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副部隊長と戦技教導官の色ボケな日々

作者:hyuki
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<1:憂鬱な日々編>
  第98.5話:同棲初夜

満面の笑みを浮かべて頷いたなのはが、俺の顔を見上げていた。

(キス・・・したいな)

俺がなのはの顎に手を添えると、なのはの笑顔の質が少し変わる。
無邪気な笑顔から、妖艶な笑みへと。
俺が少し腰をかがめてなのはに顔を寄せると、なのはの方も少し背伸びをして
俺に向かって唇を突き出してくる。

「ん・・・」

唇を合わせた瞬間、なのはが小さく声を上げた。
俺はなのはの腰に腕をまわして抱き寄せる。
なのはの下唇を吸い上げるようにねぶり、俺は一旦なのはから顔を離す。
チュポンという音とともに目を開けると、潤んだ瞳で俺を見上げるなのはと
目が合った。

「好きだ」

俺はそれだけ言うと、再びなのはに顔を寄せる。
今度はなのはの口内に舌を差し入れ、お互いの舌を絡み合わせる。
俺は薄く眼を開け、なのはの肩越しにベッドの位置を確認すると、
一心不乱に舌を突き出してくるなのはの身体を押して一歩前にでる。

「ちょっ・・・んっ!」

背伸びをしていたなのはがバランスを崩しかけ、俺から顔を離して抗議の声を
上げようとするが、俺はなのはの身体を抱き上げるようにして再び
2人の距離をゼロにする。

そうしてなのはを少しずつベッドの際へと追いやっていき、最後になのはを
ベッドの上に押し倒した。
ベッドに手をついてなのはとの距離を開けると、なのはと目があった。

「したいの?」

「嫌か?」

「イヤ・・・じゃないよ」

笑ってなのはが答えた瞬間、俺はなのはの首筋に吸いついた。

「んっ・・・」

首筋に舌を這わせながら、なのはの服を捲り上げブラの下に指を滑り込ませる。
なのはの乳房がプルンと震えながら姿を現す。
その柔らかい感触を味わうように揉みしだくと、なのはが少しだけ身体を震わせる。

「ゲオルグくんって、おっぱい好きだよね」

「なのはのおっぱいが魅力的すぎるからだよ」

「・・・ばか」

なのはは顔を赤くしながら小さくそう言うと、俺の首に腕をまわしてキスをせがむ。
俺はなのはともう一度唇を合わせた。
同時に俺はなのはの乳首を軽くつまんだ。

「あんっ!」

少し刺激が強すぎたのか、なのはがベッドに倒れ込む。
乳首への攻撃を続けると、なのはは腰を浮かせて時折身体をビクっと震わせた。

「あっ・・・やん・・・にゃっ!」

すぐになのはの乳首は硬く立ち上がる。
俺は硬くなった乳首を舌で回すように舐め、次に吸い上げる。
最初は囁くような大きさだったなのはの喘ぎ声はだんだん大きくなっていった。

(なのはって・・・敏感だよなぁ)

俺はなのはの胸に顔をうずめながら、下半身へと手を伸ばす。
スカートを捲り上げ、太股を撫で上げていく。

「やっ・・・げおるぐ・・・くんっ! あっ・・・あんっ!」

俺の指はなのはの秘所に触れる。すでに下着まで濡れていた。
下着の中に指を滑り込ませると、割れ目に沿って指を動かす。

「ふぅっ・・・ん・・・んっ・・・、あっ・・・んっ・・・」

なのはは目を閉じて自分を襲う快感の波に耐えているように見えた。
俺はなのはの耳に口を寄せる。

「下、脱がすぞ」

「うん・・・」

なのはが俺の方に顔を向け、小さく頷く。
俺は一旦なのはから身を離してなのはの両足の間に座る。

「ちょっと腰浮かしてくれ」

俺がなのはの下着に手をかけてそう言うと、なのはは頷いて腰を浮かす。
タイミングを合わせて下着をなのはの腰から引き下ろすと、秘所が露わになる。
割れ目は少し開いていて、奥からあふれてくるもので濡れていた。
なのはの呼吸に合わせて、時折割れ目がヒクつき俺を誘っているように見えた。

俺は2本の指で割れ目を押し開く。
きれいなサーモンピンクをしたそこに引き寄せられるように俺は顔を近づけた。
そして、下から上にむかって舌で舐め上げる。

「ひうっ・・・んっ・・・にゃっ!」

今までよりも一際高い喘ぎ声とともに、なのはの腰が少し跳ね上がる。

(ああ・・・もう我慢できん・・・)

俺はなのはの秘所から顔を離すと、はいていたパンツを脱ぎすてる。
俺のモノはすでに痛いくらいに硬くなっていた。
なのはの割れ目に俺のモノを押しあて、腰を押しだした。
にゅるっと俺のモノがなのはの中に飲み込まれる。

「んあっ・・・あぁああああんっ!」

なのはの中が俺のモノを奥へと誘うように締め付ける。

「軽くイッただろ?」

「・・・だって、気持ちいいんだもん」

なのはは小さくそう言うと、真っ赤に染めた頬を膨らませる。

(ああ、もう!)

