つぶやき

彩月エリー/Saizuki.Ellie
 
ご相談
”重要な(?)お知らせとご相談”に書いているものの一部を抜き出したものです。
意味が解らない方は、そちらを先に見てください。
内容的には、実は最近大変頭を悩ませていることがありまして、『このままSAOの小説を続けられるのかな?』とさえ思ってしまうほどなのでこういったものを書かせて頂きました。


ただ、大多数の方が、『…そんなことも解らねぇの?』と呆れたり、人によっては苛立つ可能性が大いにあります。
ですから、たとえ私がどんなに間抜けなことを言っていても、笑ってスルー出来る自信がある方のみこの先を見てください。



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ありがとうございます。
それでは、本題に入らせて頂きます。

この作品の最初(必読にあたります)で、私自身がアクションゲームが苦手ということを言いましたよね。
これはどれ程レベルかと言いますと、マ○オの1-3で詰んで進めなくなってしまうくらいです。ですから、今までモンスターやら剣やら魔法やらが出てくるゲームはとことん避け、牧場○語やら、どうぶ○の森だとかそういったゲームばかりやっておりました。
ですから、オンラインゲームやそういった類の常識というものは全く知りません。

特にSAOを最初に読んだ時なんかが最悪で、
『…HPって何?』
という所からスタートしました。
その後もわけがわからない単語のオンパレードでしたね。
ギルド、GM、デュエル、クエスト…。
“パーティ”なんかは、初めはみんなでどんちゃん騒ぎをする方のパーティを思い浮かべていましたし。

ですが、素晴らしきインターネット様のお力をお借りして、まだまだ話数こそ多くないですが、なんとかここまでやってこられました。
ただ、さすがにもうそろそろ誤魔化していくのが限界、といいますか…。
実は、今まで投稿してきた中で、確実に意味を理解しているものしかほとんど使っていません。
…“ほとんど”、というのは、もうその単語を使わないと話が進まない状態にまでなってしまったからです。正直、使い方があっているのかとかなり不安です。
ですから、ここでご相談、というかお願いしたいことはただ一つ。
違いが解っていないものや、ゲームをやっている人ならば常識だという単語を教えてほしいのです。また、今まで投稿してきたなかで不自然に感じた所もあれば。

しかし、こんなことを読者の方に聞いていいとは思っておりません。ですが、私にとって、これが最終手段なのです。
…夏休みの期間に2か月ほど更新をしていなかった時期がありましたよね。あれ、確かに一から第7話を書き直したせいもあるのですが、実はMMOゲームというものに初めて手を出してみていたんです。
ですが、結果をしては『落ちる=ログアウトする』なんだという収穫しかありませんでした。
もちろん、某知恵袋に相談するということも考えました。しかし、ああいう質問サイトを私はあまり信用しておりませんし、良い思い出もなければ悩みが解決したこともありません。
ですから、SAOを読んでいるみなさんなら確実かつ信頼できるものが聞けるのではと思った次第です。




まず、意味がよく解っていない単語を並べさせていただきますと、
・ダンジョンと迷宮区の違い
・タゲとヘイト値の関係

さらに、HPバーとHPゲージは言い方が違うだけだと解釈しておりますが、実際使うのならばどちらを使っているのかということ

また、SAOのように戦闘画面に入らないゲームの場合、どの状態をエンカウントしたというのか(ポップはただモンスターがただ湧いただけですよね。だとするならば、モンスターの攻撃射程内入ってしまうとなのか、モンスターの視界に入ってしまうとなのか…)
そして、先制攻撃というのは、モンスターにエンカウントされていない状態で攻撃したことを言うのか、それともただ単純にモンスターよりも先に攻撃したことを言うのか。



ダンジョンと迷宮区について。
一見これはどうでもいいように思われてしまうかもしれませんが、確かSAOでは、メッセージなどは(特別な場所を除いた)ダンジョン内やフィールドでは使えて、迷宮区では使えない、だったはずですよね。ですからハッキリとさせておきたいのですが…。
ダンジョンというのは、≪心の温度≫でリズとキリトが行ったような雪山を指すのでしょうか。…しかし、そうするとフィールドとの違いがよく解らなくなってしまいまって、何かしらのイベントが起こる場所をダンジョンと呼んでいるのでしょうか。(雪山だってフィールドじゃん!という考えです…)



タゲとヘイト値。
これについては、タゲ→ターゲット(?)から、ヘイト値(これがよく解っていない)が一番高くなった人がモンスターに必要に攻撃される、ということなのでしょうか…?
では、単純に、ターゲットにされていないプレイヤーがヘイト値を高めればタゲというものは移動するのでしょうか?
また、確か≪咆哮≫だとかいうスキルもあったような気がします。
これは、このスキルを使った人が強制的にターゲットにされるということでしょうか。…これを使うメリットもよく解らないのですが…。



