つぶやき

KT@ヘタレの人
 
原作の裏舞台の物語
 さて、忘れたころにKTです。ヘタレです。

 いつもはつらつらと200文字書いてから本題に入るのですが、今回は早速で。拙作、「ソードアート・オンライン ~無刀の冒険者~」更新いたしまして、先日よりマザーズロザリオ編へと突入いたしました。多分あと一週間くらいで完結できるかと。そして、それに関しまして少々ご注意を。

 自分はこの二次創作において「原作を横に置いて読める物語」を標榜して書いております。裏を返せば、「原作に書いてある場面は基本的に全部カット」で書いているのです。SAO編、ALO編くらいはそれでも原作をしっかり読んでなくても読める程度だったかもしれませんが、今回マザーズロザリオ編に関してはおそらく原作未読の方にはわけの分からない展開になると思われます。なるべく原作を読んでから、できれば原作を手元に置いて読んでいただければ幸いです。

 自分は、二次創作というものは十人十色、千差万別の書き方があると思います。だから「原作も読んでない人が~」とか「これだからアニメだけの人は~」とか言うつもりは一切ありません。なのでこの『無刀』に関しても、「これは原作読んだ人限定!」などと主張するのはわがままかもしれません。しかしそれでも自分はこの作風を改めるつもりは……少なくとも『無刀』においては……無く、そしてせっかく書いたものを読んでいただくのであれば一番楽しめる方法で読んでいただきたいとも思いますので。

 SAOはアニメ化もされた、少なくとも多くの人の目に触れた作品だと思います。こういった作品になってくると、やはり読者や作者の皆さまの情報量の格差が目立つようになりますね。原作の裏舞台、まったく矛盾なしを目標に二次創作する以上、自分もかなり原作を読み込んだものですが、それでも文庫になる前のネットでの投稿分や公式同人なるものでの設定を指摘されたりで泡をくったりしたこともありました。果ては「SAOに弓はない」って言われて一生懸命書き直したのに、ゲームではあっさりと弓が追加されてる始末……ちょっと泣きました。

 ……話がそれましたね、二次創作です。一個人の意見ですが、自分は二次創作に必要なものは「原作への敬意」こそが最大であり、極論それが唯一だと思います。アンチやヘイト、性格改変などといった分野ももちろん二次創作にはありますが、それでもそれは「原作への敬意のある改変」であるべきでしょう。願わくば、『無刀』も、「原作をより楽しめるような作品」になれればうれしいですね。