俺はなのはに覆いかぶさるようにしてなのはにキスをする。

「ふえっ!? どうしたのっ・・・んっ・・・」

なのはが何かを言おうとしていたが、問答無用で口をふさぐ。
同時に俺はゆっくりと腰を動かし始めた。

「んんっ! ぷあっ・・・ダメっ! 今はだめぇっ・・・あんっ!」

なのはが俺から顔を離して、抗議の声を上げる。

「ああんっ・・・ふぁっ・・・感じ・・・すぎちゃうっ・・・よぉっ!」

少しずつ腰の動きを早くしていくと、なのはの表情に余裕がなくなってくる。
なのはの膣内はうねうねとうごめき、俺のモノをなのはの奥へ奥へと
誘うように締め付ける。

(やべっ・・・俺も長くは保たないかも・・・)

俺は下半身を襲う快感に任せて強く腰を打ち付け始めた。
とたんに、なのはは苦しげに喘ぎ始める。

「はんっ! やあっ・・・あんっ、あんっ! げおるぐ・・・くぅん!
 く、くるしぃよぅっ!」

「なのはっ・・・俺っ・・・」

なのはは俺の背中に手を回すと、強くしがみついてくる。

「にゃあぁぁっ、あんっ、あ、あ、あぁっ! んぁっ!」

さらになのはの喘ぎ声が大きくなり、俺を抱きしめる力も強くなる。

「だめぇっ、もう・・・きちゃうっ・・・のぉっ!」

なのはの締め付けがさらに強くなり、俺も限界が間近に迫ってきていた。

「なのはぁっ、俺も、もうっ!」

「いいよっ、中にきてぇっ!」

(くぅっ・・・なのはめ!)

なのはが俺の腰に足をからめてくる。
俺は腰を振るペースをさらに上げた。

「あ、あ、あ、あ、んぅうっ! やっ・・・あぁあああんっ!」

なのはの喘ぎ声がさらに切迫感を増してきた。
なのはは気づいているのいないのか、自分でも腰を振り始める。

「だめぇっ、イっちゃうぅっ! げおるぐくぅんっ!
 あっんっ・・・やんっっ! んぅううんっ! あぁあああああああああっっっ!」
 
なのはは一際大きな嬌声を上げて絶頂を迎える。
ビクっと何度も身体を震わせ、俺のモノを強く締め付ける。

「くぅっ、でるっ!」

次の瞬間、俺はなのはの中に精を放った。
なのはの膣内の動きに合わせるようにビクビクと俺のモノがふるえる。
なのはは俺のモノの動きにシンクロして小さく喘いでいた。
やがて俺の射精が終わり、俺は小刻みにけいれんしているなのはの隣に倒れ込んだ。
その拍子に力を失った俺のモノがなのはの中から抜け落ちる。

「ふぁっ!」

なのはにとってはその程度の刺激も大きく感じられたようで、
小さく腰をはね上げた。
少しすると、なのはの絶頂も落ち着いたのか、ベッドに沈み込むように
寝転がって肩で息をし始める。
俺もなのはも汗だくになっていた。

しばらくは俺もなのはも無言で、荒い息をしながらベッドに横たわっていたが、
やがて息が落ち着いてくると、どちらともなくお互いの唇を合わせた。

「んんっ・・・」

抱き合って唇を合わせるだけのキス。
今の俺達にとってはそれで十分だった。
抱き合ったまま顔を離すと、なのはが突然小さな声を上げて笑い始めた。

「ふふっ・・・」

「なんだよ?」

「ん? なんでもないよ。ただね・・・」

「ただ?」

「幸せだなって。そう思ったの」

なのはは一瞬真剣な表情になってそう言うと、再びニコッと笑う。
俺はなのはを抱き寄せて、その耳に口を寄せた。

「ずるいぞ、そんなセリフ」

「えへへっ・・・、言ったもん勝ちだもんね」

なのははそう言ってぺろっと舌を出した。

(ああもう、何でコイツはこんなにカワイイんだよ!)