…とりあえず、これくらいです。
もしかしたら、疑問に思う前に知らないゲーム用語があるかもしれませんが。
もし、ゲームを題材にした小説を書くにあたって知っていた方が良い用語がありましたら教えてください。(意味はこちらで調べますので…)


ただ、私は本当にゲーム(特にアクションやRPG系)のことを全くではありませんが解っておりません(解っている自信もありません)。
そのことを考慮して教えて頂けると大変嬉しいです。
お手数かけますが、よろしくお願い致します。


 
彩月エリー/Saizuki.Ellie
 
KT@ヘタレの人さんへ
KT@ヘタレの人さんへ

返信遅れてしまい、大変申し訳ありません。
丁寧な回答ありがとうございます!
また、SAOキャラを使った解説、とても解りやすかったです。


とりあえず、今は教えてくださったことを参考に頭の中を整理しています。
また何かあればよろしくお願いいたします!

そして、私の作品について何か気づいたことがあれば遠慮なく仰ってくださいね。
私としては、その方が嬉しいので^^


これからも、よろしくお願いいたします!


 
KT@ヘタレの人
 
とりあえず簡素に
 Ellieさん、はじめまして。作品、楽しませていただいています。
 どれくらい参考になるかわかりませんが、また少々長文になりますが。

 ゲーム、特にアクションRPG系に馴染みのない方にとってはMMORPGはなかなか難しいゲームだと思います。攻略サイトや説明ページなども、初心者の方に優しい作りになっているとはお世辞にも言いにくいですしね。挙げられていた質問に、私なりのですがお答えを……。


●ダンジョンと迷宮区の違い

 まず、『迷宮区』というものは、SAOでの特有の言葉です。イメージとしてはダンジョンの中の一つであり、「次の階層に行くためのボスがいるダンジョン」という認識でいいのではないでしょうか。

 そして、ダンジョン。一般化して言えば、ゲームによってその定義はまちまちです。一番わかりやすいのは、BGMでしょうか。基本的にゲームではフィールドとダンジョンでは音楽が変わることが多いです。プレイヤーはその変化で「ああ、ダンジョンに入ったんだな」と認識する感じですね。また、建物の中に入ればそこはダンジョン扱い、みたいなゲームもあります。
 しかしSAOには見たところBGMなるものは街くらいしかなく、雪山ダンジョンといったような開放型の地形でのダンジョンもあるようなので、別の要素があるのでしょう。Ellieさんがおっしゃっているように、第二巻、『心の温度』にて記述があります。メッセージを送ろうとするリズに対して、「ここダンジョン扱いじゃないか?」のキリトさんの言葉ですね。
 この言葉から想像できるのは、「ダンジョン内なのかどうか、メッセが送れるかどうかなどの手段を用いないと確認できない」のではないでしょうか。キリトさんの口ぶりでは「知らぬ間にダンジョンに入っているということが十分ありうる」ように自分には思えます。

 結論。GMが「ここからダンジョン」ってゲームシステム的に決めたとこからダンジョン(オイ。
 ……ひどい結論ですが、これが一番近いのではないかな、と自分は思っています。少なくともSAO原作の中では明確な定義は示されていないので、Ellieさんの思う様に決めていいのではないでしょうか。


●HPバーとHPゲージについて

 同じです。


●エンカウントについて

 この言葉は、そんなに明確な定義があるかどうかは微妙ですね。
 イメージでいうのであれば、「こちらが敵を見かけた」ら「エンカウントした」と言っていいのではないでしょうか。プレイヤーはこうして「エンカウントした」後に『戦闘に入る』或いは『逃走する、または隠れる』ということが選択できます。『逃走か隠れる』を選択した場合は、「敵にエンカウントしたが、隠れてやり過ごした」と言えます。
 戦うことを選択した場合、「相手がこちらに気づいているかどうか」が問題になります。「相手がまだこちらに気づいていない」場合、それが「先制攻撃をとった(=不意打ちにて効果的な一撃を加えることができた)」と言えるんじゃないかな、と思います。

 なおこれらは「相手がこちらに気づいていない」前提です。相手が隠れていて突然襲い掛かってきた、あるいはゲームによっては「いきなり横にモンスターがポップした」場合は相手はこちらを認識しているのですから、「先制攻撃」は奪われるでしょう。……これもエンカウントの一つの形だと言えると思います。


●タゲとヘイト値について

 おそらく一番肝になると思います。MMORPGにおける「チームプレイ」の要に当たる部分です。文章で伝えるのは分かりにくいかもしれませんが……。

 まずは『ヘイト値』から説明しましょう。
 漢字で書けば『憎悪値』と書かれることが多いですね。説明としては「モンスターがそのキャラクターをどれだけ憎悪、あるいは警戒しているか」という値です。この値が高いほど「自分にとってそのプレイヤーが驚異だ」とモンスターが感じていることになります。そしてこれが一番高くなったキャラクターがモンスターの攻撃を受けることになります。これをプレイヤー視点で言えば、攻撃をうけたキャラクターが「モンスターのタゲ(=ターゲット)をとった」ということになるのです。

