殴った。こんな地獄に落ちてくる人間はろくな奴じゃねえ。オルガンの介は問答無用で叩きまくった。
「おお。痛いです。Fu~」
飛行服の男が泣いた。しかも「僕は何も悪い事をしてないです。フゥー」と泣きながら微笑んでいる。
「な、何だこいつ」
オルガンの介は男から放たれる謎のハッピーオーラに苦しんだ。
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