「そんなにカワイイことばっか言ってると、また襲うぞ」

俺が脅すように低い声でそう言うと、なのはは顎に指を当てて首を傾げる。

「えっ? んー、別にいいよ」

「はぁ? 何言ってんだよ、バカ。 明日も仕事なんだから早く寝ろよ」

俺はそう言ってなのはの額を小突いた。

「いったーい」

「お前が悪い」

「ぶぅ・・・」

なのはは頬を膨らませて睨むように俺を見る。
しばらくの間見つめ合っていると、俺もなのはも噴き出してしまった。
ひとしきり笑ったところで、俺はなのはから身を離す。
なのはの下半身にちらりと目をやると、両足の付け根に垂れた白濁が目に入った。

「また中に出しちゃったな」

「そだね・・・、赤ちゃんできちゃうかも」

「悪い・・・」

俺がそう言うと、なのはは俺の頭をやわやわとなでた。
なのはの方に目を向けると、その顔には優しい笑顔が浮かんでいた。

「ゲオルグくんは悪くないよ。 ゲオルグくんとの子供だったら私は嬉しいもん」

「でもまだ結婚もしてないし、なのはだってまだ飛びたいだろ?」

「結婚はじきにするじゃない。ヴィヴィオにきょうだいが居たほうが
 いいかなとも思うし。それに、飛ぶのは子供を産んだ後でもできると思うの」

「でも・・・」

しばらくは産休もとらないと・・・と言おうとした俺の口になのはが指をあてる。

「そんなことは今から気にしなくていいの!」

なのはは笑ってそう言うと、ベッドから身体を起こした。

「さて、と。じゃあ私は行くね。いい加減もう寝ないと起きられないし」

そう言ってベッドから立ち上がろうとしたとたん、
ペタンと床に座り込んでしまう。

「なのは!」

俺は慌てて飛び起きると、なのはの側に座り込む。

「大丈夫か!? どこか痛いのか!?」

なのはの肩を握り尋ねるのだが、なのははバツが悪そうに苦笑していた。

「なんか、腰がぬけちゃって・・・」

「はぁ?」

俺は全身から力が抜けていくのを感じた。

「心配したじゃねえか、ったく」

「ごめんごめん」

なのははウィンクしながら両手を合わせていた。

「立てそうか?」

「無理っぽいかな」

「わかった」

俺はなのはに向かって頷くと、なのはの背中と両膝を支えて抱き上げる。
いわゆるお姫様だっこというやつだ。

「ちょっ、ゲオルグくん!?」

「いいから」

俺は頬を赤く染めたなのはを抱き上げたまま、リビングを通って
なのはとヴィヴィオの寝室へと歩いて行く。
寝室に入り少し大きめのベッドのそばまでくると、寝息を立てる
ヴィヴィオの姿が目に入る。
俺はその隣になのはを横たえた。

「ありがと、ゲオルグくん」

「どういたしまして」

なのはと俺は小声でそう言うと、お互いに笑い合った。

「おやすみなさい」

「おやすみ」

俺は最後になのはの額にキスを落とすと、寝室を出て自室に戻った。
そして、なのはのぬくもりと匂いが残るベッドで眠りにつくのだった。





翌朝。
俺は身体を揺すられる感覚で目を覚ました。
目を開けると、俺の部屋には日が差し込みまぶしさで目を細めた。

「やっと起きた。 早くしないと遅れるよ」

近くでなのはの声が聞こえる。
声のした方に目を向けると、ニコッと笑うなのはの顔があった。

「悪い・・・起こしてくれてありがとな」

「そんなのいいよ。 ゲオルグくんが遅れると私も遅れちゃうし」

「なるほどね」

俺はなのはの言葉に苦笑すると、グッと伸びをしてから身体を起こした。
立ち上がって首を左右に何度か曲げると、ゴキっと音が鳴る。

「飯は?」

「できてるよ。 ヴィヴィオも待ってるし行こ」

俺はなのはに向かって頷くと、ダイニングルームに足を向ける。
そのとき、右腕をひかれる感触がした。
振り返ると、なのはがわずかに頬を膨らませていた。

「なんだよ?」

「ゲオルグくんさぁ、なにか忘れてると思わない?」

「はぁ?」

なのはの言っている意味が判らず、俺は首をひねった。
しばらく考えても何も思いつかず考え込んでいると、
目の前のなのはの表情がだんだん不機嫌になっていく。

「もうっ!」

そう叫んだなのはが俺に向かって飛び込んでくる。
そして、俺の首に腕をまわして俺にキスをしてきた。

「んっ・・・」

1分ほどたって、ゆっくりと俺から身を離したなのはが俺を見上げる。

「朝の挨拶は大事だとおもうの」

なのはの言葉にハッとさせられた。
俺はなのはを抱き寄せその額にキスを落とす。

「おはよう、なのは」

「おはよ、ゲオルグくん」

なのははニコッと笑っていた。

 
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