 では、これによるチームプレイについてです。
 分かりやすい(かどうか微妙ですが……)ように、SAOキャラを使いましょう。

 基本的にゲームの成長の仕方でキャラのステータスはバラバラになり、「全ての能力に秀でたキャラクター」というのは作れないようになっています(勿論チートやべらぼうなレベル差があればその限りではないでしょうが……)。

 たとえばヒースクリフさんはその盾と鎧で防御力に。
 キリトさんは背中の長剣で一撃の攻撃力に。
 アスナさんはレイピアでスキルを使った連続攻撃に、といった具合です。

 このメンバーでチームを組んだ場合、では「誰が攻撃を受けるのが一番効率がいいか」という話になります。応えはもちろん、言うまでもなく防御力に長けたヒースクリフさんでしょう。そのため、ヒースクリフさんはパーティープレイにおいて、真っ先に敵の前に立って攻撃、あるいは《咆哮》などの『タウント(漢字では『挑発』と書くことが多いです)』のスキルをつかって『ヘイト』を煽り(=高めて)、攻撃が自分に来るように仕向けます。

 するとモンスターは、ヒースクリフさんに向かって攻撃を繰り出していきます。もちろんただ殴られるわけではないので、ヒースクリフさんは盾や鎧で防御をする。そしてモンスターの注意が彼に惹きつけられている間に、キリト君やアスナさんが攻撃を加えるわけです。

 この構成でのパーティー内での役割分担にも、名前があります。
 ヒースクリフさんが、『タンク』。感じでは「壁戦士」。読んで字の如く壁となって攻撃を受け止める役です。原作ではエギルさんが「壁のエギル」と紹介されていたのはこれを略しての言葉ですね。
 キリトさんやアスナさんが『ダメージディーラー』。ダメージを与える主戦力です。

 タンクのほうはだいたいどのゲームでもタンクと呼ばれますが、ダメージディーラーはいろいろな呼び方がゲームごとにあります。SAOは魔法も飛び道具もないのでこのあたりひどく簡略化されていますが、魔法攻撃を得意とする「メイジ」だったり飛び道具は「ハンター」だったり……など。まあ、どのゲームでも「ダメージディーラー」って言ったら「ああ、攻撃役なんだな」とは思ってもらえるかと。

 さて、続きです。
 ダメージを与えると、敵の『ヘイト』は変化します。モンスターは、防御一辺倒のヒースクリフさんよりも、多大なダメージを与えてくるキリト・アスナのほうにより強い脅威を感じるわけですね。そこでもしヒースクリフさんが稼いだ『ヘイト』をほかの二人が稼いだ『ヘイト』の値が超えてしまえば、モンスターは標的を変更する(=タゲが変わる)わけです。

 これではチームプレイが崩壊してしまいます。なので、ヒースクリフさんは防御しつつ《咆哮》などを行い、『ヘイト』を稼いで、自分以外が攻撃を受けないようにするのです。SAOではそこまで顕著ではありませんが、ゲームによってはタンクとダメージディーラーの防御力に圧倒的な差があり、タンクは喰らってもHPが一割減るくらいだけどダメージディーラーが喰らえば即死、みたいなのもあったりします。なので《咆哮》などはタンクにとって不可欠なスキルなのですね。

 さらに戦闘が続いたとしましょう。
 すると今度は敵の攻撃を一身に引き受けるヒースクリフさんのHPが危険になってきてしまいます。彼を助けるためには、「攻撃を受ける役目を交代する」必要があるのですね。この時に備えてパーティーではヘイトを管理……「誰がどのくらいヘイトを稼いでいるか」をある程度計算しておいて、危険になる前に『スイッチ(=交代)』するのです。

 例としては、アスナさんが一発ぶちこんで敵が怯んだ一瞬に、ヒースクリフさんがバックステップで後退。その隙にキリトさんが特大の攻撃を叩き込んで『ヘイト』を一気に稼いで、相手の『タゲをとる』わけです。こうするとモンスターの攻撃はキリトさんに向かい、この間にヒースクリフさんは休憩、HPを回復できるわけですね。

 ちなみに余談ですが、ヒースクリフさんのように盾や鎧、豊富なHPで攻撃を受ける役である『タンク』に似た役目として、キリトさんのようにその抜群の戦闘センスで攻撃をかわしたり弾いたりして『タンク』の仕事を果たす人を『回避盾』と呼んだりもします。こちらは回避が失敗すれば致命傷になるため非常にリスキーな役目になりますが、普通のタンクでは受けきれないような攻撃力の敵に対しては有効だったりしますね。


 ざっと書いてこの分量……申し訳ありません。自分はこういった「この言葉って何?」とか「このシステムってどうなの?」っていうのが好きで、自分も悩んだときに皆に助けていただいたことがあるので、ついつい筆が乗って書いてしまいました。長文、失礼しました。