つぶやき

KT@ヘタレの人
 
記号としての挿絵の効果

 お久しぶりです、KTです。唐突な音信不通に定評がある自分ですが、さすがに何の連絡もなく失踪はまずかったかなーと思って内心ガクブルでございます。まあ、自分のような木端者の作品を気にかけている方がいらっしゃれば、でございますが。今日からはまた日刊くらいはできればいいですね。

 さて、つまらない宣伝はこのくらいで。

 今回は、「記号としての挿絵」ということについてちょっと語ろうかと。
 お暇な方は読んでいただければ嬉しいですね。



 この暁様では、挿絵機能が実装されていますね。自分もいくつかの挿絵付きの作品を読んでいるのですが、皆さん上手で驚きます。自分は絵に関しては完全な門外漢なもので書くのはおろかどう手を付けていいものかすら分からない人間であり、褒めるのも「うおーすげー」しか言えないという語彙の貧弱さです。なかなかこの「挿絵を入れられる」という機能があるサイトは少ないようですので、この機能を使う人ももっと増えるといいですね。

 しかし今回はそれが本筋ではなく、わざわざ「記号としての」というものを入れてみました。
 つまりは、「かわいい」「かっこいい」「きれい」ではなく、「このキャラにはこういった特徴がある」ということを示すための挿絵、ということです。分かりやすく言うのであれば、影絵やデフォルメ絵などといった感じでしょうか。ウチの子で言うならシドさんの「長い手足」があてはまるところでしょうか。


 こんなことを考えるようになったのは先日読んだAA小説、「や○夫の魔王の道」の影響ですね。非常に面白かったです。PCの前からしばらく動けなくなって、自分のことがおろそかになるくらいには(笑)。

 AA……アスキーアートというものも、この「記号としての挿絵」の最たるものですね。実際にそのキャラとは違うのかもしれませんがそれによって「ああ、こんな感じの奴なんだな」という印象が得られる。ううむ、文章しか書けない自分にはうらやましい技術ですね。そしてその絵の種類によって、豊かな感情が見られる。これもおいしい。

 上で紹介した作品、「○る夫の魔王の道」様は、絵と文とのバランスが非常にいい作品だと思います。地の分がないという作品ですが、その分一つ一つのセリフの重み、そして一枚のAAによる表情がその一シーンを絶妙に再現しています。
 まあこの作品はそれだけでなく、設定や世界観、そしてストーリー解説などがとてもよく練られている作品ですので、「いいものを書きたい!」という思いの強い方は読んでみて損はない物語かなー、とは思います。キャラクターの描き方、ストーリーの考え方、「主人公」とは何か、など自分はとても勉強になりました。もうアニメ化までされてしまった名作「まお○う」と同じ、「出てくるキャラ全員が魅力的」という素晴らしさのある作品ですね。やはり脇役好きにはたまらない作品です。

 さてさて、長くなりましたが。挿絵を描く方、あるいは「ここに挿絵があればなー」といったことをついつい考えてしまう(自分のような(笑)方。絵でその「描きたいこと」がちゃんとできているか、そして絵ができなければ「それをいかに文章で表すか」。一歩考えると、読者の皆さんと同じ絵が共有できる……かも、しれませんね。自分も少しでも皆さんに自分の思い描く作品の絵を伝えていけたらいいなあ、と思いつつ、今日もがんばりますね。長文、失礼いたしました。