つぶやき

海戦型
 
ユアブラ勝手に妄想
 北アメリカ大陸勢力図。

 ラバルナ帝国という国に比較的早い段階で喧嘩を売り、そして早い段階で属国化されたU.S.という国は、一部の先住民族を除いて神秘というものが薄い国だった。それが理由かどうかは分からないが、ラバルナ帝国滅亡後の彼の国は混迷を極めた。
 なにせユーラシア大陸では加速度的に発展していく魔鉄に関するノウハウが、海を隔てたU.S.には来にくいのだ。四苦八苦して何とか魔鉄文明をモノにした頃には、超国家たちとの戦力差は絶大なものとなっていた。既に状況は、海の向こうに対抗するため新たな超国家を構成するにあたって誰が音頭を取るかという話になっていた。
 当然U.S.は主導権を握ろうとした訳だが、そもそもU.S.それ自体が小さな国家の集合体とでもいうべき国だし、魔鉄文明によってこれまで政治で隅に追いやられていた先住民が大きな勢力を構築したりと、国内ですらパワーバランスが崩壊し始めていた。

 最終的には、後に「アメリカを終わらせた男」と呼ばれるジェラルド・サーガ・アームストロングを頂点とした「|G.R.U.《グレイト・リパブリック・ユニオン》」、通称リユニオンという大国家を形成することによって、U.S.という国の絶対性は失われてしまった。
 U.S.国民には少数ながらこれを受け入れられない層もいたが、生粋のアメリカ人であったジェラルドの圧倒的なカリスマなくして国民の失望を「少数」に抑えることは出来なかっただろう。ジェラルドは最高位の製鉄師であり、政治家としてもその手腕を振るい、全国家の一定の歩み寄りと共同体としての主権の明確化など、多くの役割を果たした。
 以降、北アメリカ大陸は主義主張、人種などの関係で再構築され、現在は海外の動向に目を光らせつつひそかに力を蓄え続けている。


 元が多様性を是とする国家であったため、その所属国家は他の超大国からは「こんなに細分化されて何故国が回るのだ」と思われるほど国家数が膨れ上がっている。中には超国家内でさえ「え?どこそれ?」と言われる国家もあるほどである。

 軍事力に関しては練度不足による能力のバラつきが目立つものの、ネイティブアメリカンの精鋭部隊や独自の魔鉄に対するアプローチで生まれた特殊部隊も存在し、製鉄師として異端的な戦力は対策が練りにくい。当人たちは全く気にしていないが、世界では「リユニオンの連中は空気が読めない」などと言われる事が多い。


 国家元首は存在するが、国家の代表にカリスマは求めても製鉄師としての力は求めないという従来型の民主主義政治か行われている。そのため選挙もあるし、一度元首になった人は次の選挙では元首になれないなど、今の世界情勢では珍しく国家元首が定期的に変わり続けている。

 国民性は、全体的に合理主義で自己主張が強めな人が多い。ただ、とにかく国が多いので同じ超国家内でも全然性質の違う人が山ほどいるので一概にそうとはいえない。敢えて他の特徴を語るならば、超国家でありながら民主主義を貫いている母国愛がとても強く、自分たちがこの超国家を成長させていくのだという自負があることだ。

 また、他の特徴として、多様性という名の細分化が進んだ影響で国内に政府も把握していない強力な製鉄師が多数存在していることが挙げられる。彼らは政府の思惑とは別に様々な思惑で治安維持活動を独自に行っており、俗にスーパーマインと呼ばれている。所謂ヒーローであり、マスクで顔を隠すのが習わしだ。


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 いや、出したいなーって思ったキャラがいまして、そいつがアメリカ人だったもので出すための下準備しようと思ったら超国家一つ作らないとどうしても話が進まなくなって……ごめんなさい。

 ジェラルドおじさんの能力はまだ考えてませんが、まぁメタルウルフカオスかメタルギアライジング的なノリでいいんじゃないでしょうか。